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ブックマーク / dictionary.sanseido-publ.co.jp (49)

  • 選考発表会開催決定!12月3日三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2016」が決定します!

    言葉は生き物。 時代を映して生まれたり廃れたりします。 あるものは長く使われ、あるものは儚く消えますが、 いずれも私たちの同時代を物語る貴重な証言者です。 辞書のトップメーカーである三省堂が、 「今年の新語2016」を選んで、後世に遺します。 皆様から2016年に「よく見た」「よく聞いた」言葉を募り、 その中から辞書を編む専門家が 「今年の新語2016」を審査・選定します。 ベスト10に選ばれた言葉には 「国語辞典風味」の語釈をつけて発表します。 どなたでも 何度も投稿できます 2016年に「よく見た」「よく聞いた」言葉をご応募ください。Webの応募フォームまたはTwitterによる投稿をお待ちしております。どなた様でも、何度ご投稿いただいてもかまいません。

    選考発表会開催決定!12月3日三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2016」が決定します!
  • シェイクスピア大図鑑

    定価 4,620円 (体 4,200円+税10%) 判型 B5変型判 カラー オールカラー ページ数 352ページ ISBN 978-4-385-16229-4 寸法 23.5×19.5cm これ一冊で、 シェイクスピアのすべてがわかる! スタンリー・ウェルズほか 著/河合祥一郎 監訳 「死ぬことは生きるのとおなじように当たり前のこと」(『エドワード三世』)、「針でつついたら血が出よう?」(『ヴェニスの商人』)、「もう一度あの突破口へ、諸君、もう一度だ」(『ヘンリー五世』)など、200を超えるシェイクスピアの名ぜりふを、河合祥一郎による翻訳で掲載。 世界中の舞台や映画作品の写真、作品に触発された絵画など、写真・図版を数多く掲載。図解入りのあらすじ紹介や、オールカラーの人物関連図により、初めてシェイクスピアに触れる人から、すでに舞台や書籍をとおしてシェイクスピアを知っている人まで、幅広く楽

    シェイクスピア大図鑑
  • ベスト10発表! 三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語 2015」

    応募いただいた方から抽選で50名様に『三省堂国語辞典のひみつ』(飯間浩明 著)(書籍版またはiBooks版)をプレゼントいたします。 ※投稿いただいた内容にかかわらず、厳正な抽選の上、当選者を決定いたします。 ※当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。当選された方には、お名前、ご住所、メールアドレス、プレゼントのご希望(書籍版またはiBooks版)をお伺いした上で賞品をお届けいたします。なお、商品の発送先・送信先は日国内に限らせていただきます。 概要 三省堂が2015年を代表する新語を募集いたします。 応募いただいた新語などから選考委員が厳正に選考の上、「今年の新語」ベスト10を選出し、「国語辞典風味」の語釈をつけて発表します。 募集期間 2015年9月1日(火)~11月30日(月) 応募方法 Web応募フォームもしくはTwitterにて投稿いただけます。 » 投稿する 選考方

    ベスト10発表! 三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語 2015」
  • 日本語・教育・語彙 | 三省堂 WORD-WISE WEB -Dictionaries & Beyond-

    ニュースを読む 新四字熟語辞典 NEW! 第58回【定額減税】ていがくげんぜい NEW!新着記事

  • タイプライターからコンピュータへ:QWERTY配列の変遷100年間(3) | タイプライターに魅せられた男たち・特別編第3回(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム

    (QWERTY配列の変遷100年間(2)からつづく) 1878年1月、E・レミントン&サンズ社は、「Remington Type-Writer No.2」を発売しました。プラテン・シフト機構を搭載することで、38キーで76種類の文字を打ち分けられるタイプライターです。「Upper Case」キーを押すと、プラテンが機械後方(オペレータから見て奥)へ移動し、その後は大文字や記号が印字されます。「Lower Case」キーを押すと、プラテンが機械前方(オペレータから見て手前)へ移動し、その後は小文字や数字が印字されます。この「Remington Type-Writer No.2」のキー配列は、以下のようになっていて、アルファベットに関しては「Sholes & Glidden Type-Writer」を踏襲していました。 1878年1月時点の「Remington Type-Writer No.2

    タイプライターからコンピュータへ:QWERTY配列の変遷100年間(3) | タイプライターに魅せられた男たち・特別編第3回(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム
  • タイプライターからコンピュータへ:QWERTY配列の変遷100年間(2) | タイプライターに魅せられた男たち・特別編第2回(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム

