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reviewと生物に関するkamei_rioのブックマーク (24)

  • とまどわないペリカン 『ハシビロコウのすべて』 - HONZ

    「動かない鳥」として、大人から子どもまで人気があるハシビロコウ。しかし、意外にも、そのは世に少ない。書は待ちに待った「一冊まるごとハシビロコウ」である。日の動物園で会える13羽の性格や名前の由来などを写真とともに紹介。『ざんねんないきもの事典』の今泉先生監修のもと、謎に満ちたその生態をイラストで徹底解説している。 ハシビロコウという鳥は、眺めているだけで想像力をかきたてられる鳥だ。書もまた然りである。を開いて、最初に目に入った写真(下)では、その個体差に陶然となった。様々な顔つきの人がいるように、彼らも個体ごとに顔つきが相当違うのだ。その顔つきを見比べるのは、ことのほか楽しい。 その後に続く章では、野生のハシビロコウの写真をもとに、出会いから巣立ちまでをストーリー仕立てで紹介している。ジッとして動かない写真はもちろん、大空をはばたく貴重な写真や、お辞儀して求愛している写真などが

    とまどわないペリカン 『ハシビロコウのすべて』 - HONZ
    kamei_rio
    kamei_rio 2019/06/10
    あとでプリパラの北条そふぃさんに教える、とコメントしに来たら最初の2枚の画像にノックアウトされた
  • お猫様にもっと奉仕するために、その歴史と生態を知る一冊──『猫はこうして地球を征服した 人の脳からインターネット、生態系まで』 - HONZ

    様にもっと奉仕するために、その歴史と生態を知る一冊──『はこうして地球を征服した 人の脳からインターネット、生態系まで』 先日のペットフード協会の発表によると、全国犬飼育実態調査で、調査開始以来、はじめてネコの推定飼育数が犬の数を上回ったという。人類の相棒は犬じゃなくてネコだった──というわけではないけれども、少なくともペットの王は今やネコに移り変わりつつあるといえるのではないだろうか。飼いやすいというのもあるが、ネットをみればネコの画像や動画はいつだって大流行で、あっという間に万を超える閲覧、再生数を叩き出し人間の心を鷲掴みにする。 いったいネコの何が人間をそこまで惹きつけるのだろうか。犬は狩りもすれば防犯にも役にたち、飼い主が苦しんでいれば寄り添って慰めてくれる。お座りだろうがお手だろうがちょちょいのちょい。一方、ネコはどうだ。お手ができるネコが現れれば奇跡のような扱いを受け、

    お猫様にもっと奉仕するために、その歴史と生態を知る一冊──『猫はこうして地球を征服した 人の脳からインターネット、生態系まで』 - HONZ
    kamei_rio
    kamei_rio 2018/01/06
    生態系を破壊してもネズミを狩らなくてもかわいいは正義……
  • 人はどうやって人になったか──『生命進化の偉大なる奇跡』 - 基本読書

    生命進化の偉大なる奇跡 作者: アリスロバーツ,Alice Roberts,斉藤隆央出版社/メーカー: 学研プラス発売日: 2017/10/31メディア: 単行この商品を含むブログを見る書『生命進化の偉大なる奇跡』はイギリスの解剖学者・人類学者であるアリス・ロバーツによる、人類進化の中でも特に解剖学・発生学を中心としたサイエンス・ノンフィクションだ。彼女はBBCで人類進化をテーマとしたいテレビシリーズにも出演していたり、幅広く一般に向けてわかりやすい科学情報の発信を行なっているが、書もその成果のうちの一冊である。 中心となるのは、受精卵という一個の細胞がひとりのヒトへと成長を遂げる"奇跡"としか言いようがない事象の背後にある具体的なプロセスと、どのような歴史の上に我々の手が、足が、肺が、脳が、腰が、形作られてきたのか、それは元を辿ればどんな生物からの遺伝なのか──という生命進化の軌跡

    人はどうやって人になったか──『生命進化の偉大なる奇跡』 - 基本読書
  • 1000万種におよぶ昆虫たちの、オンリーワンの交尾道──『昆虫の交尾は、味わい深い…。』 - 基本読書

