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書評に関するkaionjiのブックマーク (249)

  • なろう小説の個人的最高傑作『アズール図書館の司書』 - はげあたま.org

    76万文字、未完。 こういう日が来ると信じてたんですよ。そう、なろう小説で最も好きな作品が現れました! (幻想再帰のアリュージョニストを除く) いやー、キャラ良し、世界設定激良し、展開良し。 こんな好みの傑作に出会える日を信じて幾星霜。 幾度となく心が折れそうになったので、まさか当に存在するとは。 一億六千万冊以上の蔵書を持ちながら、司書のいないアズール図書館。そんな謎めいた図書館の司書を目指す少年の物語です。 こう書くと何がテーマなのかさっぱりですが、展開を読ませない構成こそが作の魅力の1つなので、気になる人はその辺を織り込んだ上で、無心で読みふけっていただきたいな、と。 特に秀逸なのが設定の妙味。 例えば、主人公の使える魔法の設定ですよ。 序盤で判明するので敢えてネタバレしますが、「魔法書で読んだ事のある魔法を、難度関係なく1度限り使える」ってのとか、とても秀逸じゃありませんか?

    なろう小説の個人的最高傑作『アズール図書館の司書』 - はげあたま.org
  • 『土木と文明』はスゴ本

    土木から見た人類史。めちゃくちゃ面白い。 土木工学とその影響という切り口で世界史を概観する。テーマは、都市、道路、橋、堤防、上下水道、港湾、鉄道などに渡り、テーマごとに豊富な事例で紹介する。土木技術の発展なしには文明も発達せず、また文明の発展につれて土木技術も発達してきた。そうした土木工学と文明の関わりを歴史的に串刺しで見ることができる。 大きなものから小さなものまで、人が手がけてきた土木事業は、それこそ星の数ほどある。それをどうやって整理するか。書は、そのとき直面した問題(治水、防衛、流通、疫病対策等)と、利用できるリソース(人・技術・時間)、そして成し遂げられた結果(土木事業)という観点で整理しているのが素晴らしい。 面白いことに、問題と対策という視点で眺めると、時代や地域を超えた普遍性が現れてくる。異なる時代・地域の人々が、それぞれに知恵を絞り、そのときに手に入るリソースを駆使した

    『土木と文明』はスゴ本
  • 『幼女戦記』のカルロ・ゼンによる、使い捨てにされる者達の物語──『ヤキトリ1 一銭五厘の軌道降下』 - 基本読書

    ヤキトリ1 一銭五厘の軌道降下 (ハヤカワ文庫JA) 作者: カルロ・ゼン,so-bin出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/08/07メディア: 文庫この商品を含むブログを見る『幼女戦記』のカルロ・ゼンが早川で戦争SFを書くという情報を知った時(たしか今年のはじめに出た『SFが読みたい』の刊行予定欄で知ったんだったかな)、「それ絶対おもしろいやつじゃん! 依頼した人、超有能!」とひとしきり喜んだものだ。 それというのも『幼女戦記』は、"魔法が存在する世界"ならではの戦記物として、理屈や魅せ方のレベルが異常に高い作品である。"ある設定が導入され全体が一変している"世界の構築力はそのまま"SFを書く力の証明"でもあると僕は勝手に思っているので、この人がSFを書いたらきっと面白い物になるだろうなと思ったのだった。 あらすじとか世界観とか で、実際に読んでみたら当たり前のようにおもしろ

    『幼女戦記』のカルロ・ゼンによる、使い捨てにされる者達の物語──『ヤキトリ1 一銭五厘の軌道降下』 - 基本読書
  • 『かくて行動経済学は生まれり』人間は間違える。劇的に、そして規則的に - HONZ

    マイケル・ルイスといえば『世紀の空売り』や『マネー・ボール』をはじめ、一攫千金の舞台裏をゲームのようなスリリングさで描く作家として記憶されている方も多いかもしれない。ところが作は行動経済学がテーマ、しかもルーツとなった2人の心理学者の評伝形式になっている。 ここで一抹の不安を覚えた方には、予め声を大にして言っておきたい。「心配無用である」と。まるで、これまでの名作の数々が序章に過ぎなかったと思わせるような抜群の仕上がりである。 行動経済学という概念を生み出したダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキー。書は2人の足跡を辿りながら、行動経済学という一つの学問が成立するまでのイノベーション、人間の行動のバイアスを次々と発見していくまでのサプライズ、そして絶妙なやり取りで天地をひっくり返していく痛快劇がこれでもかと繰り広げられる。 そもそもマイケル・ルイスが行動経済学に興味をもったきっか

