優秀で高品質な商品を売り出そうとしても、その素晴らしさがお客さんにきちんと伝わらず、売上に結びつかないというようなことは珍しくありません。 しかも全般的に商品のクオリティが高くなった現代においては、「いいモノ」であることは当たり前。 品質の「差」が小さくなったため、さらに質を上げたり、価格を抑えたりするだけでは売り上げを伸ばすことが難しくなっているわけです。 だから「ブランド力」を高めることが必要なのだと訴えるのは、『ブランディングが9割』(乙幡満男 著、青春出版社)の著者。 大手流通やメーカーなどさまざまな企業のブランドコンサルタントとして活動している人物です。 中身がまったく同じで、価格も同じ。一方はよく知っている、イメージのいいブランドの商品で、もう一方はよく知らない、ブランドのない商品。この2つが並んでいる場合、あなたはどちらを選ぶでしょうか? よほどのことがなければ、9割の人が前