    昆虫の交尾は、味わい深い…。 (岩波科学ライブラリー) 作者: 上村佳孝出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2017/08/11メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る書は書名の通りに昆虫の交尾について書かれた一冊である。人生でこんなにたくさん交尾時の写真を見せられたことは一度も(エロを含めても)ないだろうというぐらいにの中には大量の複雑怪奇な交尾写真が踊っており、ほとんど電車で読んだけど若干の気まずさを覚えたりもした(昆虫なのだから堂々と読めば良いのだが……)。 全篇通して交尾、交尾、交尾、なのだけれどもどの種の交尾を取り上げてもみなそれぞれ異なった趣がある。コオロギはメスがオスの上におぶさるようにして交尾をするし、キリギリスは、オスの精包についた栄養に富んだゼリーをメスがべている間に、精子が精包のカプセルからメスの体内へと移動していく。近年の発見では、オス

    1000万種におよぶ昆虫たちの、オンリーワンの交尾道──『昆虫の交尾は、味わい深い…。』 - 基本読書
    kamei_rio
    kamei_rio 2017/09/07
    性別を分けて遺伝子の組み合わせを試すぜ!と意気込んだところ、おちんちんが磨き上げられました。は神様的にどうなの
  • 手ブレ補正とAF性能がすごい! オリンパス「OM-D E-M1 Mark II」で猫撮影 (1/2)

    深夜、リビングの隅に置いてあるスリバチの上で丸くなっていた「かふか」。望遠レンズをつけ、ぐぐっとアップで撮ってみた(2016年11月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II) 前回、富士フイルムのフラッグシップミラーレス一眼「X-T2」を取り上げたわけだが、その舌の根も乾かぬうちに、今回はまた別のカメラである。オリンパスの「OM-D E-M1 MarkII」。 何しろ、現在、個人的なベストなデジタル一眼って、X-T2とE-M1 Mark IIの2台なのだ。 撮りたいときにさっとピントが合って(つまりAFが速くて正確)、がどこにいても最適なアングルで撮れて、外のでも室内のでもOKで、などなど考えていくとこの2台は外せないのである。 私がずっとメインで使ってた初代「E-M1」に比べると、ちと重くデカくなったなぁとか、背面モニターがチルト式からバリアングルになってしまったなぁ、とい

    手ブレ補正とAF性能がすごい! オリンパス「OM-D E-M1 Mark II」で猫撮影 (1/2)
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    kamei_rio 2017/02/10
    "深夜猫をシャッタースピード1.3秒で望遠で撮るという暴挙に応えてくれる(こともある)、ってのがすごい"
  • フレッド・ピアス「外来種は本当に悪者か?」書評 - 湿地帯中毒

    フレッド・ピアス「外来種は当に悪者か?: 新しい野生 THE NEW WILD」草思社. 全体として書は専門的な用語の定義や使い方に誤りが多く、そもそも「社会問題としての外来種問題」に関する基的な部分に誤解があります。したがって導き出される考察や結論も誤りが多いです。唯一良いのはなるべく出典を示していることで、気になった事例を後で調べることができます。著者は丁寧に原典にあたって持論を展開しており、その点は「日のトンデモ学者や適当ライター」のよりはるかに真面目です。 ただ、こののテーマはタイトルから見えてくるように「外来種は悪か?善か?」であり、「外来種は悪ではない、善だ!」と言う持論を普及したくて執筆したのでしょうが、そもそも農業用作物の多くは外来種(イネもジャガイモももう色々)ですし、世間的に問題にしている外来種というのは「侵略的なごく一部の外来種」だけであって、21世紀の現

    フレッド・ピアス「外来種は本当に悪者か?」書評 - 湿地帯中毒
    kamei_rio
    kamei_rio 2016/09/21
    "外来種対策は「主に生物多様性の保全のために行っている」" と "生物多様性の保全は「人類が人類のために」している" であり、本書の善とか悪については話が別だと
  • 科学が産んだ脅威の動物たち──『サイボーグ化する動物たち-ペットのクローンから昆虫のドローンまで』 - 基本読書

