宮城テレビ放送は、東日本大震災で被災した宮城県内の港町から極上グルメを発信する番組「漁港のヒミツメシ!宮城の美味(うま)い!大調査」を自社制作した。 出演は石巻市「いしのまき観光大使」を務める落語家林家たい平さんと、青森県弘前市を拠点に活躍するるご当地アイドル「りんご娘」のリーダー王林さん。 気仙…
日本の海で衰退しているのは漁業だけではなく、遊漁(釣り)も同様である。1998年のピークには約2020万人もいた釣り人が、2020年には約550万人まで減少している。その原因は多岐にわたるが、水産資源の減少により「釣れなくなった」ことが大きな理由として存在するのは確実だろう。 たとえば釣りの代表格であるクロマグロは、資源量の減少を受けて、先駆けて個別漁獲割当(IQ)が実施されている。その影響もあり、2021年6月に30㌔グラム以下のクロマグロは採捕禁止になり、同年8月には日本全国でサイズを問わず釣りが禁止されている。 水産庁によると、禁止の理由は「資源管理の実効性を確保するため」。だが現状の漁業者によるクロマグロ漁は、30㌔グラム以下の幼魚だけでなく、産卵期のマグロまで漁獲している。このような状況下で釣りだけを禁止する合理性は見当たらない。漁業者も釣り人も力を合わせ、科学的根拠に基づき資源
糸魚川市のシーサイドバレースキー場で6日(日)、アンコウの吊るし切りの実演やアンコウ汁がふるまわれるイベントが開催されます。 糸魚川市を代表する冬の味覚「アンコウ」。12月~3月にかけて市内の漁港で水揚げされるアンコウが旬を迎えます。 市内では毎年、あんこうフェアやあんこう祭りが開催され、多くの人たちでにぎわいますが、コロナ禍で去年と今年は中止に。 そこでシーサイドバレースキー場が、日ごろの感謝と糸魚川の町おこしを兼ねて、糸魚川のアンコウをPRするイベント「あんこう汁のおもてなしで心も身体もポッカポカ祭」を企画しました。 当日はゲレンデ中腹に特設会場を設置し、アンコウの吊るし切りの実演が行われます。スペシャルゲストとして、テレビやYouTubeで話題の新潟県立海洋高校 食品科学コースの生徒「あんこうガール」が、吊るし切りを実演します。 また、糸魚川市内の人気店「魚祭」をはじめ、新潟県と長野
フカヒレをはじめとするたくさんの中華食材を扱う「中華・高橋」3代目の高橋滉さん。家業を継ぐと顧客に選ばれる企業を目指して、安定供給や歩留まりの改善などに取り組みました。社員の4分の1が離職する危機もありましたが、逆に取引先との長年の信頼関係を感じるきっかけになりました。中華料理のニーズの移り変わりを機敏に察知し、新しい事業を次々と打ち出しています。 中国人に恩返ししたいと祖父が創業 サメの尾ビレを原料に中華・高橋が製造する最高級品のフカヒレの姿煮(同社提供) 中国語が堪能だった高橋さんの祖父・正(ただし)さんは、第2次世界大戦中、日本軍の通訳として中国に赴任していました。そのとき、現地の中国人に大変世話になったそうで、中国人に恩返しがしたいと、終戦後の1953年に高橋商店(後の中華・高橋)を創業。ホタテの貝柱、ナマコ、干鮑、フカヒレなどの中華料理食材を築地の乾物問屋市場から仕入れ、周辺の高
カネテツデリカフーズ株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:村上 寛)は、株式会社 円谷プロダクション(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:永竹 正幸)の、アニメシリーズ『かいじゅうステップSDGs大作戦』とタイアップし、持続可能な開発目標(SDGs)の目標12「つくる責任 つかう責任」と目標14「海の豊かさを守ろう」をテーマに、未就学児から小学生の子どもたちに「海の現状と問題背景」そして「自分たちにできること」を商品と特別映像で楽しく発信していきます。 カネテツデリカフーズ × 円谷プロダクション 昨今、水産資源の需要が高まっており、過剰に水産物が漁獲されることによる水産資源の枯渇が問題視される中、持続可能で適切な管理をおこなっていると認められた漁業により獲られた水産品につけられる認証ラベル、MSC「海のエコラベル」があります。このラベルがついた商品を選ぶことで持続可能な漁業を応援すると
