情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンター、ウイルス・不正アクセス対策グループの加賀谷伸一郎主幹は、急増している「ワンクリック不正請求」の被害に遭ったユーザーのセキュリティ意識をこう表現する。誰が作ったか分からない偽サイトを閲覧したり、不審なファイルを開いたりしたことが原因で、不正請求の被害に遭うユーザーが後を絶たないというのだ。 ワンクリック不正請求とは、アダルトサイトなどに掲載している不適切なバナーや画像をクリックすると、勝手に入会登録が済まされ、その後利用料金を請求される手口だ。メールアドレスを入力していないにもかかわらず、料金請求の電子メールが届くこともあるという。 IPAによると、8月のワンクリック不正詐欺の相談件数が545件と最多になった。今年に入り被害の相談を多く受けたが、同様の手口を初めて知ったユーザーが少なくなかったという。「振り込め詐欺のインターネット版とも言えるこ
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