    サイボーグ化する動物たち-ペットのクローンから昆虫のドローンまで 作者: エミリー・アンテス,西田美緒子出版社/メーカー: 白揚社発売日: 2016/08/05メディア: 単行この商品を含むブログを見る「サイボーグ化する動物たち」と言われると、ブースターが付いていて時速300キロで走るイヌや肩にブレードが付いていて標的を切り刻むネコなどを思い浮かべてしまう(僕だけかもしれない)。書の原題は「FRANKENSTEINS'S CAT Cudding Up to Biotech's Brace New Beasts」であり、どちらかといえばバイオテクノロジーによる動物の任意的な遺伝子改変による成果を紹介する側面が強いだ。 遺伝子改変 biotech関連では現状の成果をほとんど知らなかったので、読んでみて「けっこうなことやってんなあ」と思う事例が多い。たとえば中国ではミュータントマウスの大量

    科学が産んだ脅威の動物たち──『サイボーグ化する動物たち-ペットのクローンから昆虫のドローンまで』 - 基本読書
    kamei_rio
    kamei_rio 2016/08/10
    どちらかというとバイオらしい。遺伝子操作した個体をサイボーグで強化して人工知能を埋め込めば、生物最強の囲碁チャンピオンになれるかも
  • NHK『大アマゾン緑の魔境に幻の巨大ザルを追う』に登場したサルたちを解説する - おまきざるの自由研究

    はじめに ピグミーマーモセット フタイロタマリン クロリスザル キンガオサキ シロガオオマキザル チンパンジー ジャガー アカホエザル シロウアカリ ハイイロウーリーモンキー クロクモザル(Ateles paniscus:Red-faced spider monkey) ヒゲサキおよび新種のサキ モノスおよび雑感 はじめに 2016年6月12日に放映された『NHKスペシャル 大アマゾン第3集 緑の魔境に幻の巨大ザルを追う』に登場した「新世界ザル(野生状態で中南米に生息しているサルのこと)」について簡単に解説します. ※当記事執筆には『サルの百科』が大変参考になりました. javascript:void サルの百科 (動物百科) posted with ヨメレバ 杉山 幸丸,斉藤 千映美,松村 秀一,相見 満,室山 泰之,浜井 美弥 データハウス 1996-06 Amazon 楽天ブックス

    NHK『大アマゾン緑の魔境に幻の巨大ザルを追う』に登場したサルたちを解説する - おまきざるの自由研究
    kamei_rio
    kamei_rio 2016/06/19
    大アマゾンは(ガリンペイロもそうだったけど)とりあえず何か映像撮って来い!だから、割り切ると楽しいよ
  • 動いているコードに触るな『失われてゆく、我々の内なる細菌』

    プログラマの格言に、「動いているコードに触るな」がある。ビジネス環境の変化に合わせ、巨大なシステムを維持・改善していく上で、ほぼ原則といってもいい。 その意味はこうだ。長いこと複雑怪奇な状態なのに、なぜか正しく動いているプログラムに対し、不用意に手を入れると、思いもよらない不具合が出る(これをデグレードという)。一見冗長で、まわりくどく無駄なことやっているようなので、よかれと思って直す。すると、触った部分とは関係なさそうな別の場所・タイミングで、予想外の動作をする。結果、因果が特定できないまま解析が長引くことになる。きちんとリソースを充てて改善するならともかく、「なぜ上手く動いているか」が分からないまま改修するのは、非常にリスキーなのだ。 人体に常在し、ヒトと共進化してきた100兆もの細菌群を「マイクロバイオーム」と呼ぶ。このマイクロバイオームの多様性を描いた書を読むと、抗生物質の濫用に

    動いているコードに触るな『失われてゆく、我々の内なる細菌』
    kamei_rio
    kamei_rio 2016/06/09
    悪玉細菌だけ殺す抗生物質の開発が待たれる(人類には無理っぽいけど
  • 巨大生物は偉大なり 『巨大生物解剖図鑑』 - HONZ

