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ブックマーク / www.tachibana-akira.com (13)

  • 「過労死自殺はなぜなくならない?」誰もいわない単純な理由 週刊プレイボーイ連載(265) – 橘玲 公式BLOG

    大手広告代理店に入社してわずか8カ月の女性社員がクリスマスの晩に投身自殺したことで、日企業の長時間労働と過労死があらためて批判されています。この広告代理店では2013年にも30歳の男性が過労死(病死)しており、労働基準監督署からの度重なる是正勧告を無視していたことが「悪質」と見なされ、刑事事件も視野にいれて立ち入り調査が行なわれました。 報道によれば、女性社員はインターネット広告を担当する部署に配属され、クライアント企業の広告データの集計・分析、レポート作成などを担当していました。このネット広告部門は9月末に、レポートを改ざんして運用実績を虚偽報告したり、広告不掲出で過剰請求するなどの不正行為が発覚したばかりでした。その原因について会社側は、「現場へのプレッシャーも含めてマネジメントが配慮すべきだった」「複雑で高度な作業に対して恒常的に人手不足だった」と説明しています。 女性社員は自殺前

    「過労死自殺はなぜなくならない?」誰もいわない単純な理由 週刊プレイボーイ連載(265) – 橘玲 公式BLOG
    kako817v002
    kako817v002 2016/11/23
    “年功序列・終身雇用の日本企業では、「不適材不適所」で混乱する現場を長時間労働のマンパワーでなんとか切り抜けようとし、パワハラとセクハラが蔓延することになる”
  • 理屈をいう前に、まずは保育園の送り迎えから 週刊プレイボーイ連載(235) – 橘玲 公式BLOG

    子育てをしたのはだいぶ前のことですが、ゼロ歳のときから共働きで、月~金のうち2日は私が保育園に迎えにいくことになっていました。公立の保育園は9時から5時までで、前後に1時間延長が認められていました(*)。朝8時に子どもを預けると、5時に迎えにいくためには4時過ぎに会社を出なくてはなりません。これでは正社員の勤務は無理なので、子どもが小学校に上がるまではフリーランスで働いていました。 日では共働きでも夫が正社員、がパートがほとんどで、その保育園では父親が迎えに来るのは私だけでした。「保育園落ちた日死ね」のブログをきっかけに政治家や識者がいろんなことをいってますが、違和感があるのは、このひとたちのほとんどが保育園を利用した経験がないからでしょう。 待機児童の解消が重要なのは当然ですが、保育園の数を増やしただけでは問題は解決しません。当時、いちばん困ったのは子どもが頻繁に発熱することでした

    理屈をいう前に、まずは保育園の送り迎えから 週刊プレイボーイ連載(235) – 橘玲 公式BLOG
    kako817v002
    kako817v002 2016/03/28
    文中でも指摘されてるけど、いま展開されてる保育園拡充運動なんてしょせん既得権益層の正社員が保育士という名の奴隷をよこせって騒いでいるだけだもんな。で、それを指摘すると逆ギレするという。
  • 「同一労働同一賃金」が都合が悪いほんとうの理由 週刊プレイボーイ連載(201) – 橘玲 公式BLOG

    「相手の身になって考えてみよう」というのは、小学生でも知っている道徳の基です。これをちょっと難しくいうと、「自分の主張が正しいのは、自分が相手の立場になっても、その主張が正しいと納得できる場合だけだ」ということになります。 人種差別をするひとは、自分が外国に行ったときに、「お前は黄色人種だからあっちの汚いトイレを使え」といわれて、「わかりました! ひとを人種で差別するなんて、なんて素晴らしい社会なんでしょう」と素直に納得できなければなりません。こんな奇特なひとはめったにいないでしょうから、人種差別が正義に反することが普遍的なルールとして要請されるのです。 「同一労働・同一賃金」は日では労働制度の問題とされ、派遣法改正といっしょくたに議論されていますが、その質は「正義」にあります。 正社員と同じ仕事をしている派遣社員の給料が半分、というのはよく聞く話です。これを当然と思っているひとは、

    「同一労働同一賃金」が都合が悪いほんとうの理由 週刊プレイボーイ連載(201) – 橘玲 公式BLOG
    kako817v002
    kako817v002 2015/07/06
    “日本の新聞社やテレビ局で子会社への出向を行なっていないところはありません。そんなメディアが、同一労働・同一賃金の推進を主張できるわけはないのです。”
  • リベラルこそが憲法9条改正を主張すべきだ 週刊プレイボーイ連載(196) | 橘玲 公式サイト

