米Domino's Pizza Enterprises社は2016年3月17日(現地時間)、宅配ピザの自動運転デリバリーロボット「Domino's Robotic Unit」、通称DRU(ドリュー)を発表した。既にオーストラリア・クイーンズランド州の一部エリアで試運転を開始しており、今後様々なエリアでの商業利用を目指す。 高さ922(最大約1185mm)×車幅740×奥行き1030mm、重さ約190kgの四輪ロボット。充電バッテリーで動作し、スタート地点から目的地まで最適なルートを選んで歩道を走行し、現在は約20km先まで配達可能。走行速度は環境に合わせて制御する。センサーにより道中の障害物を特定し、必要に応じて避けることもできる。 出来たての熱いピザと冷たいドリンクを収納できるキャリーボックスを装備。目的に到着後、注文者がメールで受け取ったコードを入力するとキャリーボックスが自動で持ち上
1946年にスタンフォード大学が設立した世界一大きな研究機関のひとつが「SRIインターナショナル(以下、SRI)」です。このSRIでは、アメリカの10セント硬貨(日本の1円玉よりも小さな硬貨)よりも小さなロボットを作成しており、この極小ロボットたちはさまざまな能力を備えています。そして、最新の極小ロボットたちは、自身以外のロボットを組み立てることができるだけでなく、極小ロボットが自身で使用するためのツールも作り上げることができるようになっています。 SRI's Micro Robots Can Now Manufacture Their Own Tools - IEEE Spectrum http://spectrum.ieee.org/automaton/robotics/industrial-robots/sri-micro-robots-can-now-manufacture-the
家庭用ロボットは、まだ「ルンバ」のような形のロボットが普及し始めた段階だ。しかし、コンパニオンロボットとしては、SFに描かれる未来の世界で活躍していそうな人型ロボットが多く提案されている。 この種のコンパニオンロボットは、格好良かったり可愛らしかったりするデザインが一般的。ところがクラウドファンディングサービス「Indiegogo」で見つけたロボット「Robit」は、まるでSFファンタジー映画「E.T.」に登場したエイリアン似の“キモ可愛いさ”が癖になりそう。 Robitは、3つの車輪で移動する家庭用ロボット。超音波センサやジャイロスコープ、加速度センサ、電子コンパスにより、家のなかを自律走行する。上下左右に向きを変える頭を持ち、大きな2つの目は8×8のLEDマトリックスでさまざまに表情を変える。残念ながら、E.T.と違って器用な手は備えていない。 スピーカとマイクを搭載し、音声でやり取り
自律型ロボット兵器を規制する国際法 2016.02.10 Updated by ロボット法研究会 on February 10, 2016, 07:30 am JST 今年1月にスイスの保養地ダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会において、世界的に著名な情報工学者のスチュアート・ラッセル(Stuart Russel)カリフォルニア大学教授が人工知能(AI)を備えた自律型ロボットが人間を殺しながら戦場をさまようといった未来を回避する必要を訴えた。 ある種のAIが搭載された自動追尾ミサイルや自動巡航ドローン兵器のなかには工学的には「自律的」に動作する兵器システムもあるものの、このような完全な自律型ロボット兵器については現時点で実存しないにもかかわらず、自律型致死性兵器システム(LAWS, Lethal Autonomous Weapons Systems)として、特定通常兵器使用禁止制限
ロボット掃除機「ルンバ」で知られるiRobotは、主力事業の1つである国防安全保障事業を売却すると発表した。今後、家庭用の掃除ロボットやコネクテッドホームといった分野に注力する方針。売却先はArlington Capital Partnersで、最大4500万ドルで取引するとの条件で最終合意した。 一般にはロボット掃除機のルンバ(Roomba)や床拭きロボット「ブラーバ(Braava)」が有名なiRobot。ただし、災害被災地での救助活動や、戦場での探索や地雷除去をするロボットなど、さまざまな製品を手がけている企業だ。
世界最先端のアンドロイド(人間酷似型ロボット)が体験できる常設展「アンドロイド ― 人間って、なんだ?」を6月25日(水)より公開します。 今回お披露目するのは、新規に開発された子供型アンドロイド「コドモロイド® 」と成人女性型のアンドロイド「オトナロイド®」、そして人間の特徴を極限までそぎ落としてデザインされたアンドロイド「テレノイド®」の3体。総合監修は、「人間とは何か」をテーマに研究を進めるアンドロイド研究の第一人者、石黒浩氏です。 「コドモロイド」は世界初のアンドロイド・アナウンサーとして、また「オトナロイド」は未来館のアンドロイド・科学コミュニケーターとして、それぞれ人間の仕事に挑戦していきます。ロボットを通して改めて「人間」という存在を照らし出す場であるとともに、来場者がアンドロイドとの対話や操作の体験ができる、世界的にもユニークな展示となります。 基本情報 公開日: 2014
