2016年1月11日(月曜日) 姜尋さんの木版印刷の工房「煮雨山房」を訪問。 木版印刷とは、木の板に文章または絵を彫って版を作る、凸版印刷の一種である。中国では雕版印刷というそうだ。 「煮雨山房」見学 1 彫刻 木版印刷の版木。作業中のもので、左側が彫り終えた行、右側がこれから彫る行。写真ではわかりづらいが、薄い紙に文字を書いて、それを裏返しにして貼っている。 彫刻刀で版木を彫っているところ。この版木は梨だそうだ。硬い木なので彫刻するには力が入る。 2 印刷 版木に墨や絵の具などを塗り、紙をあてて上から馬楝(ばれん)で摺って制作する。日本の馬楝(写真右)は芯を竹の皮で包んだものだが、中国では狭く長い刷毛(写真左)または櫛形刷毛で摺るそうだ。 木版印刷の版木と印刷物。彫りが深いのは、印刷部数を多くするためとのことだ。 3 製本 こちらは伝統的な線装(袋とじ)による装幀の工房。 木版印刷による
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