    オウム真理教の信者はなぜ脱会しないのか。ほとんどのひとは、洗脳が解けていないからだとこたえるでしょう。しかし地下鉄サリン事件から20年もたって、いまだに獄中の(それも明らかに精神を病んだ)教祖の言葉を信じつづけられるものでしょうか。 ひとは無意識のうちに、自分の選択を正当化しようとします。些細な間違いならすぐに修正できるでしょう。しかしそれがきわめて大きな過ちで、もう取り返しがつかないのなら、事実を直視するのは自分で自分を否定するのと同じことになってしまいます。 こういうときひとは、全身全霊で過去の選択を擁護しようとします。しかも始末に悪いことに、それがたんなる自己正当化であることすら否認するのです。 オウム真理教の信者は超能力や精神世界を信じる真面目な若者たちで、家庭や職業を捨て、資産のすべてを教団に譲渡し、周囲の強い反対を押し切って入信しています。それが、教祖はいかさま師で教団はテログ

    リベラルこそが憲法9条改正を主張すべきだ 週刊プレイボーイ連載(196) | 橘玲 公式サイト
    kako817v002
    kako817v002 2015/06/06
    “いまにして思えば、「リベラル」の最初の過ちは「戦争放棄」といっしょに国家の自衛権まで放棄してしまったことです。”
  • 新卒一括採用という「年齢差別」はもうやめよう 週刊プレイボーイ連載(194) – 橘玲 公式BLOG

    就活中のアルバイト学生から、「スマホを机の上に出しておいていいですか?」と訊かれました。なんのことかと思ったら、人気企業の説明会は参加人数が決まっていて、募集から30分以内に申し込まないと落選してしまうのだそうです。これではまるで、アイドルのコンサートのチケット争奪戦みたいです。 「大学生は学業を優先すべし」との政府の要請により、今年から就活時期が大きく繰り下げられ、採用情報や説明会情報の解禁が学部3年の3月からになりました(採用選考開始は4年生の8月から)。その結果、数少ない説明会に学生が殺到することになり、希望者全員を受け入れることができなくなって「先着順」になったようです。こんなことでは、学生は学業どころではなくなってしまいますから、かえって逆効果でしょう。 厚生労働省のホームページには、「雇用対策法が改正され、平成19年10月から、事業主は労働者の募集及び採用について、年齢に関わり

    新卒一括採用という「年齢差別」はもうやめよう 週刊プレイボーイ連載(194) – 橘玲 公式BLOG
    kako817v002
    kako817v002 2015/06/06
    “差別だろうがなんだろうが、官民一体となって労働改革に頑強に抵抗するのは、彼らが大好きな「軍隊生活」を守るためなのでしょう。”社畜は奴隷生活がお好き
  • ”奴隷労働”をしながら「残業代ゼロ」を批判する不思議なひとたち 週刊プレイボーイ連載(193) – 橘玲 公式BLOG

    安倍内閣が今国会で法制化を目指す「高度プロフェッショナル労働制」は、メディアによって呼び方がまったくちがいます。ある新聞は「脱時間給制度」、別の新聞は「残業代ゼロ制度」で、この3つが同じ法案だということを知らないひとも多いでしょう。 このなかでもインパクトが大きいのは「残業代ゼロ」で、働いてもお金がもらえないのなら、そんな法律を支持するひとがいるわけはありません。これは「人種差別法案」とか「戦争参加法案」と同じで、最初に問答無用で否定的なレッテルを貼り、議論そのものを拒絶する典型的なプロパガンダの手口です。 不思議なのは、「残業代ゼロ」を旗印にこの法案を強く批判する新聞社が、従軍慰安婦問題や原発報道でトラブルを起こし、今後は「中立公正な立場」で報道すると紙面で宣言していることです。「残業代ゼロ」という決めつけに対しては、法案の作成にかかわった経済学者などから「あまりにも偏向して不公正」と抗

    ”奴隷労働”をしながら「残業代ゼロ」を批判する不思議なひとたち 週刊プレイボーイ連載(193) – 橘玲 公式BLOG
    kako817v002
    kako817v002 2015/06/06
    “サービス残業は「現代の奴隷制」ですから、それを一掃するには経営者に懲役刑を科せばいいだけです。こういう当たり前の主張をする「リベラル」が日本にいないのは、みんな奴隷労働が好きだからなのでしょう。”
  • 「ひとが嫌がることをする表現の自由はない」なら、映画を観ることすらできない 週刊プレイボーイ連載(191) – 橘玲 公式BLOG

