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ブックマーク / intmed.exblog.jp (19)

  • 幸せは感染する - しかし、不幸な友達を見捨てるな | 内科開業医のお勉強日記

    Happiness is infectious - but don't drop your unhappy friends just yet 幸せは感染する - しかし、不幸な友達を見捨てるな 集団発生現象って訳すとなんということもないのだが、“collective phenomenon”と呼ばれる、幸福の連鎖現象がBMJで報告されている。 肥満は大規模社会ネットワークを通じて“感染”し広がる  2007年 07月 26日と類似した内容か? このよな現象は、喫煙行動も同様である。 特異的行動や気分変調の広がりが社会的ネットワークをもって広がる。 考えてみれば、不況の時の気分の落ち込みなんかもそうなのかもしれない。 ・・・なんか含蓄のある報告となっている。 Dynamic spread of happiness in a large social network: longitudinal

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  • 小児科レジデントではうつ、バーンアウトが多く、うつは医療過誤増加と関連する | 内科開業医のお勉強日記

    医療関係者のうつ・バーンアウトというのは表だって考慮されることは少ない。将来あるレジデントたちのこういった心的状態は社会的にも損失である。 メディアが医師たちを責め立て他の社会的不満のはけ口にしているかのような状況下で、医師たちに重大な心的異常がみのがされている。このような心的な異常状態はが結果的に医療過誤に結びつけば、患者サイドにとっても大きな影響がもたらされるのである。 Rates of medication errors among depressed and burnt out residents: prospective cohort study BMJ, doi:10.1136/bmj.39469.763218.BE (published 7 February 2008) 【目的】 小児科レジデント内のうつ、バーンアウト頻度、これらの疾患と医療過誤の関連があるかどうか 【デザイ

    小児科レジデントではうつ、バーンアウトが多く、うつは医療過誤増加と関連する | 内科開業医のお勉強日記
    kakaneko
    kakaneko 2008/02/16
  • 録音可能mp3プレイヤーを聴診器の代用とする | 内科開業医のお勉強日記

    電子聴診器を買ってるのだが、どうもめんどくさくて・・・長続きしない。ネックは意外に電源で、乾電池を週1回替えるのがめんどくさくなったという事情もあったが・・・ 聴診がわりの平型マイクと記録できるmp3プレイヤーがあればまあ呼吸器系の聴診はそう困らないだろうと思ったが、直接、胸壁で録音するとは・・・さすがに思いつきもしなかった。 これは、先月に海外マスコミの話題になっていたもの(http://www.canada.com/topics/technology/news/gizmos/story.html?id=01c0ce51-6533-4f4a-a099-ca1033c95c07&k=84324) Skjodtらは、聴覚学者Bill Hodgettsとともに、ストックホルムで、ERSの年次終会で彼らの発表を行った。Skjodtは呼吸器科医で、ここの大学の呼吸救急の助教の立場 ショッピング途中

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  • PTSD治療は今のところエビデンス不十分・不適切で確立した治療法はない カウンセリングとやらを含め! | 内科開業医のお勉強日記

    Treatment of Posttraumatic Stress Disorder: An Assessment of the Evidence nationalacademies.org "Department of Veterans Affairs on the treatment of posttraumatic stress disorder"というかたちで発表されたステートメント PTSDの回復、治療期間、早期介入を含めたいくつかの事項の要約 ・ エビデンスでは心理療法はPTSD治療に有効であると結論づけるには不十分 ・ エビデンスでは認知再構築、スキルトレーニングの取り組み、眼球運動脱感作・再プロセッシング、他の心理治療、グループ療法がPTSD治療治療に有効であると結論づけるには不適切 ・ エビデンスではPTSD治療に使用するどの薬剤が有効であるか結論づけるのは不適切。薬剤と

    PTSD治療は今のところエビデンス不十分・不適切で確立した治療法はない カウンセリングとやらを含め! | 内科開業医のお勉強日記
  • 内科開業医のお勉強日記

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    kakaneko
    kakaneko 2007/09/10
    遺伝的リスクのある人ではストレスによって記憶障害がでやすいのではないかという仮説 慢性ストレスが及ぼすリスク
  • 統合失調症リスク遺伝子の役割判明 | 内科開業医のお勉強日記