    『かくて行動経済学は生まれり』人間は間違える。劇的に、そして規則的に - HONZ
  • 『アルカイダから古文書を守った図書館員』 - HONZ

    2013年1月、アルジェリア東部の天然ガス精製プラントで、日人を含む大勢の外国人がイスラム過激派に拘束される事件が起きた。アルジェリア軍と過激派の交戦により結果的に少なくとも37人の外国人が死亡し、内10人はプラント大手「日揮」社員などの日人だった。このニュースが駆けめぐったときの衝撃は、今も記憶に新しい。 では、このとき犯行グループが何を要求していたかを知っているだろうか。そのひとつは、隣国のマリで進行中のフランスによる軍事介入を停止することだった。なぜマリ? そう首をひねる人もいるかもしれない。だがアルジェリアの事件の首謀者は、その軍事介入と浅からぬ因縁があった。そして軍事介入の背景には、1年近くにわたったアルカイダによるマリ北部の支配があり、その陰には危機を受けて敢然と立ち上がったひとりの男がいた。この知られざるドラマ

    『アルカイダから古文書を守った図書館員』 - HONZ
  • ワシーリ・グロスマンの「人生と運命」 - 迷えるイカ記

    ワシーリ・グロスマン「人生と運命」(1960年著) これは、第二次世界大戦中、スターリングラード攻防戦を背景に、物理学者一家をめぐって展開する歴史小説。で、ロシア文学の傑作の一つと言われてるけど、日ではそこまで知られていないので、ちょっと紹介してみようと思う。 概要はあまりにも内容が複雑すぎるので、紀伊国屋書店さんの方から引っ張ってきました。 www.kinokuniya.co.jp 第二次世界大戦で最大の激闘、スターリングラード攻防戦を舞台に、物理学者一家をめぐって展開する叙事詩的歴史小説(全三部)。兵士・科学者・農民・捕虜・聖職者・革命家などの架空人物、ヒトラー、スターリン、アイヒマン、独軍・赤軍の将校などの実在人物が混ざりあい、ひとつの時代が圧倒的迫力で文学世界に再現される。戦争・収容所・密告―スターリン体制下、恐怖が社会生活を支配するとき、人間の自由や優しさや善良さとは何なのか。

    ワシーリ・グロスマンの「人生と運命」 - 迷えるイカ記
  • 男性はなぜ孤独であるのか(トマス・ジョイナー『Lonley at the Top』) - 道徳的動物日記

    以前に趣味で読んだ洋書の内容を紹介するシリーズ。今回の記事には自殺の話題が含まれているので、読む際には注意してほしい。 Lonely at the Top: The High Cost of Men's Success 作者: Thomas Joiner Ph.D. 出版社/メーカー: St. Martin's Press 発売日: 2011/10/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 今回紹介する『Lonely at the Top: The High Cost of Men's Success』の著者トマス・ジョイナー(Thomas Joiner)はアメリカの心理学者で、自殺とその予防について専門的に研究している人だ。『なぜ人は自殺で死ぬか(Why People Die by Suicide)』などの著作がある。一般向けに書かれたであるが、ジョイナー自身が自殺

    男性はなぜ孤独であるのか(トマス・ジョイナー『Lonley at the Top』) - 道徳的動物日記
    kaionji
    kaionji 2017/05/04
    すごく納得する。読んでみたい。/ id:shikahan 誰もが自殺することを前提とした行動をとっているわけじゃないですからね。納得して自殺してる人はほとんどいないと思いますよ。
  • hatebu.me

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  • 200年前にタイムスリップしたら、自分は「使える人間」なのか? 知識について考える。 トーマス・トウェイツ『ゼロからトースターを作ってみた結果』を読んで。 - オニテンの読書会

