毒を含むフグの卵巣を加工した佐渡特産の「ふぐの子粕(かす)漬け」について、新潟食料農業大学(新潟県胎内市、新潟市北区)の長島裕二教授らのグループが食用が可能になる仕組みを突き止めた。製造過程で毒が塩漬け液と粕床に移行するため、卵巣からは毒が抜け、食べられるようになるという。 ふぐの子粕漬けは、ゴマフグの卵巣を約2年間塩漬けした後、半年から1年程度酒かすに漬ける。酒かすの風味があり、まろやかな塩辛...
平塚沖で水揚げされ、スーパーや鮮魚店ではほとんど出回らない未利用魚「シイラ」の普及促進を図ろうと、平塚市立港小学校(同市夕陽ケ丘)の6年生が一役買った。この秋からは、児童の呼びかけで市内の飲食店10軒がシイラを使ったメニューの提供を開始。街を巻き込んだプロジェクトに地元漁業関係者は熱い期待を寄せている。 シイラは米国ハワイ州では「マヒマヒ」とも呼ばれ人気の魚。国内でも食べられている地域はあるものの、「見た目が悪い」「鮮度がすぐに落ちる」といった理由から市場に出回ることが少なく、取れてもリリースされたり、処分されたりすることがあるという。平塚でも年間約7トンの水揚げがある。 児童が呼びかけた手段とは
冬の珍味、陽光に輝く 熊本・牛深で、からすみ作り最盛期 熊本日日新聞 | 2023年11月21日 08:21 熊本県天草市牛深町で冬の高級珍味「からすみ」作りが最盛期を迎えた。港近くの水産加工場では、完成間近となった製品が陽光を浴びて山吹色に輝いている。 塩漬けしたボラの卵巣を乾燥させたもので、年末年始の贈答品として人気がある。1945年創業の井上勇商店では20日、潮風が吹き抜ける屋上の作業場で従業員らが約800本の卵巣の脂分を丁寧に拭き取り、乾き具合を確めていた。 今年は気温が高めで降雨もあり、例年よりも1週間ほど仕上がりが遅れ気味だが、「素晴らしいものができつつある」と井上卓社長(42)。主に関東や関西向けに、昨年並みの2500~3千本の出荷を見込む。 県内の百貨店などでは100グラム6500円前後で販売されるが、12月2、3日に町内である「牛深あかね市」では市価の7~8割程度で売り出
日本の食品輸出の王者だったホタテは、中国の輸入停止で一気に危機的状況となった。過去10年ほどで海の中の個体数を増やして増産に努めてきたが、売り先に困る事態に。このままだと、2024年は一段と需給バランスが崩れてしまう。 ■連載予定 ※内容や順番は予告なく変更する場合があります (1)カゴメ、地球沸騰「トマトショック」と戦う NECとAI活用 (2)リンガーハット、猛暑でも「国産野菜100%」死守 コスト削減で工夫 (3)ホタテ輸出の悲劇、深刻化は2024年 「国民1人5粒」は流通に難題(今回) (4)「ビール離れ」を猛省、キリン役員が懸ける2割高価なクラフトビール (5)物流2024年問題、農産物に大打撃 神明とNTT、デジタルツイン市場構築へ (6)ローソン、値上げと値下げの2正面作戦 (7)日本農業絶滅の救世主、ロボ収穫やっと実現 スタートアップ躍進 「本当にホタテ輸出の危機が起きるの
我らが高級イタリアン「サイゼリヤ」では「スープ入り塩味ボンゴレ」を今シーズンも販売しています。アサリがたっぷり入って500円と、コスパがよいメニュー。 【もっと写真を見る】 ヒパヒパ。アスキーグルメのナベコです。最近は気温が急に下がったので、汁気があるあったかメニューに救われますね。 我らが愛すべきイタリアン「サイゼリヤ」では「スープ入り塩味ボンゴレ」を10月11日より販売開始。ボンゴレ(ボンゴレビアンコのこと)は、2020年ごろからサイゼリヤのシーズン限定メニューとして登場しています。今回で何度目かの復活。 アサリがゴロゴロ入っていますよね。これで価格は税込500円と、昨年登場時から変わっていません。 ■サイゼリヤ 「スープ入り塩味ボンゴレ」 価格:500円 今だけ!サイゼの「ボンゴレ」の魅力とは 食べていきましょう! 味付けは魚介の旨みがきいていながらも、塩ベースであっさり。サイゼリヤ
日本産ホタテの殻むきなどの加工業務を受刑者の刑務作業に加えよう――。中国による禁輸措置で打撃を受けた国産ホタテの事業者支援として政府が10月に検討した「秘策」は、急ピッチで具体化が進んだが、約2週間で一転断念した。米国など想定するホタテの輸出先には、受刑者の労働による産品を輸入できない制度があったためだ。それならば、なぜ検討したのか。背景を追った。 発端は萩生田氏の一言 話の発端は、自民党の萩生田光一政調会長の一言だった。10月14日の札幌市での講演で、受刑者の刑務作業としてホタテの加工ができないかとの趣旨の発言をしたとされる。 ホタテは、8月の東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を受けて中国が始めた日本産水産物の全面的な輸入停止で大打撃を受けている。 農林水産省によると、中国向けの水産物輸出額(2022年)は国・地域別1位の871億円で、中でもホタテは489億円の重要な品目だ。 ホタテ
