前回のエントリー「iBooks AuthorのファイルフォーマットはEPUB3非互換」の注1で触れましたが、オライリー・ジャパンや技術評論社では IT系書籍のEPUB出版を開始しています。出版業界(特にIT系書籍分野)内では以下の記事は相当読まれたようです。 ●オライリー・ジャパン、電子書籍専用タイトルをEPUBで刊行へ|ITmedia eBook USER http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1201/12/news085.html そのオライリー・ジャパンのEPUB出版システムの詳細が、オライリー・ジャパンのブログで公開されていました。 ●オライリー・ジャパンのePUBフォーマットを支える制作システム - O'Reilly Japan Community Blog http://www.oreilly.co.jp/community/bl
たいへん遅ればせながらReVIEWを導入しました。著者や編集者が簡易に編集可能なReVIEW記法*1を基に、XHTMLやEPUB、XML、TeX、PDFなどを自動生成するフレームワークです。 昨年発行された『電子書籍で生き残る技術−紙との差、規格の差を乗り越える−』を読んでからReVIEWに大きな関心を持ちました。先月、海上忍さんのコラム「1つのソースでEPUBとPDFを生成できる「ReVIEW」を試す」を拝見して、ヤラねば! と思いつつずっと宿題だったんです。先日たまたま「ReVIEW の使い方 - A Day in Serenity @ Kenji」を読んでようやく重い腰をあげることとなりました。<重すぎるだろ... でだ。「ReVIEWクイックスタートガイド」と前述のリンクなどを参考にしてちょろっとやってみたら、簡単すぎて拍子抜けしました。もう、書くことない。 (インストール上で注意
こんにちは。きんくまです。 最近KindleとかiPadとか電子書籍がらみのことが身近にありまして。 そんで、お客さんからたまたま聞かれたので、ちょっとePub形式について調べてみました。 ソースはAdobeのIndesginのePub形式について書かれているページのPDFです。 >>Common questions about exporting EPUB files from InDesign そんじゃ、ざざっと適当にまとめてみます。おかしいところは、原文参照してくださいませ。 —————————————————————————————– eBooks:EPUB形式のファイルをInDesignで作成する際の一般的な疑問(よくある質問って訳ぐらい?) InDesignは電子出版のファイル形式EPUBを作成することができますよ。 EPUBってなによ? ・EPUBはディスプレーに最適化された
電子書籍共同プロジェクトのeBookProはこのほど、Apple 独自の見開き表示に対応した EPUB拡張仕様を活用し、紙版の雑誌と同様の見開きレイアウトを再現した雑誌 「JAZZ JAPAN」電子版を公開した。固定レイアウト対応のEPUB拡張仕様を利用した商用電子書籍としては国内初の試みとなる。 このたび公開されたのは、すでに2010年9月に発行されている「JAZZ JAPAN」Vol.2の電子書籍版を、固定レイアウトのEPUBで再構成したもので、iPadやiPhoneのEPUBリーダーアプリ「iBooks」での閲覧に対応している。最新刊である「JAZZ JAPAN Vol.7」の電子版を購入した読者に購入特典として提供される。「JAZZ JAPAN」公式サイト(http://www.jazzjapan.co.jp/)の「最新号」のページから購入できる。支払い方法はPayPal決
いよいよ、明日金曜日(28日)にAppleのiPadが発売されます。iPadを読書端末として活用したいと思っている人も多いのではないでしょうか。iBookstoreは、今のところ米国だけのサービスですが、リーダーアプリのiBooksはダウンロードできるようです。 今回は、予定していた話題を変更し、iBooksで読む電子書籍の作り方について解説します。 リフロー処理される動的な電子書籍のメリット まずは、日本電子出版協会でEPUB日本語拡張案の策定に関わり、EPUB仕様の日本語訳を担当された@lost_and_foundさんのブログ「08th Grade Syndrome」で公開されているOPSの日本語訳から、電子書籍の仕様を確認してみましょう。 1.6: アクセシビリティ 本仕様には、障害によって読書が困難な人によるコンテンツの利用を確保する機能が盛り込まれている。本仕様は World W