    なんとなく、納得できる説明だった。 指揮者の技量不足により脳神経のネットワークの形成がうまくいかなかった病態により統合失調症などの病気が生じるという仮説 NORMAL ROLE FOR SCHIZOPHRENIA RISK GENE IDENTIFIED --disc1 makes protein that helps new neurons integrate into our neural network Johns Hopkins Medicine 統合失調症や気分障害に関わるmajorなrisk factorとして遺伝子がどのように関与しているかまだ不明である。 しかし、Hopkinsの研究者たちは、Cellにおいて遺伝子が正常成人脳での役割を示す大きな仕事を行った。 disk1という遺伝子は、新しくできた細胞の一種の指揮者として働き、適切なテンポで適切な場所に新しい細胞をガイドし

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  • うつに対するCBT SSRIに比べ有効性すくない | 内科開業医のお勉強日記

    たとえば、テロや市街地戦闘などの後のPTSDへの有効性の報告( BMJ 2007;334:1147 (2 June) )もあり、災害や事件などが起きれば、すわっ・・・カウンセリングの出番ということになるようだ。 だが、この心理カウンセリングとやらはほんとに効果があるのだろうか?心理療法などは現在、認知行動療法が主体だが、この傾聴のみでほんとによいのだろうか?CBTとなりえていない、心理療法で、はたして、どこまで、その効果があるのか・・・非常に疑問視するのだが・・・世の中はなにやら心理療法を超人的・超現実的な効果があるかのように考えられているようである。・・・カリスマなんたらとか、スピリチュアルななんたらと変わらんじゃん・・・ 地震などは不安とうつの感情入り乱れ、個々人・時相により、その心理的機制が異なると考えるのが普通と思う。はたして、ゲートウェイとして心理学専門家が対応できる資質を有して

    うつに対するCBT SSRIに比べ有効性すくない | 内科開業医のお勉強日記
  • この患者は認知症になってますか? | 内科開業医のお勉強日記

    認知症同定というのは日常診療になってきたようである。尾道市医師会の取り組みは尊敬に値する。・・・ただ、認知症の診断という面ではちょっと注意が必要そうである。 Does This Patient Have Dementia? JAMA. 2007;297:2391-2404. 60歳以上の患者の研究で、認知症診断の標準化したクライテリアを用いて研究 データ抽出は2つの独立したレビューアー、3番目のレビューアーが合致性を補正 Mini-Mental State Examinationに対して 陽性結果LR中央値は6.3(95%CI 3.4-47.0) 陰性結果LR中央値は0.19(95%CI 0.06-0.37) 簡略化アプローチは利用可能だが、頻回に研究されているわけではない。 記憶障害を有する場合のLRは 6.5(95%CI 4.4-9.6) Memory Impairment Scree

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  • 脳腸ホルモン | 内科開業医のお勉強日記

    なぜか講演の座長にされたので、そのテーマである脳腸ホルモンを調べた・・・(まったくの自己学習) "脳腸ホルモン学会"(Society of Brain-Gut Hormone Research)なるものがあるようで、無知に反省・・・ 腸脳ホルモンとは、”脳と消化管の両組織に存在し、重要な生体機能調節に関与している一群のペプチドを総称して脳腸ホルモンと呼び、CCK―ガストリンファミリーのペプチドもこのホルモンに属する”(http://www.biol.s.u-tokyo.ac.jp/users/naibunpi/biopark/PMK-Ref/Evo-Sys-9611MKP.pdf) 脳-腸相関 なる言葉も・・・ 胃腸消化管(gastrointestinal tract:GIT)と神経系のうち中枢(CNS)、腸管系(ENS)とも副交感、交感神経の2径路の外的コミュニケーションを含むもので、コ

    脳腸ホルモン | 内科開業医のお勉強日記
    kakaneko
    kakaneko 2007/05/14
    脳-腸相関 
  • アルツハイマー病PET早期診断はなり得るか?・・・ジャーナルウォッチ誌解説 | 内科開業医のお勉強日記

    FDDNP-PETによるMCI発見、アルツハイマー病早期診断の報告がJournal Watchに掲載されたようである。 元記事は・・・ Small GW et al. PET of brain amyloid and tau in mild cognitive impairment. N Engl J Med 2006 Dec 21; 355:2652-63. 当方のブログでも触れている・・・MCI(軽度認知機能障害)のFDDNP-PETによる検出 AD病例を早期診断ツールとして、治療可能性評価のツールとしてPET画像を評価する知見が得られたと評価。 fibrillar amyloidと結合するPET物質である、Pittsburgh Compound Bの研究でも同様な所見が得られている(Ann Neurol. 2004 Mar;55(3):306-19.)とのこと。 今回の研究が有望なの

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  • 抗酸化サプリメントは寿命を短くする | 内科開業医のお勉強日記

