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ブックマーク / ykuno.jugem.jp (3)

  • 久野能弘の日記 | 精神分析学に騙されてきた人たち

    哲学者が師の教えに従って学問の道を突き進み、ついには自殺に追い込まれるのは自業自得ですが、臨床には相手があり間違った理論がクライエントの命を奪い去ることさえあるのです。フロイトの誤った理論が幾人の後継者たちを殺し、その後継者たちが幾人のクライエントを殺して来たかを考えるとフロイトの犯してきたここ100年にわたる犯罪には許し難いものがあります。ヒットラーや東条英機、スターリンやルイセンコは歴史家による審判を受け葬り去られましたが、フロイトやユングはまだ審判を受けていません。あなたは今まで幾人のクライエントを殺して来ましたか?あなたが生涯賭けてなしてきた仕事が自分の業績を飾り立てるのには役立ったけれどクライエントに全く貢献せず、多くのひとびとを死に追いやることでしかなかったことに気がついたらあなたは生きていられますか わが国では精神分析に対する批判は長年無視されてきました。わがくにの精神医

    kakaneko
    kakaneko 2007/12/15
  • 久野能弘の日記 | 河合隼雄元文化庁長官死去

    彼が真の意味で臨床心理学者であったかどうかは別にして我が国に臨床心理学の名を広めたことに異論はありません。心からご冥福を祈りたいと思います。 わたしが河合先生からロールシャハテストの教えを受けたことがあるというと驚かれる人も多いと思うのですが、40年以上の昔、大阪の森ノ宮の精神衛生研究所で開かれていたロールシャッハテストの研究会に出かけ、辻悟、藤岡喜愛、などの先生の研修会にわたしも参加させていただいていた時代があります。 来、白ネズミを被験体に学習心理学の実験を続けていた私にとって、統計処理もなく直感的に結論を導くRTやTATの世界は極めて異様であり、奇異な世界だったのです。辻先生にしろ藤岡先生にしろ、河合先生にしろ、理系の教育を受けて育った方々です。従って、その出発点では要因統制の大切さや、統計処理の大切さについての教育は受けてこられた方々です。その上で自然科学の限界を感じて文

    kakaneko
    kakaneko 2007/07/21
  • 久野能弘の日記 | 認知行動療法の方々に

    認知行動療法の健全なる発展を渇望しています わたしが執拗にわが国の認知行動療法の方々に批判を繰り返していることの真意が誤解されているようなので今日はその誤解を解きたくて筆を取ることにします。 旧来の心理療法と比較して、認知療法家が明確な成果を上げておられることには頭が下がります。しかしながら、臨床上の成果をどの時点で評価するかについては別の問題があります。ただセラピー終了の時点でそれを評価するのか、少なくとも半年、1年、できれば数年を経て評価するのか、と言った問題があります。 行動療法というのは単に一時的に遂行行動を制御する技法ではなく適応習慣を形成保持、発展させる技法だからです。ウォルピやアイゼンクがめざしたのは適応習慣の保持なのです。従来の皇太子妃への治療の行詰りが認知行動療法の方々により打開されつつあるところから、このところ認知行動療法への評価が高まりつつあるようですが、

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