    あらためて進化というのは面白いものだと感動した。なにをいまさらではあるが、百聞は一見にしかず。巨大生物の解剖と生理を目の当たりにすると、誰もがそう思わずにいられないだろう。 動物の大型化には、たとえば、キリンの首が長くなるとより多くの餌をべることができるようになるというように、メリットがあるはずだ。しかし、大型化にはメリットだけではなく、何らかの不都合が生じることがほとんどである。だから、大型化においては、大きくなる、というだけでは不十分で、大型化に伴って生じる不都合を補うようなある種の『工夫』も並行して進化しなければならないのだ。 新しいメカニズムの獲得とは逆に、進化には『呪縛』といえるものがある。生物のデザインは、なにもないところから作り出されたものではなく、それ以前のデザインから漸進的に変化してきたものだ。だから、大型化した動物にとっては、どうしてこんなデザインが残っているのかとい

    巨大生物は偉大なり 『巨大生物解剖図鑑』 - HONZ
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    kamei_rio 2016/03/15
    ドーキンス参戦!の効果たるや
  • "脱絶滅"が生態系の復活を可能にする──『マンモスのつくりかた: 絶滅生物がクローンでよみがえる』 - HONZ

    リョコウバト、ドードー、何より有名なマンモスなどこの世界では絶滅が後を絶たない。 人間による乱獲や森林の伐採などによる環境変動によってみすみすと絶滅させてしまった場合などは、人間の愚かさの象徴として語られることも多いが、そうはいっても気候の変動なり生態系の変化なりで絶滅というのはいつだって起こりえるものだ。であればこそ──一度絶滅したはずの生き物を現代に復活させることを指した”脱絶滅(de-extinction)”という言葉に強く惹きつけられる。それは取り戻せないはずのものを、取り戻す試みであるのだから。 書は書名そのままに(原題も『HOW TO CLONE A MAMMOTH』)、「脱絶滅のロードマップ」を提供する一冊である。どんな種、どんな特質を持った動物をよみがえらせるべきなのかを論じ、どのようにして絶滅した生物体を再度つくりだすのか、その技術的な過程を明らかにする。『書は、脱絶

    "脱絶滅"が生態系の復活を可能にする──『マンモスのつくりかた: 絶滅生物がクローンでよみがえる』 - HONZ
    kamei_rio
    kamei_rio 2016/02/06
    "種の復活ではなく生態系の復活こそ脱絶滅の真価だと言える" 後者がいかに困難かを知ることで、文明がどれだけ罪深いかよくわかる
  • 進化論ファン・古生物ファン必読の〈生物ミステリー プロ〉シリーズは、世界に誇れるガイドブックだ! - 万来堂日記3rd(仮)

    技術評論社から刊行中の土屋健著〈生物ミステリー プロ〉シリーズが、もうめちゃくちゃ楽しい。 現在既刊は8冊。それぞれこんな感じ。 ①「エディアカラ紀・カンブリア紀の生物」 地球上に登場した「生物」たち! 奇想天外なエディアカラ、バージェス、オルステン動物群! そしてそれらを生み出した「カンブリア爆発」とは!? ②「オルドビス紀・シルル紀の生物」 多様性を増していく生物たちに襲い掛かるオルドビス紀の大量絶滅!そしてウミサソリと三葉虫の時代がやってくる! そしていよいよ植物が上陸開始! ③「デボン紀の生物」 着々と陸上進出を進める植物たちを尻目に、ついに脊椎動物が海洋を握った「大魚類時代」到来! サメvs硬骨魚類の戦いの中、一部の魚類はついに地上を目指す! ④「石炭紀・ペルム紀の生物」 地上で繁栄する植物たちと昆虫たちに囲まれつつ、上陸を格化させる脊椎動物たち! 両生類の繁栄、爬虫類の登場!

    進化論ファン・古生物ファン必読の〈生物ミステリー プロ〉シリーズは、世界に誇れるガイドブックだ! - 万来堂日記3rd(仮)
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    kamei_rio 2016/01/12
    "そしてとうとう空から隕石が落ちてきた!" テンション高い
  • 『見えない巨人 微生物』はスゴ本

