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鳥は会話ができるのか 動物の使う単語、世界で初めて証明した38歳 | 毎日新聞
動物が単語や文章を使って会話をしている――。ファンタジーなどで描かれてきたことが実際の自然界で起き... 動物が単語や文章を使って会話をしている――。ファンタジーなどで描かれてきたことが実際の自然界で起きていると、世界で初めて証明した若手研究者が京都大にいる。長野・軽井沢の森へ通うこと15年以上。「鳥の言葉が分かる男」の挑戦を追った。 避暑地として知られる長野県軽井沢町。自然豊かな森の中が、京都大白眉(はくび)センターの鈴木俊貴・特定助教(38)の「実験室」だ。対象は体長15センチほどの小鳥「シジュウカラ」。森林だけではなく、市街地の公園や庭でも生息している。 シジュウカラに注目したのは、東邦大理学部2年のころ。卒業研究のテーマを探すため、軽井沢の大学の山荘に籠もっていた時だった。群れの1羽が突如「ヒーヒー」と特徴的な鳴き声を出し、群れが一斉に飛び立った。直後、上空に天敵のタカがきたが、群れは逃げ切れた。これを見て「鳴き声を使い分けている」と確信し、実験を始めた。だが証明は難しく、以来16年間
2022/03/26 リンク