Published 2023/11/20 16:01 (JST) Updated 2023/11/20 16:17 (JST) 【ワシントン共同】世界銀行は20日までに、世界の海藻養殖市場には最大118億ドル(約1兆7600億円)規模の成長余地があるとする報告書を発表した。現状の市場規模は推定していないが、海藻を原料とした補助食品やプラスチックの代替品など用途の多様化が期待され、今後伸びる有望市場だと紹介した。 2030年までの試算として公表した。報告書では、日本について「食品としての海藻は飽和状態だが、海藻エキス市場の発展余地がある」とも指摘。新たな産業創出のほか、海藻産業は世界的に女性労働者が従事していることが多く、日本でも女性の雇用拡大につながる可能性がある。
募集中大学生対象8日前 118view 【SDGs×漁業】持続可能な水産業を牽引する漁協と共に、海に優しい未来を創ろう! ▶宮城県漁協石巻地区支所 地域の漁業者に「持続可能」な水産業の意義をPR!? 石巻では持続可能な水産物の国際認証「ASC認証」を取得した牡蠣を育てています。もっと多くの事業者にこの認証を取得してもらうために、漁業者に向けASC認証の重要性を発信していきましょう! このプロジェクトについて 【その1:課題を抱える水産業】 日本の海は優れた条件に恵まれ、水産業が活発に行われていました。しかし、水産資源の減少、担い手不足、そして魚食離れなど...水産業はさまざまな課題に直面しています。現在、水産業では「持続可能性」が強く求められています。 【その2:持続可能な漁業ってなに?】 私たちが普段口にする水産物は自然の賜物であり、無限なものではありません。世界中で水産物の消費が増える
カツオとビンチョウマグロの水揚げ好調が後押しとなり、宮城県の気仙沼市魚市場の水揚げ金額が、震災後最高額となることが確実となりました。 気仙沼漁協によりますと、2023年の水揚げ金額は11月18日時点で220億7347万円で、震災後最高額となることが確定したということです。 この額は、2015年に記録した震災後最高額の約212億円を既に8億円ほど上回っているということです。 気仙沼漁協臼井靖参事「やはり200億円という水揚げを目標にやっていますので、超えたということは関係者の皆さんのおかげですし、地域にとって大変喜ばしいことだと思いますね。カツオ、あとビンチョウが好調に推移したということですね」 カツオとビンチョウマグロの水揚げが好調だったことや単価が高かったことなどが後押しとなり、この2種類だけで総水揚げ高の半分以上を占める119億9237万円だったということです。
「オリジナリティ」を持つ“元気な会社”のヒミツを、電通「カンパニーデザイン」チームが探りにゆく本連載。第32回は、震災から間もない2012年に宮城県気仙沼市に創業した、ニット製品の製造・販売を手掛けるKESENNUMA KNITTING(気仙沼ニッティング)を紹介します。 東北の港町、気仙沼の地で一流のニットが生まれている。オーダーメードで、全て手編みでつくられ、その編み手は地域の女性たち。価格的にも地理的にも気軽に手が出せるものではないそのニットには、全国にファンがたくさんいて、1年半待ちの製品もあるという。 そんな気仙沼ニッティングの代表を務めるのは、気仙沼とは縁もゆかりもなかった御手洗瑞子社長。マッキンゼー・アンド・カンパニーでコンサルタントとして勤務後、ブータン王国政府の首相フェローとして同国の観光業活性化に取り組んだ、ユニークな経歴の持ち主だ。 一体、どうしたらこんなことが実現で
新種「セキジュウジクラゲ」発見 伊豆諸島の海底カルデラで―海洋機構 2023年11月20日20時27分配信 伊豆諸島の「須美寿カルデラ」で発見された新種の「セキジュウジクラゲ」(aは横から、bは上から撮影)(海洋研究開発機構提供) 伊豆諸島の岩礁「須美寿島(すみすじま)」の北側にある海底カルデラ「須美寿カルデラ」(直径約10キロ)内で、透明な傘の中に赤い十字のような形が見える珍しいクラゲが見つかった。海洋研究開発機構のドゥーグル・リンズィー主任研究員らがミズクラゲ科の新亜科、新属、新種に分類し、和名を「セキジュウジクラゲ」と命名。国際動物学誌ズータクサに20日、論文を発表した。 〔写真特集〕新種だよ 珍種も集合 このクラゲは傘の直径が約10センチ、高さが約7センチ。2002年に海洋機構の無人探査機で1匹だけ採集した後、20年に2匹目を採集できたため、他種のクラゲと形態を比較したり、遺伝子解
ギンザケの稚魚の放流が、宮城県南三陸町始まりました。猛暑の影響で海水温が高かったため、前年より3週間ほど遅い放流となりました。 20日朝、南三陸町戸倉の波伝谷漁港には、川崎町で育てられたギンザケの稚魚約9トン5万7000匹が運び込まれました。 稚魚のサイズは約20センチで、沖合のいけすに放流された後は、1日1回餌を与えながら4カ月ほどかけて50センチほどの大きさに成長させます。 猛暑で海水温が高かったことから、稚魚の放流は前年より3週間ほど遅くなりました。 漁業者によりますと放流がこれほど遅くなったことは記憶にないということで、例年通り育つか不安が残ると話しています。 県漁協戸倉銀鮭養殖部会佐藤正浩部会長「(遅れた原因は)海況ですね。海水温が高いのでなかなか(稚魚を)入れる温度にならないので遅れました。3週間の遅れを取り戻すのは難しくいけすに入れて4カ月で出荷しますので、不安ではあります」
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