    読めば世界を見る目が変わる、一冊で一変するスゴ。 タイトルの「見えない巨人」は絶妙のセンス。肉眼では見えない微生物を、「巨人」と形容するのは変だな? と手に取ったのが運の尽き。「発酵」「病気」「環境」の三つの分野から一気に読ませる面白さと、自分の目を疑う知見にワクワクさせられる。読了したら、きっとタイトルを二度見する。そして大きく納得する。微生物は、生物のなかで最古・最多・最多種で、最速で進化しつづけ、地球生命圏を支え・利用するだけでなく、地球という惑星そのものと共生する、「超個体」の生物だということが、分かる。 ミクロからマクロまで、自由に視点を動かしながら、地球草創期から未来まで、歴史を自在に駆け巡り、マリアナ海溝から宇宙空間を縦横無尽に行き来する。酒やパンといった身近なものから、宇宙からコレラを監視する技術、耐性菌のメカニズムを借用した最先端の遺伝子工学など、興味深い斬り口がたくさ

    『見えない巨人 微生物』はスゴ本
    kamei_rio
    kamei_rio 2015/12/22
    宇宙(そら)からコレラをみてみよう
  • 我々は特別な存在か。宇宙的バランス感覚を養う一冊『生命の星の条件を探る』 - HONZ

    生命の星、地球。都会のようなコンクリートジャングルにおいても雑草が茂り、アリたちが闊歩する。足下をふと見れば道路の片隅にコケが生育していて、そのコケの中にはクマムシがいる。朝晩の電車に乗り込めば、無数のホモ・サピエンスと接触する。生物はそこに居て当然。そんな風に私たちは感じてしまう。だが、地球以外の天体に由来する生命体は、現在までまだ見つかっていない。はたして、生命を育んでいる惑星は、この広い宇宙で地球だけなのだろうか。 生命体が棲息する環境がどのようなものかを考えるとき、もっとも参考になるのは、私たちを育んでいるこの地球の環境である。ある惑星が地球と同じような環境であれば、そこには生命体が居てもおかしくない。もちろん、地球型の生命体とはまったく異なるタイプの生命体も、宇宙のどこかにいるかもしれない。だが、そのような生命体はあくまで空想上の産物にすぎず、実際の探査や検出を行なおうにも、その

    我々は特別な存在か。宇宙的バランス感覚を養う一冊『生命の星の条件を探る』 - HONZ
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    kamei_rio 2015/11/02
    "意外なことに、地球上が水一面で覆われていても、生命にとって不都合な環境になるという" 圧倒的感謝
  • 「排泄物と文明: フンコロガシから有機農業、香水の発明、パンデミックまで」

    ウンコの話を恥ずかしげもなく喜んでするのは子供たちで、大人たるものおおっぴらにウンコの話をするものではない・・・というのは様々な社会で概ね常識とされている見方だろう。しかし、ウンコはヒトが生物である限りにおいて、毎日のように直面させられるものだ。 そして、人類というおおきな括りで俯瞰すると、排泄物とどう向き合ってきたかが、人類の文明史を推し量るパースペクティブを提供する。さらに視野を広げて生物と排泄物との関係を捉えようとするなら、まさに排泄物を通じた情報・エネルギーの交換は生態系の複雑性を表すことになる。そんな、排泄物が動かしてきた人類、生態系、文明について俯瞰できる、ベストセラータイトルをもじるなら「ウンコはどこへ行った?」「これからのウンコの話をしよう」といったテーマに要約できるだろう、クソ面白い一冊。 目次 序章  フンコロガシと機上の美女 第一章 舌から落ちるもの 第二章 糞の成分

    「排泄物と文明: フンコロガシから有機農業、香水の発明、パンデミックまで」
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    kamei_rio 2015/09/11
    特に文明の部分は他であまりみないので、うんちクラスタ以外にも強くオススメしたい
  • 『6度目の大絶滅』で人類も絶滅するのか? - HONZ

    バブルの渦中にいると、自分を取り巻くものがバブルであると理解することは難しい。ハジけて初めて、それはバブルとして広く知覚される。当の悲劇は、取り返しの付かない段階にならなければ気づくことができないからこそ、悲劇となりうるのかもしれない。それでも、リーマン・ショックが起こる前からサブプライムローンの危険性にいち早く気づいて大儲けした人々がいたように、人類を襲う現在進行形の悲劇を察知した科学者達が声をあげはじめた。その悲劇というのが書のテーマである、生物の大絶滅だ。 いまこの文章を読んでいる最中にも、アマゾンの熱帯雨林、アンデスの高地など世界のいたるところで、多くの生物種が絶滅している。ただし、ダーウィンの自然淘汰説からも分かるように、絶滅自体は珍しいものでも、悪いものでもない。問題となるのは、絶滅のスピードだ。平穏な時代の絶滅率を「背景絶滅率」というが、現在もっとも絶滅の危機に瀕している