    (QWERTY配列の変遷100年間(1)からつづく) 1872年7月、ローデブッシュ(Clinton DeWitt Roudebush)のショールームに飾られていたタイプライターは、42キーの最新鋭機でした。最上段の数字とハイフンは左に1文字移動しており、その右にコンマとアポストロフィが配置されていました。Wの左に追加されたキーには、Qが移動していました。Zの左には&が追加され、Nが最下段の真ん中へと移動していました。 1872年7月時点のキー配列(『Scientific American』1872年8月10日号) 1873年9月、クロー(Jefferson Moody Clough)とジェンヌ(William McKendree Jenne)は、「Sholes & Glidden Type-Writer」の試作機を完成していました。キー数は44に増やされていて、上段の右端にはコロンが、中

    タイプライターからコンピュータへ:QWERTY配列の変遷100年間(2) | タイプライターに魅せられた男たち・特別編第2回(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム
  • タイプライターからコンピュータへ:QWERTY配列の変遷100年間(1) | タイプライターに魅せられた男たち・特別編第1回(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム

    コンピュータのキーは、なぜこんな順序に並んでいるのでしょう。コンピュータのキー配列(いわゆるQWERTY配列)は、どのようなルールで決まっているのでしょう。コンピュータを使う人ならば、誰もが抱く疑問です。しかし、その疑問に対する答は、一言では説明できないものなのです。1870年代にミルウォーキーでショールズ(Christopher Latham Sholes)がタイプライターを実用化してから、1970年代に日のコンピュータのキー配列が標準化されるまでに、実に100年もの歴史が流れているのです。キー配列に関わったたくさんの人たちが、それぞれに異なる理由で、それぞれ少しずつキー配列を変更してきたために、コンピュータのキー配列全体を説明できる一貫した答というのは、もはや存在しないのです。でも、それぞれのキーがどうしてそこに移動してきたのかについては、それぞれのキーごとに歴史を辿れば、それなりに

    タイプライターからコンピュータへ:QWERTY配列の変遷100年間(1) | タイプライターに魅せられた男たち・特別編第1回(安岡 孝一) | 三省堂 ことばのコラム
  • 経済学大図鑑

    目次 (主な目次) さあ、交易をはじめよう(前400年~後1770年) 財産権、市場と道徳性、貨幣の機能、金融業、貨幣数量説、保護主義と貿易、富の測定、公開会社、経済活動における農業、経済の循環的流れ、公共財とサービスの供給 理性の時代(1770年~1820年) ホモ・エコノミクス、自由市場経済学、収穫逓減、価値のパラドックス、租税負担、分業、人口動態と経済学、カルテルと談合、市場における供給過剰、借入と負債、好景気と不況、比較優位 産業革命と経済革命(1820年~1929年) 限られた競争の効果、独占、バブル経済、マルクス主義経済学、労働価値説、需要と供給、効用と満足(度)、消費のパラドックス 、経済的均衡、需要の弾力性、競争的市場、効率性と公平性、規模の経済、機会費用、団体交渉、誇示的消費、外部費用、宗教と経済、貧困問題、中央計画、創造的破壊 戦争と不況(1929年~1945年) 不況

    経済学大図鑑
  • 第1回 「見る」と「読む」が溶け合う瞬間 | 図鑑は愉しい!(沢田 博) | 三省堂 ことばのコラム

    お手軽な電子辞書(和英)に「図鑑」と入力したら、"illustrated book"とか"picture book"と出てきたので笑ってしまった。文字を書き、文字を編集することを生業としてきた私にとって、前者は「挿絵入りの」であり、後者は「絵」。どちらも(book)には違いないがジャンルは異なる。そしてどちらも、私のイメージする図鑑とは異なっていた。挿絵入りのは「読む」もので、図鑑は「見る」もの、そして絵はその中間の揺れる領域にある。そんなふうに思っていたのだが……。 見る、とはいかなる行為か。 デジカメでばちばち写真を撮る人は、いま見た光景をそのままに切り取っているつもりかもしれない。でも、いかに解像度の高いカメラで切り取った画像も近視&乱視の裸眼がとらえる光景のほんの一部でしかない。最先端の3D映像は私たちの生物的な視覚体験を誇張して見せるけれど、見たままを再現してはいない。

    第1回 「見る」と「読む」が溶け合う瞬間 | 図鑑は愉しい!(沢田 博) | 三省堂 ことばのコラム
  • 絵巻で見る 平安時代の暮らし | 三省堂 WORD-WISE WEB -Dictionaries & Beyond-

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  • 第257回 顔文字と子の名 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム

