ネアンデルタール人の遺伝子を保有した4万5000年前の現生人類の遺骨が発掘されたブルガリアのバチョ・キロ洞窟。当時の生活像を再現した彫刻品が展示されている=ウィキペディア//ハンギョレ新聞社 ネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルターレンシス)は西ユーラシア一帯にかけて生息して4万年前に消えた。現生人類(ホモ・サピエンス)のいとこだ。 ネアンデルタール人と現生人類の先祖は40万~50万年前に枝分かれし、ネアンデルタール人はユーラシアに、現生人類はアフリカに住み着いた。その後、ネアンデルタール人は約6万~7万年前にアフリカを離れた現生人類の集団と遭遇し、こんにちの私たちに一部の遺伝子を残した。 2つの集団が初めて出会った場所は中東や欧州だったと科学者は推定している。現在、土着のアフリカの先祖の子孫を除く多くの人類は、1~2%のネアンデルタール人の遺伝子を持っている。理由はまだ分からないが、東ア