大好きだった相手にフラれた会員に、仲人としてまずするのが、 “恋の上書き”の手助けだ。悲しみの中に何もせずに浸っていたら、悲しみの渦は広がり、それが負のスパイラルとなる。止まらずに動くことが大事。私は、知り合いの仲人に連絡をし、見合いできる相手がいないか探し、まずは見合いを組んだ。 そして、振られてから1週間経った頃、晃一からこんなLINEがきた。 「最初は、ただただ悲しかったのが、今は悲しみの中に怒りも混じってきました。どうして最後の話し合いもしてくれなかったんだろう。やっぱり雑に扱われていたな、と。終わったことをそんなふうに考えるのは生産的でないと思うのですが、それが今の素直な感情です。早く忘れて前に進もうと思います」 このメールを読んで、彼の気持ちの動きが、もう立ち直る方向に向かっていると確信した。それは、“喪の作業”が始まっていたからだ。 ■1つの恋愛が終わったときにすること 大好