    前回の文末の「ネ」は、今の大学生たちも小学生の当時はかなり使っていたそうだ。ときにはモダリティーまでカタカナ表記によって強めたり飾ったりしていたのだろう。しかし、中学生の頃には廃れたため、古い流行と認識されているようなのだ。継承されている世代と、断絶した世代とで、見えない(実際には見えているが)溝ができていたのである。 その一方で、文末に、相手の心情を配慮しながら意思や心境をやんわりと伝えようとする苦笑いまで表現できるように複雑化を極め、万という単位にまで細分化されたのが、日の顔文字である。漢字が失った原初の象形性を記号など曲線によって取り戻したといえる。ユニコードの普及により、考えがたいほど気持ち悪い表情まで表現されるようになっている。 日の笑顔(ほほえみ)と欧米の笑顔(スマイル)と並べると、角度の差に気を取られないようにすれば、ふだん顔や表情のどこで笑いを表出しているのか、笑いを読

    第257回 顔文字と子の名 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム
  • 第255回 中学生と当て字、誤字 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム

    当て読みについても聞いてみた。歌謡曲の歌詞に出てきたこれは? 悲観的現実主義者 読み仮名は3字とヒントを出すと、「えー」と意外そうな声が出る。 ニート 男子は元気がある。その答えはどちらかというとむしろ現実逃避が近いか。答えは、 おとな リアルな中2には、納得のいく読みだったようだ。「的」「主義」という背伸びしたような要素にも、違和感がなさそうだった。続けて、 気と書いて? マジ と男子たちの声。こうしたものの認知や反応には性差がある。「」(エイ フン)に思わず「かわい~」と声を上げていたのは女子であった。 秋桜は? コスモス こういう国語では習わないはずの熟字訓も読める生徒たちに感心する。ただ、これを収めた国語教科書もすでにあるそうだ。 月極 「あ~」、体育座りの生徒さんたちからいちいち反応があって活気づくし面白い。「ゲッキュウ」など、子供らしい読みが出た後に、「つきぎめ」というと「へ

  • 第256回 仮名・ローマ字などの位相 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム

    中学生たちに、「がんばってネ」と表記することがあるかと尋ねてみると、キョトンとしている。「8時だョ!全員集合」みたいに、文末をカタカタにしていると言うと、この世代でも大きく「あー」と納得してくれた。この文末の助詞のカタカナ表記は、意外なことに大学生世代には概して評判が悪い。お母さんが書いたせっかくの置き手紙を見て、「昭和時代」の表記だ、やはり「昭和人間」だ、無理して若ぶっているなどと反感を抱くのは、不幸なことだ。よく伝わるようにと親世代が身に付けたカジュアルな表記が、誤解やディスコミュニケーションをもたらしてしまう。誰も望んでいない悲劇である。 文字面には、かえって新たな女子らしさが強く表れることも起きた。「がんばってne」は女子中学生あたりにピークを持つ。そして、ロシア文字の形を借りて「がんばってиё」とギャル文字のようになっていた。一方で、言語表現の性差が「・・・だわ」「・・・よね」な

    第256回 仮名・ローマ字などの位相 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム
  • 第246回 琉球方言と文字 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム

    ガジュマルの樹が街中でも太陽を浴びている。ガジュマルの原を意味する原名(はるなー)という地名「榕原」(ようばる)の1字目は、JISの第2水準に「穃」となって入り込んだ。それは、『国土行政区画総覧』という資料の中で、部首の木偏が禾偏に変化したもののようだった。同じくJIS第2水準に採用された「汳」は、中国の「ベン・ヘン」(宋の都「汴京」(べんけい:開封)の1字目の異体字(字))という読みとは関係なく、同じ資料に出現していた「汳田原(はんたばる)」から入ったものだった。この珍しい地名用の漢字は、当地で崖を意味する方言「ハンタ」(狩俣繁久「琉球語と地名研究の可能性」『平凡社日歴史地名大系』50 月報など参照)を、音義ともにそれらしい字面をもつもので表現しようとしたものであろう。 琉球王国の王族は、尚(しょう)氏と、音読み一字であって中国的だ。かつて王族や士族たちは中国向けに唐名(からなー)も

    第246回 琉球方言と文字 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム
  • 第245回 沖縄の漢字 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム

    沖縄へ、家族旅行と学会と、2年連続で冬に訪ねた。 現地で、たまたま乗れたタクシーの運転士は「金城」さん、この方は翌日に拾えたタクシーでも運転席にたまたまおいでであった。沖縄返還による土復帰の時には、道路が一夜にして逆になってボランティアまで総出となって、大変だったそうだ。容貌も人柄もいかにも南方的で、温かく柔和で穏やかだ。薩摩よりなお一層縄文的な感じが漂う。「やがて着きます」、あっという間に着いた。ここの「やがて」には古語の一つの意味が残る。この地には鉄道はないが、タクシーの運賃が安い。州の運転士も、それでやっていけるのかと驚いていた。 トラックの車体には「琉」の字が入った社名が記されている。道路標識には「与那原 Yonabaru」「豊見城 Tomigusuku」とエキゾチックな文字と読みがあるが、後者は校名などではすでに共通語化して「とみしろ」になったそうだ。それをもう一度元に戻して