    抗酸化サプリメントなんて・・・いいかげん・・・めざめなさい! ・・・ちょっと古くなった台詞を言いたくなる 抗酸化サプリメントは寿命を短くする・・・この種のビタミンを含む抗酸化作用をうたい文句商品のadverse effectのエビデンスが累積されつつある。 Mortality in Randomized Trials of Antioxidant Supplements for Primary and Secondary Prevention Systematic Review and Meta-analysis JAMA. 2007;297:842-857. 抗酸化物質というのがいくつかの疾患のリスク減少すると信じられている。しかし、発表された論文を見る限り抗酸化サプリメントは胃腸ガンの影響はないし、全原因死亡率を増やす可能性がある。一部セレニウムが検討不十分であるが・・・ 今週のJAM

    抗酸化サプリメントは寿命を短くする | 内科開業医のお勉強日記
  • 肉親死後悲嘆の“段階説(stage theory)” | 内科開業医のお勉強日記

    医療と心理的な反応に関しては、科学性でなく、語彙を知っているということで教授をなされる方々が多い。科学的根拠を示さない、教義的な彼らに疑念を抱いているのは私だけだろうか? 死後、残された家族の悲嘆に関して、PDQ(R)でも段階説が採用されている。 ・ショックと麻痺:この初期段階では、生存者は喪失の情報を処理できない;茫然として無感覚になる。 ・熱望と希求:この段階では、強い分離不安と、喪失の現実性の無視または否認とが結びついている。これにより、いなくなった人を探して取り戻したいという願望が生まれる。この希求が失敗すると、欲求不満と失望が繰り返される。 ・解体と絶望:しばしば抑うつ状態であることを報告し、今後の行動を計画するのが困難である。気が散りやすく、ものごとに集中できない。 ・再組織化:この段階は第3段階と多少重なっている。 “段階説(stage theory)”を日人の悲嘆回復の流

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    kakaneko
    kakaneko 2007/02/21
     mourning work
  • 孤独感はアルツハイマー病発症リスク | 内科開業医のお勉強日記

    老人になってからの社会的な孤立というのは認知症進展リスクと相関するが、知覚的な孤独感・疎外感との関係は分かってなかったが、アルツハイマー病と孤独について関連性を調査 孤独感を5-item scale で評価。 Loneliness and Risk of Alzheimer Disease Arch Gen Psychiatry. 2007;64:234-240. 823名の認知症のない人を対象にフォローアップ中、76名が臨床的なADの診断 孤独感のある人(スコア 3.2 90パーセンタイル)で、対照(1.4, 10パーセンタイル)の2倍のアルツハイマー病リスクであり、社会的孤独補正後も影響がなかった。 孤独感はベースラインでの認知機能低下と関連有り、フォローアップと共にあきらかとなった。 孤独感には変化が無く、研究中の孤独感の平均は認知機能低下・アルツハイマー病進展と相関

    孤独感はアルツハイマー病発症リスク | 内科開業医のお勉強日記
    kakaneko
    kakaneko 2007/02/09
    アルツハイマー病と孤独について関連性
  • 冠動脈疾患患者うつに対する治療は個別心理療法よりSSRIの方が効果がある | 内科開業医のお勉強日記

    心理療法導入は一般的に薬物療法より無批判であることが多く、結果、医療費を総体的に上げる一因となっていると思う・・・と書くとますます批判も多いと思うが・・・やはefficacyやbenefitの俎上に上げなければならない分野であることは違いないとおもうのだが・・・。 片方、SSRIに関しては若年者自殺など、多くの明らかになったリスクが存在する。では、心理療法には副作用がないのだろうか?そして有効性は十分なのだろうか? (CREATE) Trialの報告をみながら、個人的にそうおもった。 JAMAにて JAMA. 2007;297:367-379. うつは、冠動脈疾患入院患者に多く見られ、心血管合併症や死亡リスク増加と関連をもつ しかし、CAD患者のうつ治療介入に関する有効性の評価の研究は少ない Lesperanceらは、 1)interpersonal psychotherapy (IPT)

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  • 思春期自殺の家族的因子 | 内科開業医のお勉強日記

    わたしは、自殺とメディアの報道というのに関心があり、以前も触れた。 あまりに稚拙な報道及び場当たり的解説が跋扈し、読者・視聴者の情緒的関心のみを引き立て、二次被害を増加させている、加害者であるということも忘れているのだろう。 メディアの自殺報道は多くの批判があったから自粛しているのか、もしくは、メディア特有の移り気によるものなのか?その報道数は減っているようである。 メディアの特徴に、一つのターゲットを見つけたら徹底的にたたくというのが特徴である。自殺というのは多因子的であり、その要因への決めつけというのは非常に危険である。 今回のテーマである家族的要因というのも決めつけはさらに危険であることは承知しておく必要がある。ただ、自殺という要因に対するinterventionに関してそれを科学的に分析することは重要であるだろう。ただ、残念ながら、家族集積性に関してそれを介入して自殺を減少させるか