    もし200年前にタイムスリップしたら、自分はその時代の人々に有用な情報を与えることができるのだろうか?と考えてみると、自分の生活が自分のあずかり知らない機構をもった「文明の利器」によって支えられていることに気づく。スマホ、パソコン、車など、ほとんどの生活必需品を作ることも、機構を理解することもできない、自分の無知ぶりに愕然としてしまうのだ。 【目次】 涼宮ハルヒの「宣言」に対する岡田斗司夫の見解 未開の惑星に流れ着いた現代人のお話 トースターをゼロから作った男の話 AI導入・普及の以前に 東北地方の漁師の話ー科学技術と信仰ー 最後に みなさんは、タイムスリップして過去に遡った時、自分が活躍している様子を想像できますか?医者が現代から江戸時代にタイムスリップして大活躍する「JIN-仁-」は、ドラマ化されるほど人気の作品でした。この作品のように、医者といった特殊な技能をもっている人なら活躍する

    200年前にタイムスリップしたら、自分は「使える人間」なのか? 知識について考える。 トーマス・トウェイツ『ゼロからトースターを作ってみた結果』を読んで。 - オニテンの読書会
  • 娯楽業界の苦しい今。「パチンコがアニメだらけになった理由(わけ) - 深町秋生の序二段日記

    ノンフィクションライター・安藤健二の新作「パチンコがアニメだらけになった理由(わけ)」を読んだ。タイトルがすべてを表しているが、パチンコ業界とアニメ業界の両方の現状を描き切った、安藤健二の新たな代表作だと思う。 「封印作品の謎」でセンセーショナルなデビューを果たした著者だが、デビュー当時からミステリファンの読者が多かった。表現の自由をむしろ潰すほうに回っていた事実に気づいた著者が、新聞記者という職を捨て、なぜ世間から封印される作品が生まれるのかを追ったデビュー作は、まるでヴァクスやルヘインといったネオ・ハードボイルド作品のようだった。円谷プロや藤子不二雄といった強大な敵にひとりでぶちあたるところは、いかにも己しか頼るものがない一匹狼の探偵という感じ。 こうなるとミステリ作品と同じで、敵が強大であればあるほど、読み手にとってはうれしい。今回はパチンコ業界という、秘密主義かつ複雑怪奇な利権がご

    娯楽業界の苦しい今。「パチンコがアニメだらけになった理由(わけ) - 深町秋生の序二段日記
  • 読了して騙されたことに気づく『読んでいない本について堂々と語る方法』 - ぐるりみち。

    ある日のこと。 毎年恒例、Kindleストアの大規模セールで気になったをポチりまくり、ツンツンドクドクとたまっていく電子書籍の積ん読を前に、真顔になっていた10月某日。 データであるにも関わらず強い圧迫感を覚えるそれら積ん読の山から目を逸らし、ジュンク堂書店の新刊コーナーを物色していたところ、1冊のが目に留まった。 読んでいないについて堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫) posted with ヨメレバ ピエール バイヤール 筑摩書房 2016-10-06 Amazon 楽天ブックス 瞬間、脳裏に浮かんだのは現在放送中の某アニメの主人公。「村上春樹をどーいうスタンスで読んだらいいか」うんぬんを語っていた彼女(CV.喜多村英梨)*1の「これだ!」という声に従うまま、ふと気づけば、お会計を済ませている自分がいた。 これでまた積ん読がどうのこうの──と紛糾するだろう脳内会議は欠席した。そう

    読了して騙されたことに気づく『読んでいない本について堂々と語る方法』 - ぐるりみち。
  • ファンタジーミステリを語る上で読んでおきたい200冊

    いまだに十戒や二十則を「踏むべき手順」として持ち出してくるって、うみねこでミステリ知識止まってる人か? それはともかくファンタジーとミステリの相性が悪いというのはあながち間違ってないし、 ループもの×ミステリはミステリ史的には「SFミステリ」に分類されるものだったと思う。 ミステリ読者には事件や探偵の前に「厳格なルールづくり」にプライオリティを置く人が多くて そういう人たちが「ファンタジーミステリはなんでもありだからダメなんだ」と言う こういう人たちの主張にも一理ある ファンタジーとミステリをかけ合わせた作品には「ルール設定」をぼかしているものが多い でもこれはちょっとしたジレンマで あんまりその世界独自のルールをカチカチに固めちゃうと読んでる読者の方が「お前の決めたルールやんけ」と白けてきちゃうし じゃあ逆に現実世界の物理法則やロジックにそった解決へもっていくと「ファンタジーの世界観にし

