東京外国語大学の中村栞さん(大学院総合国際学研究科博士前期課程2年)と西野柊真さん(言語文化学部ロシア語3年)が、アルバイト先の公衆浴場において意識不明で倒れた男性にAEDや心肺蘇生など人命救助をしたとして、7月15日、三鷹消防署より感謝状を授与された。 中村さんは、「今回、非常にスムーズに救命ができたのは、日々の経験の積み重ねと協力してくださった周りの方々のおかげだと感じております。学部生のころ、医療のリレー講義中に隣の席の子が突然の発作で意識をなくすという場面に遭遇したときは、怖くて体が全く動きませんでした。その際に『近くにいる人が何もやらないのが一番ダメ』と先生がおっしゃったのをきっかけに、それからは積極的に救命を手伝ったり、講習を受けたりするようになりました。今後も常にアンテナを張り、自分にできることはないかを考えて行動しようと思います」と話した。