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    kakaneko
    kakaneko 2006/12/28
  • 自閉症と扁桃体 | 内科開業医のお勉強日記

    自閉症において、社会性の障害の客観的指標と扁桃体(Amygdala)のサイズに関連があるという初めての報告らしい 扁桃体との関係は注目されていたらしいが、そのサイズの報告がバラバラで、小児期に大きく、思春期は相ではないという報告などであり、今回経年的変化で説明できるかもしれないと読み取ったが・・・いかがだろうか? Nacewicz BM et al. "Amygdala Volume and Nonverbal Social Impairment in Adolescent and Adult Males With Autism." Arch Gen Psychiatry. 2006;63:1417-1428. デザイン:扁桃体容積(high-resolution、解剖学的なMRI検査)の2つの横断的研究で、54名の男性、8-25歳の対象者、23名の自閉症、5名のAsperger症候群・広

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  • 造影剤アナフィラキシーショック予防の有用性は少ない | 内科開業医のお勉強日記

    造影剤によるショックはアナフィラキシー反応ではなく、アナフィラキシー様反応と区別され、“アナフィラキシー様反応は、アレルギー反応でありません。アナフィラキシー様反応は、アレルギー反応に関与する抗体であるIgEが引き起こすのではなく、物質自体によって引き起こされるものです”と説明されている記述(メルクマニュアル)も存在する。 ここでは、“正確な機序は不明であるが、ヒスタミン遊離とマスト細胞の引き金が重症時関連し、IgE関連のメカニズムが特定のケースで疑われている”という旨の記述と、表題にも“anaphylaxis”と書かれてることでアナフィラキシーと記述する。 検査前に問診を全く行っていないとされて、重大な過失が認められた事例(PDF)がある。 確かに、問診結果をカルテに記載してなかったことは非があるのだろうが、問診にて既往がないということであれば、すべてが否定されたのであろうか?造影剤を使

    造影剤アナフィラキシーショック予防の有用性は少ない | 内科開業医のお勉強日記
    kakaneko
    kakaneko 2006/09/29
    造影剤ショックについて
  • 口臭:臨床的レビュー | 内科開業医のお勉強日記

    内科医も時に口臭に関して質問されることがある。・・・専門外ですなんていうと怒られそうなので、レビューを勉強してみた。H.pylori除菌を賢明に推奨している方々がいるが、Evidenceとしてはまだ不明であるので、注意願いたい。 Clinical review Oral malodour (halitosis) BMJ VOLUME 333 23 SEPTEMBER 2006 (原因)口臭は一過性には多くの人が存在し、8-50%が繰り返し経験しているcommonな病態である。物残渣と歯・舌の細菌プラークが主な原因であり、口腔衛生の不備、歯周炎・歯肉炎などの炎症によるものと考えられる。いづれにせよ口腔内が原因のことがほとんどであるとのこと。 他の原因として、一過性の睡眠後・時に“morning halitosis”と呼ばれる時がある、これは鼻閉塞、特に上気道感染、特に暑く乾燥した空気下での

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  • 医療過誤と責め立てることでさらに医療過誤増加へ | 内科開業医のお勉強日記

    福島県の産科医の逮捕劇は、日では自らが犯罪者になる可能性が臨床をやっている医者ならだれでもでてきたということになった。 日という社会は、勧善懲悪であり、医療事故・過誤をおこすのは、悪人がおこすのであり、悪人を留置場・刑務所に放り込み、医師免許剥奪すれば、万事解決と警察・検察・裁判所・メディア・一般国民はおもってるのであろうか? 今週のJAMA(JAMA. 2006;296:1071-1078. )によれば、米国でも1999年のとInstitute of Medicneの医療過誤による死者10万人という発表移行、社会的な関心があがっているようである。 入院患者での比率は5-10%、最近では50%とする著作物もある。 いままで、過誤をする側の医師の比率に関する報告は少ないそうで、しかも、横断的自己報告ばかりである。 その報告では、内科レジデントの45%あるいは47%に、トレーニング中医療過

    医療過誤と責め立てることでさらに医療過誤増加へ | 内科開業医のお勉強日記
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