山本有二・自民党衆院議員 改正公職選挙法は疑問だ。地元高知では、すでに(来夏の参院選の)自民党候補者を決めている。これは重たい。なのに、こういう手続きをひっくり返すのは、やらない方が良い。 TPPにしても、合区にしても、政策に地域性が色濃く出てくる時代が来た。地方は合区に反対だし、TPPは大反対。一方、消費者ばかりいる大都会はTPPに大賛成。こういう地域性による大きなコントラストが際立ってきた以上、同じ自民党というくくりでは、うまく対応できなくなりつつある。「都会自民党」と「田舎自民党」で党首をそれぞれいただいて、支持の多い方が総理をするのも案ではないか。 (合区によって)徳島の人を高知で一票入れろという、竹に木を接ぐようなことが何の抵抗もなく1、2週間で決められる党は大丈夫かなと思う。実際、まじめに選挙に取り組んでいる人が作った法律とは思えない。(参院定数を10増10減する改正公職選挙法