    ファンタジーミステリを語る上で読んでおきたい200冊
  • 『異世界から帰ったら江戸なのである』が面白過ぎたので個人的感想まとめ

    小説家になろう:異世界から帰ったら江戸なのである http://ncode.syosetu.com/n9789bq/ ニコニコ大百科:異世界から帰ったら江戸なのである http://dic.nicovideo.jp/a/%E7%95%B0%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E5%B8%B0%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%89%E6%B1%9F%E6%88%B8%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B ダイレクトマーケティングです

    『異世界から帰ったら江戸なのである』が面白過ぎたので個人的感想まとめ
  • 超王道な”叙述トリック”を味わえる小説『模倣の殺意』【小説おすすめ】 - 漫画ギーク記

    七月七日の午後七時、新進作家、坂井正夫が青酸カリによる服毒死を遂げた。 自殺であったであろうとして処理された。 彼の自殺に疑問を持った中田秋子は、遺書もないこの「死」に疑念を抱き、独自の調査を開始した。 一方、ルポライターの津久見伸助もまた同人仲間の坂井の死に謎があると思った一人だった。 中田秋子と津久見伸助二人には関わりもなく、別々の推理により別々の犯人を追い始めてしまった。 果たして事件の真相とは? ”叙述トリック”を使ったかなり初期のミステリー小説で、古典的名作となっている。 「模倣の殺意」のここが面白い 「坂井正夫」という男 坂井正夫は自宅のアパートで服毒死した。 遺書はなかったが、自室の鍵は部屋の内側かけられていたためにこの死は自殺であるとして処理された。 作家ではあったがただの新人だったので、特に世間を騒がせることもなく、一人の男の死として静かに忘れ去られていくはずだった。 中

    超王道な”叙述トリック”を味わえる小説『模倣の殺意』【小説おすすめ】 - 漫画ギーク記
  • 世界崩壊後の世界

    僕は「一度崩壊した世界で生きている人々」を見るのが大変好きだ。 最近ようやくそれを自覚した。 キッカケは何だったのか定かではないが、思うに「クロノ・トリガー」の未来編や、古代編が非常にインパクトがあった気がする。 加えて僕自身は3.11の大震災で、都内を5時間歩き自宅まで戻るという体験をした。 あのときの物資がない、移動手段がない、何もかも止まっている、という現象は大変インパクトがあった。 それは多くの日人がそうだったと思う。 あのとき確かに「今そこにある自分の日常世界の崩壊」を見たのだ。 そして崩壊後の世界でどうやって生きよう?と過ったに違いない。 だから崩壊後の世界で生きている人々を、僕は見てみたい。 映画ではわりとある。アメリカテレビドラマでもあった(レボリューション) アニメ、漫画、ラノベでも見かけるようになった。 というか僕が無意識にそういうのを選んでいた気はする。 世界崩壊

    世界崩壊後の世界
  • 『人体600万年史 科学が明かす進化・健康・疾病』 - HONZ

    べすぎと運動不足は身体によくない、とは、つとに知られるところであり、いまさら誰かに言われなくてもわかってるよ、とみなさんも思っているかもしれないが、その一方で、そんな身体に悪いことをついしてしまい、しかもやめられないのはどうしてなのだろう、とつねづね悩んでいる人もきっと少なくないに違いない。 身体によくないことを自然にしてしまう、というのは考えてみれば不思議な話だが、そもそも人間の身体とはどういうものなのかをもっとよく考えてみると、これがまったく不思議でない、いたって当然の話となる。そのような人体に対する深い見方を提供してくれるのが、進化医学という比較的最近になって出てきた学問分野だ。 従来の医学では、病気は悪いもの、健康はよいものとされ、病気を治して人を健康にするために、おもに病気の直接的な要因と、症状への対処法が探られる。それに対して進化医学は、

    『人体600万年史 科学が明かす進化・健康・疾病』 - HONZ
  • 『石油と日本』石油を持たない国の試行錯誤 - HONZ

    これまで歴史や評伝にて部分的に語られるものの、日の石油外交や資源開発の歴史について網羅的にまとめた書籍は、ほとんど存在しない。日軍が石油を求めて東南アジアに武力進出していったことは歴史年表に記されてはいるが、誰がどういう経緯で進軍を決めたかや当時の資源開発現場を紹介するはあまりない。太平洋戦争は石油の戦争といわれるわりに、私たちは事の顛末をきちんと理解していないのかもしれない。 そんな中、明治から現在までの日の油田開発と資源外交に焦点をあてる書は希有な一冊といえよう。これまで歴史に埋もれてきた数多くの物語を紡ぎだす良書である。しかも、歴史の表舞台に登場するプレイヤーの動向を紹介するだけでなく、そんな彼らを支えた人、場合によっては彼らにすら認知されていない現場の人たちにまでスポットライトをあて、日のこれまでの資源外交と油田開発の歴史を振り返っている。 書を読むと日の石油政策

    『石油と日本』石油を持たない国の試行錯誤 - HONZ
  • 『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』をダシにして文明再興SFを語る - 基本読書

    この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた 作者: ルイスダートネル,Lewis Dartnell,東郷えりか出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/06/16メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見る先週末HONZに文明が一旦崩壊したあと、いかにして文明をリスタートさせるのかをテーマにして書かれた『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』の記事を書いたらこれがけっこう読まれていたみたいだ。honz.jp アクセス数とかはわからないけど※この記事を書いた後でアクセス数を見れるようにしてもらえました。 なんかブックマークコメントやTwitterの言及がいっぱいついていた(Twitterの方はみてないけど)。やれ異世界転生物で使えそうだとか、SFでこんなものがあるとか。僕もこの記事を書きながら自分のブログだったらSFへの言及がマシマシになって収拾がつかなくなって

    『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』をダシにして文明再興SFを語る - 基本読書
    kaionji
    kaionji 2015/07/01
    欧米で流行ってるとのこと
  • 安原製作所回顧録 - 情報考学 Passion For The Future

    ・安原製作所回顧録 カメラ好きでベンチャー精神の人は絶対に読もう。面白すぎる。 著者は1997年に、たったひとりで世界最小のカメラメーカー「安原製作所」を設立し、「安原一式」「秋月」という名前のフィルムカメラ2機種を世に送り出した伝説の人。元京セラ出身のエンジニアなので技術は分かったが、経営は素人、カネはないし、会社を離れたら信用もない。ないないずくしの状態から、過去に例がない零細カメラメーカーを興していく起業物語。 「今は良いメーカーの良い製品だけが存在している時代だ。人の生き死にに関わる製品ならそうあるべきだが、それ以外ならあやしいメーカーのあやしい製品があったほうが面白いと考えるのは私だけだろうか。安物の服を買って洗濯したらばらばらになった。これを友達に話すネタができたと考えるのは心が豊かなことではないだろうか。」 ユニークな会社であるが故にマスコミには200回以上取り上げられ「一式

  • 田嶋『高学歴貧困女子が読み解くピケティ』:意外や意外、ベスト級の解説書。色物に非ず! - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    学歴貧困女子が読み解くピケティ (SAKURA・MOOK 2) 出版社/メーカー: 笠倉出版社発売日: 2015/05/08メディア: ムックこの商品を含むブログ (2件) を見る 見た瞬間、まあろくでもない色物だと思うのは人情でしょう。高学歴貧困女子がこんな問題抱えているというのを、おちゃらけマンガをからめつつ、ピケティをいい加減につまみいしつつ書いて、『21世紀の資』とは何の関係もない代物になってるんだろうと思うじゃない? ついでに、この田嶋智太郎という著者監修者、アマゾンで見るとこれまでのは、見るからにお馬鹿のインチキ臭漂う、FXで儲ける方法とかのお手軽投機ばっか。書がまともなものになっているとは、とうてい思えませんがな。 その見方を裏付けるのが、なんだかいきなりついているアマゾンの読者レビュー。他の解説書は『21世紀の資』に縛られているが、これはそうじゃないって言われ

    田嶋『高学歴貧困女子が読み解くピケティ』:意外や意外、ベスト級の解説書。色物に非ず! - 山形浩生の「経済のトリセツ」