道南の鹿部町でホタテの水揚げが今月から始まり、出荷作業が盛んに行われています。 鹿部漁港では、養殖のホタテの水揚げが今月から始まり、4日も朝からおよそ100トンのホタテを港にあげ、地元の加工業者や卸売業者がせりを行っていました。 新型コロナウイルスなどの影響で価格が低かった去年に比べて、ことしは中国での需要の高まりなどから5割ほど高く取り引きされているということです。 地元の水産会社には水揚げされたばかりのホタテが運び込まれ、従業員がへらを使って身を手際よく取り出すとパックに詰めていました。 水産会社「海鮮商店」の木元秀耶さんは、「ことしは身が厚く甘みと弾力があり食べ応えがあります。刺身やバター焼きで食べるのがおすすめで、お酒やごはんにも合うので食べてみてほしいです」と話していました。 鹿部町のホタテは4月下旬ごろまで全国に出荷されるということです。 【道の駅ではホタテ丼提供】 鹿部町の道
気候変動による生態系の変化。サバフグが例年より大幅に水揚げ。 「海の課題」を市民が知ることで、未来の海を守る一歩に。限定サバフグメニューできっかけづくり 農林水産 株式会社On-Co(本社:三重県桑名市)が取組む、海の課題を知りアクションを起こす人を増やす【丘から海を考える[丘漁師組合]】プロジェクトに共感した全国36店舗展開する創業144年のうどん屋「歌行燈」(本社:三重県桑名市)が丘漁師組合とのコラボ企画をスタート。3月15日(火)より「サバフグ」を使ったメニューを展開します。 ■農業従事者は136万人に対して、漁業者は15万人。海の幸が食べられなくなる未来 日本における漁業従事者は、一貫して減少傾向にあり2018年には15万人。2023年には12万人に減少すると予想されています。*1 これは、毎年6000人の漁業従事者が減少していることになります。 漁業従事者が減少している原因はさま
東日本大震災で亡くなった人のうち、海で遺体が見つかった568人について東北大学の研究グループが分析したところ、沿岸部の傾斜が急になっている「リアス海岸」の沖合で、90%近くの人が発見されていたことが分かりました。研究グループは、こうした地域では、津波で沖に流されるリスクが高いとして、救命胴衣を用意するなどの備えを呼びかけています。 東北大学災害科学国際研究所の門廻充侍助教などのグループは、東日本大震災で死亡した人のうち宮城県を中心とした9527人について、宮城県警から情報提供を受け分析を進めています。 海で遺体が見つかった568人について調べたところ、沿岸部の傾斜が急で複雑な地形が入り組む「リアス海岸」の沖合で、多くの人が見つかっていたことが分かりました。 自治体ごとにみますと、リアス海岸になっている、宮城県石巻市の沖合が203人、女川町が115人、気仙沼市が114人、南三陸町が68人で、
「人がいます!手を振っています!」 福島県の沖合15キロの洋上。 突然、声を張り上げた若手隊員の発見報告でイージス艦「ちょうかい」は一気に興奮に包まれました。 みなさんは去年、NHKが放送したドラマ「星影のワルツ」をご覧になったでしょうか。東日本大震災で津波にのまれて流され、43時間にわたって海を漂流し、孤独、飢え、渇きに耐えた末、奇跡的に救助された男性の実話です。 このとき男性を救助したのは福島から遠く離れた長崎・佐世保市を母港とする海上自衛隊の乗組員たちでした。 当時、救助現場で何が起きていたのでしょうか。 現場の隊員から最高幹部まで複数の関係者への取材で詳細が明らかになってきました。 海上自衛官が語る、11年目の証言です。 (長崎放送局 佐世保支局記者 喜多祐介) 「下に降りて!」「了解」「航海長、止めてくれ!」「GPSに落としてくれ!」 映像を再生してみると慌ただしく飛び交うことば
日本全国ヒッチハイクで回ろうとしていた小田原出身の25歳の男性は、気仙沼のボランティアに参加後、気仙沼の漁業にアップサイクルの概念を持ち込み、世界に発信しようとしている。 南三陸に生まれ育った23歳の女性は新規に就農し、新たな農業の形を生み出そうとしている。 栃木県出身の25歳の男性は、福島大学在学中に海外で福島の風評被害を痛感し、福島で作られる作物を生かした食材を開発し、全国に広めようとしている。 新規ビジネスに挑む20代の3人が暮らすのは、「東日本大震災の被災地」だ。「その土地でなにかをする」ために動き始めた20代の3人と、彼らを支えた「土地の人々」。それぞれに物語があった。 震災から4年後、それでもボランティアに 気仙沼は2011年3月11日14時46分に起きた東日本大震災で、津波によって大きな打撃を受けた。それから11年経った今、マグロ漁業をはじめ、漁業もほぼ復興を遂げている。 し