メモ。日本語のEPUB文書をいくつか集めてみました。 http://e-days.cc/campaign/epub_9784484102191 ココロ社『マイナス思考法講座』の無料EPUB版。わりとよく組版されている。 http://gihyo.jp/design/serial/01/digital-book/0014?page=6 境さんの記事内、サンプルEPUBファイルがダウンロードできる。インラインSVGが使われている。 http://tablemark.whizzo.jp/ カトキチ「今月のオススメレシピ(電子ブック版)」。わりとふつうのWebっぽいシンプルな作り。 http://www.jimin.jp/application/index.html 自民党マニフェスト。なぜかEPUB版もある、ということで(狭いところで)話題になった。 http://www.komei.or.jp
先日の続き。「高解像度画像への差し替え」の方法を紹介します。 ほっと@DTPさんの「PagesでのePub書き出しやってみた」で指摘されているように、PagesからのePubファイルの画像はダウンサンプルされています。そのため、iBooksで画像を拡大表示させると、 このように粗く表示されてしまいます。そこで、 このように高解像度画像で表示できるよう、ePub内の画像を差し替えます。 1.Pagesのドキュメントと書き出したePubを解凍する まずはPagesのドキュメントとePubを解凍します。両方ともzip圧縮されているので拡張子を「.zip」に変更して解凍するか、StuffIt Expander等で解凍します。 StuffIt Expanderがインストールされている場合は、拡張子を変更しなくてもアプリケーションを指定すれば解凍できます。 2.ePub内の画像をPagesのドキュメン
だいぶ前(7/12)のJAGATセミナーだけど、レポート書きかけでほったらかしてた。いまさらだけど、アップ。 JAGATセミナー、【印刷とEPUB、ハイブリッド出版の進展と課題】にいってきました。 【印刷とEPUB、ハイブリッド出版の進展と課題】というテーマだけど、あまりハイブリッド印刷…という内容ではなかったかも。 EPUBによる出版についての事例紹介がおもしろかったので、その部分だけレポート。 『EPUB「広報ひらつか」の制作・発行と課題』 「広報ひらつか」は神奈川県平塚市の広報誌。発行は月に2回、第1・3金曜日、発行部数約11万部。 制作はInDesignCS3。新聞社(神奈川新聞)がデザイン、印刷を担当。 これの電子版をEPUBで出版している。(http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/koho/ebooks.htm) 制作を担当しているのは、株式
タイオンラインカジノの活気ある世界に飛び込む準備はできましたか? 伝統的なカジノゲームの魅力とデジタルプラットフォームの利便性が融合した爽快な体験にご期待ください。 アドレナリン全開のスロットから戦略的なカードゲームまで、興奮と報酬を渇望するすべてのプレイヤーにお勧めのゲームが揃っています。 没入型ゲーム体験 カジノの明るい照明と賑やかな雰囲気は、クリックするだけですぐそこです。 最先端のテクノロジーと魅惑的なグラフィックで、タイオンラインカジノは、勝利のスリルが待ち受けるバーチャルな遊び場へとあなたをいざないます。 経験豊富なプレイヤーも、カジノ初心者の方も、没入感のあるゲーム体験で何時間でも夢中になれます。 もっと読む 暗号通貨とオンラインカジノは、近年ともに人気が急上昇している。 しかし、この2つを組み合わせることで、全く新しいチャンスと考慮事項の領域が広がります。 ギャンブル法が厳
2011年5月20日にAdobe Creative Suite 5.5が発売され、InDesignもCS5.5にバージョンアップしました。今回のバージョンアップでは、基本的に印刷関連の機能は変わっておらず、大きく以下の2点の機能が追加されています。 ※印刷関連の機能がまったく変わっていないというわけではありません。 ●1つめは、EPUB書き出しの機能強化です。C++でプログラムが書き直され、さらにいくつかの機能が新しく追加されたことで、まったく新しいツールへと生まれ変わっています。EPUB書き出しに関しては、今後、詳しく解説していきたいと思いますが、Adobeのサイト内(http://www.adobe.com/jp/joc/design/guide.html)でも連載をさせていただく予定です。 ●2つめは、Adobe Labsでベータ版が公開されていた(現在、公開は終了しました)、デジタ
2011/02/01 Adobe Digital Publishing フォーラム2011 がイマイチ盛り上がらなかった事について http://adobe-digipub.jp/index.html USTで参加しました。 「電子書籍の新フォーマット、日本語対応EPUB3.0の詳細解説国際大学フェロー村田 真氏」でEPUB3.0の今後のスケジュールなどがわかったのは良かったが、縦組みの見本では文字間が四分空いてて、圏点もブサイク。仕様が決まっても実装するにはまだまだ大変そうな、ちょっとイマイチな感じだった。 制定に関しての献身的なご活動には本当に頭が下がる思い。これは素晴らしく感じた。 Adobe Digital Publishing Suiteの内容については月額699ドルの料金がどの部分にかかるのか詳しく聞きたかったがそういう解説はなく、実践的な作り方を知りたい人には休憩中のちょっと