    「ひとが嫌がることをする表現の自由はない」なら、映画を観ることすらできない 週刊プレイボーイ連載(191) – 橘玲 公式BLOG
    kako817v002
    kako817v002 2015/04/30
    シャルリーナントカの風刺画を毛嫌いしていたサヨク界隈が、『アンブロークン』公開の件でブーメランを食らっているという構図。
  • 中国にはなぜ「親日派」がいないのか(『橘玲の中国私論』あとがき) – 橘玲 公式BLOG

    新刊『橘玲の中国私論』より「あとがき」を掲載します。 ************************************************************************ 中国には「知日派」はいても「親日派」はいない。中国で「親日」のレッテルを貼られると、「漢奸」「売国奴」として社会的に抹殺されてしまうからだ。 これには歴史的な経緯がある。 日中戦争が泥沼化し、首都南京を攻略しても終戦のきっかけがつかめないなか、軍部は謀略によって傀儡政権を樹立することを計画する。白羽の矢が立てられたのは国民党の創設メンバーでありながら蒋介石と対立していた汪兆銘で、参謀部第八(俗称「謀略」)課長影佐禎昭(かげささだあき)らが工作の中心となった。 1938年7月、汪兆銘の密使として極秘裏に日を訪れた国民党政府の外交官、高宗武に対し、陸軍大臣、板垣征四郎は「日は従来の因縁によっ

    中国にはなぜ「親日派」がいないのか(『橘玲の中国私論』あとがき) – 橘玲 公式BLOG
    kako817v002
    kako817v002 2015/04/30
    “どちらの歴史認識が正しいかを議論することには意味がない。ひとは誰も、自分の見たいものしか見ないし、自分の理解したいものしか理解しないからだ。”
  • ギリシアがドイツの「戦争責任」を問題にするのはなぜ? 週刊プレイボーイ連載(188) – 橘玲 公式BLOG

    ギリシアのチプラス政権がドイツに対し、第二次世界大戦の占領で被った損害1620億ユーロ(約22兆円)の賠償を要求しています。それに対してドイツは、「賠償問題はすべて解決済み」と拒否しました。 この報道に、なんかヘンだと思ったひとも多いでしょう。日はいつも、戦争責任をめぐってドイツと比較され、批判されていますが、ギリシアとドイツのやり取りはアジアのどこかの国とそっくりです。 戦後の日ドイツが置かれた立場のちがいは、人類の“負の遺産”となったヒロシマとアウシュヴィッツを比べればわかります。どちらも人類史に画期をなす大事件ですが、強制収容所がユダヤ人絶滅計画という「加害」の記録だとすれば、広島・長崎への原爆投下では多数の市民が死亡し、重い原爆症で苦しんだのですから、こちらは「被害」の歴史遺産です。映画『ゴジラ』に象徴されるように、戦後の日人は原爆を天災とみなすことで「罪の相殺」をしてきま

    ギリシアがドイツの「戦争責任」を問題にするのはなぜ? 週刊プレイボーイ連載(188) – 橘玲 公式BLOG
  • 「表現の自由」を定めた憲法21条は削除したらどうだろう 週刊プレイボーイ連載(185) – 橘玲 公式BLOG

    フランスの週刊誌『シャルリー・エブド』などに掲載された風刺画をまとめたが出版されたというので近所の書店を回ってみたら、どこも「うちには入荷していません」とのことでした。報道によれば、大手書店でも販売を自粛するところが大半のようです。 こうした対応について、「ひとが嫌がるようなことをする表現の自由はない」と支持する意見が多いようですが、もしそうなら、同じ書店に、特定の民族や国家を揶揄・中傷するが並んでいるのはなぜでしょう? その理由は、わざわざ説明するまでもありません。相手がどれほど嫌がっていようと、気にわない奴らをバッシングする自由はあるわけです。書店もムスリムの気持ちに配慮しているわけではなく、抗議されたら困ると思っているのでしょう。 もっとも、こうした風潮をいちがいに批判することはできません。欧米諸国とイスラームの複雑な歴史に日は無関係で、「アタマのおかしい奴らを刺激して火の粉