日南市で水揚げされた新鮮なカツオを特製ダレをつけて七輪で炙って食べる、ご当地グルメ「日南一本釣りカツオ炙り重」。 新規加盟店協定書の調印式と認定書授与式が開かれ、日南海岸南郷プリンスホテルが11店舗目の認定を3月3日に受けました。 南郷プリンスホテルで提供されるカツオ炙り重の特製ダレは、ポン酢醤油にたまねぎを入れた、たまねぎポン酢タレと、麦みそに砂糖やみりんなどを加えた味噌ダレの2種類となっています。 ▽認定を受けた日南海岸南郷プリンスホテル・西川充支配人は「カツオをはじめ日南の素材をPRしてきました。今回より一層PRするところと地域貢献をやっていこうと加盟しました。自信を持ってオススメする味になっています。日南市内でいろんな味を楽しめる加盟店がまたひとつ増えたといっていただけるような出来になっていると思う」と話していました。 南郷プリンスホテルのカツオ炙り重は事前予約が必要で、3月4日か
大阪湾でイカナゴのシンコ(稚魚)漁を行う神戸市、淡路島、大阪府の漁業者らは3日、漁獲量が低迷しているため4、5日の2日間休漁することを決めた。もともと休漁日の6日も休んで週明けの7日に再出漁し、漁獲量次第では終漁を判断する。 大阪湾では、兵庫県内から七つの漁業協同組合に所属する300隻余りが操業する。初日の1日の漁獲量は昨年に続き、回復の兆しを見せた。しかし、2、3日は伸び悩み、減少傾向をみせてきた。 漁師らによると、終漁を検討する1船団あたりの漁獲量の目安を初日に下回っていたが、大潮のタイミングや漁場のばらつきなどが影響している可能性もあるとみて、漁を続けてきたという。淡路島東岸の漁業者でつくる淡路東浦水交会船曳網部会の保田友也会長(64)は「様子を見て週明けに期待したい」とした。 明石以西や淡路島西岸の播磨灘で操業している漁業者らは4日も出漁する。(森 信弘)
北海道留萌市の海岸で、巨大なゴム製の漂着物が見つかりました。どこから流れ着いたのかは、わかっていません。 海岸に打ち上げられた巨大なゴム製の黒い塊…地元の漁協職員が最初に漂流しているのを見つけたのは2月1日で、現場は、留萌市三泊町(さんどまりちょう)の海岸です。 留萌海上保安部などによりますと、漂着したのは、タンカーなどの大型船が港に接岸する際に使用する「防舷材(ぼうげんざい)」で、海岸に横たわる画像の状態だと、タテに4.5メートル、ヨコは6メートルもあります。 近くの港のものではなく、どこから流れ着いたのかは、わかっていません。 また、同じような「防舷材」が石狩市浜益区の海岸でも見つかったということです。 留萌建設管理部は「防舷材」が漂流しないように砂浜に移動させ、処分方法について検討しています。
アオヤギはバカガイの別名と言われています。バカガイ自体の由来は水揚げした後にダランと足(舌)を伸ばしている、千葉県などの産地で「バカみたいに採れた」ため……など諸説あります。 アオヤギは千葉県市原市の地名で、バカガイの集積地であることから名づけられたという説がありますが、広辞苑ではバカガイ科バカガイ属の二枚貝のむき身のことを指して区別しているようです。 寿司で提供される際もアオヤギと呼ばれ、とても人気のある貝のひとつです。刺し身だけでなく、西日本ではキヌガイやヒメガイなどといって干物に加工されるなど、さまざまな調理法がなされている食材です。 そんなアオヤギには、タウリンやベタインという栄養素が豊富に含まれています。タウリンは、アミノ酸の一種で肝臓の機能を向上し、血中コレステロールに働きかけて血液をサラサラにしてくれます。
サッカー東北社会人リーグのコバルトーレ女川(宮城県女川町)に、マグロ漁師との「二刀流」を目指している高校生がいる。宮城水産高1年の佐藤稜馬(16)だ。同県石巻市出身。東日本大震災で甚大な被害を受けた地域とともに歩むクラブで、まずは4部リーグに相当する日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指しつつ、マグロ漁師になるという将来設計も描く。 1月下旬、雪が時折舞う石巻市内のグラウンド。まだあどけなさが残る丸刈りの佐藤は、細身の体で先輩たちの中に入り、トレーニングに励んでいた。阿部裕二ゼネラルマネジャー(GM)は「大人のパワーやスピードにはまだ太刀打ちできないが、サッカーに対する姿勢は素晴らしい。アイデアも持っている」と、チーム最年少FWに期待を寄せる。
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