最後にiBooks上でのルビの表示について。 まず、以下のようなxhtml内容のePUBファイルを用意した。 <h2>3. ルビ表示</h2> <p><cite>例えば「<ruby><rb>汚職</rb><rp>(</rp><rt>おしょく</rt><rp>)</rp></ruby>」という語はグループルビ的に処理し、<br /> 「<ruby><rb>事</rb><rp>(</rp><rt>じ</rt><rp>)</rp></ruby><ruby><rb>件</rb> <rp>(</rp><rt>けん</rt><rp>)</rp></ruby>」という語はモノルビ的に処理をすることは……</cite></p> <h1><ruby><rb>汚職</rb><rp>(</rp><rt>おしょく</rt><rp>)</rp></ruby><ruby><rb>事</rb><rp>(</rp><rt
2011年、電子2年(あるいは何度目の元年なのか)などと言われている昨今、電子出版への取り組みを始められた出版関係の方も多いと思います。電子出版とひとくちに言っても、アプリ形式のものからPDF、EPUB、専用フォーマットに至るまでさまざまな種類があります。なかでも、自社のコンテンツを構造化されたXMLやDB、または管理されたCMSに取り込む必要性を感じていらっしゃる方も多いかもしれません。 構造化されたコンテンツを取り出すために、組版ソフトのInDesignからのEPUB(XHTML)書出しに期待している方も多いでしょう。実際にそうしたワークフローを推奨する書籍やネット上の記事も散見されます。しかしながら、InDesignからのEPUB(XHTML)書出しは(現状では)まったく使い物になりません。ここで3つだけ理由を述べます。 まず、ひとつめにInDesignから書き出されたEPUB(XH
現在、開発中のWikiからepub,idmlを書き出すWebシステムの紹介をする。 このエントリーをそのまま紹介のショットにしてしまおうと企んでいることは、内緒にして「CPub」について書く。っていうか前置きいいから早く書けと。 文章を最近よく目にするようになってきたマークダウン記法で書く機能と、その文章を各種データにコンバートする機能を提供するWebアプリケーション。JavaベースのWebアプリケーション構築プラットフォーム(オープンソースのフレームワーク)であるGrailsを使用して開発したもの。 Wikiの(簡単な)解説 その前に、「Wikiってナニ?」「マークダウンってウマいの?」という人のために簡単に解説する。Wikiは極めて広義なので、詳細は控える。Wikiの説明には、Wikipedia先生による解説があるが、読んでいると難しいので、Wiki自体が難しいと思われると嫌なので、ち
ここでは電子書籍のフォーマットの1つであるEPUB形式内で使用できるSVG1.1とAdobe Illustratorについて説明します。なお、Adobe Illustratorは市販されているアプリケーションであり、ここでは細かい操作方法や図の作成方法については触れません。基本的な使い方に関してはAdobe Illustrator CS4使い方辞典のページを参照してください。 EPUB形式は基本的にはHTMLでありテキストと画像を組み合わせた表示になります。しかし、細かい図などを表示させたい場合などに対応するためEPUB形式ではSVG1.1をサポートしています。このSVGはAdobe Illustratorで簡単に作成することができます。SVG形式を決めたのがAdobeですから相性がよいのも当然と言えば当然です。 EPUB内にSVGデータを直接埋め込むことでiPadのiBooksなどの電子
writer2epubのダウンロード サンプル文書のダウンロード バージョン 1.0.10 2010年 8月13日 概要 writer2epubは,OpenOfficeのWriter文書をEPUB文書へ変換する拡張機能です。このツールは,Luca Calcinai氏が開発したwriter2epubに基づきます。そのうち日本語関係は私(岸 和孝)が担当しました。ベータ版についてローカライズとテストに関わっていただいたイタリア,ドイツ,フランス,ポーランド,日本の方々に感謝します。 この拡張機能に含まれるOpenOfficeのBasicマクロは,LGPLの下で発表されます。 このツールは,Windows下のOpenOffice ver.3,MacOSX下のOpenOffice ver.3,MacOSX下のNeoOffice ver.3で利用できます。 疑問などがあれば,kisi-kazut
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く