    第245回 沖縄の漢字 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム
  • 補遺第7回 「ツンデレ」について | 日本語社会 のぞきキャラくり(定延 利之) | 三省堂 ことばのコラム

    その人の素性が問われる場合,取り繕おうとする意図の露見は厭われるということを述べてきた。といっても、意図が露見してしまったら即「偽物」の烙印を押されて村八分というわけではない。意図の露見がまかり通る、とまではいかなくても、黙認、あるいは変則的ながら承認される場合がある。 まず思いつくのは、編(連載第96回,著書195ページ)でも述べた「舞台裏」というやつである。たとえばママが電話口では声を高めて『上品な奥様』を取り繕うとか、気むずかしい『坊ちゃん』のパパがソトでは『温厚な紳士』で通しているとか、ソトではクールな八頭身だけどウチでは三頭身の『幼児』だとか、ソトでは上品な『お嬢様』がウチでは……とか、素性を取り繕おうとする様子は舞台裏の家族にはまる見えだが、告発もせずお互い黙っているのである。だって家族だもん。 この舞台裏が家庭のソトにはみ出してしまうと、やはり破綻してしまうのが通例である。

    補遺第7回 「ツンデレ」について | 日本語社会 のぞきキャラくり(定延 利之) | 三省堂 ことばのコラム
  • 日本語社会 のぞきキャラくり | 三省堂 WORD-WISE WEB -Dictionaries & Beyond-

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  • 地域語の経済と社会 ―方言みやげ・グッズとその周辺― | 三省堂 WORD-WISE WEB -Dictionaries & Beyond-

    ニュースを読む 新四字熟語辞典 NEW! 第56回【中堅企業】ちゅうけんきぎょう NEW!新着記事

  • 第189回 山下暁美さん:方言湯呑みのつぶやき | 地域語の経済と社会 ―方言みやげ・グッズとその周辺―(言語経済学研究会 The Society for Econolinguistics) | 三省堂 ことばのコラム

    これまで全国各地で方言湯呑み(ゆのみ)を見つけると見過ごすことができなくて購入し、持ち帰って箱に入れて保存していました。特に最近では地震が頻発していることから陳列することもできず、日の目をみることのなかった湯呑みですが久しぶりに取り出してみました。かなり集まったと思っていましたが地域が重複していたり、まったく同じ湯呑みを2個買ったりしていることがわかり、ちょっとがっかりしました。 集まった湯呑みは、重複を省いて全部で19個、北海道から沖縄に至る19地域でした。じっと観察していると、いくつかのことがわかりました。まず、表記法で縦書きと横書きでは、縦書き型が多く73%(14:数字は湯呑みの件数)、あとは、縦・横書き型、縦・横・ななめ書き型(ななめは旗に書かれたようなもので基的に縦書き)、横・ななめ書き型の4種でした。横・ななめ書き型というのは、大阪弁湯呑み【写真1】と土佐弁湯のみ(表記どおり

    第189回 山下暁美さん:方言湯呑みのつぶやき | 地域語の経済と社会 ―方言みやげ・グッズとその周辺―(言語経済学研究会 The Society for Econolinguistics) | 三省堂 ことばのコラム
  • 第156回 街の「玉子」もテレビでは「卵」 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム

    高知では、「玉子焼き」とだけあって、おかずとお菓子とのどちらが出るのか不明なメニューもいくつかあったことも確かだ。おやつのカステラがこの地ではよくべられるとはいえ、当に、広く定着する表記を覆すほど大きな影響力を持ったのだろうかと、不審も残るが、それが地域で、一般に影響することとなっているのだろう。 それに接触する人はそれを自然と習得し、覚えたものを使うようになっていく。文字生活の中で意識化が生じないままにこうした循環が起きるなかで、地域性が生じているという実態を反映しているのではなかろうか。東京などでは、逆に、産みたてたまごは「産みたて卵」、加工されたたまご焼きは、字面や熟語から来る表記感の生々しさを避けて「玉子焼き」となるものだ。 帰りの空港には、無事に、それも余裕を持って着けた。もっと色々と調べても良かったが、明日のために体力を温存しないといけないと、ここまでとした。待合室では、熱

    第156回 街の「玉子」もテレビでは「卵」 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム