サバイバル登山家 服部 文祥 (著) [Amazonで詳細を見る] なんというか、 「ほー、よくぞそこまで」 と感心するほかありません。 この本は、できるだけ身ひとつで山におもむき、生活に必要なものは山の恵みからゲトりながら登山するという「サイババル登山」という行為を発案し、実践している人の処女作です。 表紙の目つきからしてヤバそうです。 「気がついたら普通だった。それが僕らの世代の思春期の漠然として重大な悩みである。おいしい食べ物や暖かい布団があり、平和で清潔だった。そして僕らはいてもいなくてもかまわなかった(P25)」という冒頭の一文が気に入り、購入しました。 彼は日本の中で普通に生まれて育ち、でも彼は、自分の想像をはるかに超えた、圧倒的に強くて自分の都合を考慮しないものの中に身を置き、そこで生き延びる自分を経験することに強く惹かれていきます。 そこで彼が選んだのが登山でした。黒部やK
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