AIからリアルガンダムまで、なんでもありだった2015年。ロボットBEST10をまとめてどうぞ! 日本に決闘状を叩きつけたチームUSA 今年一番の話題はこれ、日米最強ロボット対決です。水道橋重工の戦闘ロボ「KURATAS(クラタス)」に米MegaBots社の「Mk.II」が果たし状を突きつけ、世界中のニュースになりました。Mk.II(昨年完成、話題になったのは今夏)は全高4.5m、重量5.4t、ペイント弾を時速200km以上で飛ばせるのが自慢。 デュエルを受けて立った水道橋重工 「まさか日本の大企業が、地球の裏側から飛んできた決闘状なんか相手にしないだろう」という予想を裏切り、水道橋重工は挑戦を受けて立ちました。早速チームUSAは7,857人にシールとTシャツ売りまくって$554,592の投資をかき集めて、エンジンをホンダ製から国産に切り替え、今のこのブルドーザーっぽいデザインに改良を加え
ロボットと法を考えよう 2015.12.16 Updated by ロボット法研究会 on December 16, 2015, 07:30 am JST 読者の皆様の中にも、お掃除ロボットを「飼っている」方がいるかもしれない。もしかしたらPepperを購入して家でロボットのコミュニケーションを楽しんでいる人もいるかもしれない。あるいは昔から飼っているAIBOのメンテナンスに頭を悩ませている方もいるだろう。 お掃除ロボットやペットロボットをはじめ数多くのいわゆるサービスロボットと呼ばれるロボットが我々の生活の様々な場面で活躍し始めている。そして大手自動車メーカーが2020年をめどに自動走行車の投入を宣言するなど、ロボット技術が身近になりつつある。日常生活以外でも、災害現場の探索や遠隔操作での手術など、その活躍の場とその可能性は今後飛躍的・劇的に拡大することが見込まれるといえるだろう。 他方
脳を参考にすることで、全く新しいコンピュータを生み出せるのではないか――。世界中で「脳型コンピュータ」に関する研究開発が進められている。しかし脳型コンピュータの実現は容易ではない。それを象徴するスタートアップがある。米Brain Corporationだ。 事業内容を隠して活動する「ステルス」の状態を脱し、2015年9月に初めての製品を発売したBrain Corporationは、二つの意味で注目に値するスタートアップだ。一つ目の理由は、同社が2015年9月に小型ロボット開発用の商用ソフトウエア「BrainOS」を発売したこと。もう一つの理由は、同社が脳型コンピュータの開発から事業転換して、ロボット用ソフトの発売に至ったということだ。 カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置くBrain Corporationは、米Qualcomm社や米国防高等研究計画局(DARPA)から出資を受け、「脳の
10年から20年後には、今、日本で働いている人の49%の職業が、機械や人工知能によって代替することが可能だとする分析を民間の調査研究機関がまとめました。技術の進歩によって近い将来なくなる仕事があるのか、関心を集めそうです。 職業ごとに必要な知識や技能を数値化したデータを基にコンピューターで分析した結果、10年から20年後には235種類の職業が代替できる確率が高いと分析されました。 具体的には、スーパーの店員や一般事務員、タクシー運転手、ホテル客室係、警備員などとなっていて、これらの仕事をしている人は合わせておよそ2500万人に上り、今、日本で働いている人の49%に当たります。 一方、医師や教師、美容師、それに観光バスガイドなど、人とのコミュニケーションが重要な仕事や、映画監督、音楽家など創造性が特に必要とされる仕事は、機械が代わって行うのは難しいと分析されています。 この分析では社会情勢の
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は「2015 国際ロボット展」(12月2~5日、東京ビッグサイト)で、辺や頂点を軸に自立する立方体型のロボットを参考出展している。側面のモーターが回転してバランスを取り、傾いた状態でも転倒することなく立ち続ける。 約10センチ立方のサイズに、X軸、Y軸、Z軸にそれぞれ対応する3基のモーターを搭載。8つの頂点のうち、6カ所に組み込んだセンサーが感知した遠心力や加速度をもとに、回転を調整する。 平面に倒した状態からも立ち上がることが可能。軽く指ではじいても、びくともしない。頂点を軸に回転したり、床を傾けても転倒しないという。
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