    『6度目の大絶滅』で人類も絶滅するのか? - HONZ
    kamei_rio
    kamei_rio 2015/04/13
    人間による絶滅のスピードは確かに速いけど、大量絶滅先輩方には及ばないような気もする
  • 女学生とキノコ達による対戦格闘「キノコVSロードローラー」NOT SUPPORTED

    女学生とキノコ達による対戦格闘「キノコVSロードローラー」NOT SUPPORTED
    kamei_rio
    kamei_rio 2015/03/31
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  •  「進化とは何か」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    進化とは何か:ドーキンス博士の特別講義 作者: リチャードドーキンス,吉成真由美出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2014/12/19メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (8件) を見る 書はリチャード・ドーキンスが1991年に英国のロイヤルインスティテューションが主催する子供たち向けのクリスマスレクチャーで講演した内容(全5回)が元になったものだ.レクチャーの題は「Growing Up in the Universe」*1.この講演の様子はヴィデオ化されてDVDになり,さらにYouTubeでも公開されている.あちらでも書籍化されたようだが,現在では入手困難になっているところ,新たに編集邦訳され,インタビューを加えて日語で出されたということになる. 第1章では進化が成し遂げた驚くべき産物を次々に紹介し,そしてそれがヒトの想像を遙かに超えた時間の広がりの中で起こっ

     「進化とは何か」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    kamei_rio
    kamei_rio 2015/01/06
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  • 『進化とは何か?』by 出口 治明 - HONZ

    「私たちはなにもので、どこから来て、どこへ行くのだろう」有史以来人間はずっとこの根源的な問いを考え続けてきた。人間は動物で星のかけらから作られている、そして進化を続けてきて今日の姿になったのだ、ということを現在の僕たちはよく知っている。僕たちが宇宙論や生物学や進化論が好きなのは、きっとどこかに自身のルーツを確かめたい気持ちがあるからに違いない。 書は、とりわけ個性的な天才学者、ドーキンスによる進化論の講義である。しかもただの講義ではない。1825年、ファラデーはロンドンの王立研究所でティーンズを対象にクリスマスレクチャーを始めた(ファラデーの「ろうそくの科学」という名レクチャーは、世界各国で翻訳されている)。この実演をふんだんに取り入れることで有名なクリスマスレクチャーに、ドーキンスも呼ばれたのである。書はその5回にわたるレクチャーを再現したものである。 第1章「宇宙で目を覚ます」。人

    『進化とは何か?』by 出口 治明 - HONZ
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    kamei_rio 2015/01/03
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  • 『サルなりに思い出す事など』 ゴリラにはなれなかったけれど - HONZ

    子どものときに思い描いたような大人になることは難しい。スポーツ選手、政治家や科学者など、小学校の作文に書いた「大きくなったらなりたい職業」に就ける者など一握り。著者のロバート・M・サポルスキーも、物心がつく前からの夢を実現できなかった。熱意と努力が不足していたわけではない。選んだ夢のスケールが大きすぎたのだ。「マウンテンゴリラになる」という夢は、核の力を解き放ち、月に立った人類にもまだ荷が重い。 サポルスキーは、筋肉の鎧の上に体毛をまとい、ナックルウォーキングする日を漫然と待っていたわけではない。ニューヨークという大都会に生まれ育ちながらも心はアフリカに飛んでいた彼は、アメリカ自然史博物館に通い詰め、マウンテンゴリラのジオラマの前で入念にゴリラになるイメージトレーニングをしていた。12歳になる頃には霊長類学者にファンレターを書き、14歳のときの愛読書は霊長類の専門書、高校の3年間は医大の霊

    『サルなりに思い出す事など』 ゴリラにはなれなかったけれど - HONZ