    「表現の自由」を定めた憲法21条は削除したらどうだろう 週刊プレイボーイ連載(185) – 橘玲 公式BLOG
    kako817v002
    kako817v002 2015/03/16
    “「私はヘイト表現だと感じた。だから掲載するな」というのは、個人的な判断を一方的に読者に押しつける知識人の横暴以外のなにものでもありません。”
  • ISISの存在が突きつけるアラブ諸国の深刻な矛盾 – 橘玲 公式BLOG

    『マネーポスト』新春号に掲載された「ISISの存在が突きつけるアラブ諸国の深刻な矛盾(連載:セカイの仕組み第13回)を、編集部の許可を得てアップします。執筆時期は2014年11月です。 ************************************************************************ 内戦や紛争で統治が崩壊してしまったシリアとイラクでイスラーム系過激派組織が勢力を拡張している。 日のメディアは「イスラム国」と報じているが、この名称には問題がある。欧米はもとよりサウディアラビア(スンニ派)やイラン(シーア派)、さらには世界のムスリム(イスラーム信者)のほとんどがこの団体を「イスラーム」とも「国家」とも認めていないからだ。そこでここでは、欧米のメディアにならって「ISIS(アイシス)」と記すことにする。これは彼らの旧称である「イラクとシリアのイス

    ISISの存在が突きつけるアラブ諸国の深刻な矛盾 – 橘玲 公式BLOG
    kako817v002
    kako817v002 2015/01/30
    “人類の歴史は、「理想」と「正義」こそがこの世でもっともグロテスクなものを生み出すことを繰り返して教えている。21世紀を迎えても、私たちはまだこの罠から抜け出す方途を見つけられずにいる。”
  • 「派遣」をめぐる議論はなぜいつも下らないのか 週刊プレイボーイ連載(172) | 橘玲 公式サイト

    労働者派遣法の改正案が国会で審議入りしたことで、派遣労働のあり方をめぐる議論が再燃しています。法案を提出した安倍政権は「身分の不安定な派遣社員の待遇改善や正社員化につながる」と力説しますが、野党は逆に「派遣を増やすだけだ」と反発しています。 とはいえ、この法案が世論を二分する論争になっているわけではありません。当の派遣社員も、「どうでもいい」「関心がない」と突き放しています。 この徒労感はどこから来るのでしょうか。それは政治家やメディアが、問題の質から目を背けているからです。 「派遣」という働き方が悪いわけではありません。それが政治問題になるのは、日の社会では派遣が「非正規」とされ、同じ仕事をしていても「正規」の社員と待遇が異なるからです。 ILO(国際労働機関)は同一労働同一賃金を基的人権としており、「正規」「非正規」の区別は現代の身分制と見なされます。「日は前近代的な差別社会だ

    「派遣」をめぐる議論はなぜいつも下らないのか 週刊プレイボーイ連載(172) | 橘玲 公式サイト
    kako817v002
    kako817v002 2014/11/25
    「同一労働同一賃金」って真っ当なリベラルの考え方だよね。賛同者はまだまだ少ないが。 / 「派遣」の議論がくだらないのは単純に考えて野党側のリップサービスが薄っぺらいからだと思われ。
  • 日本人は世界でいちばん仕事が嫌い – 橘玲 公式BLOG

    人の価値観を世界の国々と比較する「世界価値観調査」のことは以前も書いたが、鈴木賢志『日人の価値観』には、各種の価値観調査のなかから興味深いものがコンパクトにまとめられている。 ここではそのなかから2つ紹介しよう。 最初の表は、「たとえ余暇が減っても、常に仕事を第一に考えるべきだ」という意見に「強く賛成」とこたえたひとの割合だ。いわば、「世界仕事人間ランキング」である。 一目瞭然のように、日人は堂々の第一位だ。しかも、下から。 日人は、「余暇が減るんなら仕事なんかしたくない」と考えているひとの割合がきわめて高い。すなわち、「世界でいちばん仕事が嫌いな国民」なのだ。 ランキングを見ればわかるように、上位はほとんど発展途上国で占められている。彼らは、「働かなきゃ生きていけない(遊ぶことなんて考えてられない)」ひとたちであり、同時に、「働けば働くほどゆたかになれる」ひとたちでもあるのだろ

    日本人は世界でいちばん仕事が嫌い – 橘玲 公式BLOG
    kako817v002
    kako817v002 2012/04/15
    「仕事なんて面倒くさい。でも労働者の権利は守ってほしい。独り者なんてキモい、結婚したらとりあえず勝ち組かな。もちろんハケンやバイトなんて自己責任だよね」。これが日本のサラリーマンの標準的な考え方。
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