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ブックマーク / book.asahi.com (22)

  • イスラエルはどうしてあんなにひどいことができるの? 早尾貴紀——後編|じんぶん堂

    記事:平凡社 パレスチナ・イスラエル問題に関するオンラインセミナー「パレスチナ連続講座」に登壇する東京経済大学教授の早尾貴紀さん 書籍情報はこちら 《前編はこちらから》 ホロコーストを経験したユダヤ人とイスラエル 「ホロコーストを経験したユダヤ人が、どうしてジェノサイドをする側になるのか」という質問をよく受けます。そのことについて、2023年に日でも公開された『6月0日 アイヒマンが処刑された日』という映画を例にお話しします。ナチスの戦犯アドルフ・アイヒマンは1960年に逮捕され、62年にイスラエルで処刑されました。映画ではその死体を焼却する炉を作る過程が描かれます。映画に登場する鉄工所の社長、作業員、臨時に雇われた少年工は、それぞれ、「イスラエル国民」を構成する3階層のユダヤ人グループに属しています。 1つめのグループは、イスラエルの建国運動を中心的に担った人たちです。ヨーロッパ出身で

    イスラエルはどうしてあんなにひどいことができるの? 早尾貴紀——後編|じんぶん堂
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    kamezo 2024/06/09
    前後編の後編。前編https://book.asahi.com/jinbun/article/15282307 では植民地主義と帝国主義の後継としてのイスラエルが語られている。ただしイラン出身で在米の研究者、ハミッド・ダバシの論考がベース。
  • 【特別版】芥川賞・九段理江さん「芥川賞を獲るコツ、わかりました」 小説家になりたい人が、芥川賞作家になった人に聞いてみた。|好書好日

    九段理江さん=撮影・武藤奈緒美 第170回 芥川龍之介賞受賞作「東京都同情塔」 舞台は、ザハ・ハディドによる国立競技場が世論に翻弄されることなく完成した、もう一つの東京。犯罪者を同情されるべき人々=「ホモ・ミゼラビリス」として手厚く扱うべきという社会学論が一世を風靡し、まるでタワマンのような刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることに。建築家・牧名沙羅は、それが当に建てられるべきなのか、生成AIやナンパした美しい青年・拓人と言葉を交わしながら自身の考えを構築しようとするが――。 読むより先に書いていた 「私、よく人間ぽくないって言われるんですよ。小さい時から親にも、りえちゃんは人間じゃないからねって言われてました」 そう言って逆光のなか悠然と微笑む九段さんは、たしかにVRのようだ。 受賞歴も常人離れしている。2017年、18年と2年連続で文學界新人賞の最終候補に。2021年で見

    【特別版】芥川賞・九段理江さん「芥川賞を獲るコツ、わかりました」 小説家になりたい人が、芥川賞作家になった人に聞いてみた。|好書好日
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    kamezo 2024/04/05
    柴崎友香「芥川賞っていうのはね、枚数なんだよ」村田沙耶香、羽田圭介「ウンウン」w〈今日は久しぶりに小説の話ができました。受賞以来、AI専門家として取材されるばかりなので〉
  • 「君たちはどう生きるか」宮崎駿監督が、新作映画について語っていたこと。そして吉野源三郎のこと|好書好日

    宮崎駿監督の新作「君たちはどう生きるか」ポスター=スタジオジブリのTwitterより 「私自身、訳が分からない」 「おそらく、訳が分からなかったことでしょう。私自身、訳が分からないところがありました」。 2023年2月下旬、東京都内のスタジオで上映された、「君たちはどう生きるか」の初号試写。米津玄師の歌うピアノバラードが流れ、エンドロールが終わった瞬間、灯りが点き、宮崎駿監督のコメントが読み上げられた。 客席から軽い笑い声が漏れた。私もその一人だった。あまりの展開の速さと、盛り込むだけ盛り込まれた情報を消化しきれず、茫然と座り込んでいたが、その言葉で我に返った。 これは「宮崎アニメ」の集大成なのか、吉野源三郎の著書『君たちはどう生きるか』の再解釈なのか。とにかく、1回見ただけではとても全容を把握できなかった。 「自分のことをやるしかない」 今回の作品は、公開前のプロモーションも、メディア関

    「君たちはどう生きるか」宮崎駿監督が、新作映画について語っていたこと。そして吉野源三郎のこと|好書好日
    kamezo
    kamezo 2023/07/14
    吉野源三郎のお孫さん。出版人なのは意外ではないが、webの人というのはちょっと意外。映画についても触れられているが「これぐらいなら」ということになったのかしら。
  • 文學界新人賞・市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1|好書好日

    第128回文學界新人賞 受賞作品「ハンチバック」 親が遺したグループホームで裕福に暮らす重度障害者の井沢釈華。Webライター・Buddhaとして風俗体験記を書いては、その収益を恵まれない家庭へ寄付し、Twitterの裏垢では「普通の人間の女のように子どもを宿して中絶するのが私の夢」と吐きだす。ある日、ヘルパーの田中に裏垢を特定された釈華は、1億5500万円で彼との性交によって妊娠する契約を結ぶ――。 療養生活という名の引きこもり 取材は市川さんが両親と暮らす自宅で行われた。お母さんに案内された部屋で、市川さんと目が合った瞬間、その射貫くような眼差しに気圧された。市川さんは筋疾患先天性ミオパチーという難病により、人工呼吸器を使用しているため、発話に大変な体力を使い、リスクもある。そのため取材も、あらかじめメールで回答をもらい、補足のみ、最小限お話いただく形をとった。 目力の強さはそれが市川さ

    文學界新人賞・市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1|好書好日
    kamezo
    kamezo 2023/05/28
    20年間、文學界新人賞は皆勤賞、ほかにもさまざまな賞に応募し続けてたのか。しかも各媒体の傾向に合わせながら。今回が初受賞かもしれんが、もうほぼ職業作家の仕事ぶりだな……。
  • 複雑化する世界で求められる「リスクコミュニケーション」|じんぶん堂

    記事:平凡社 外出を控えるように「お願い」をする「説得コミュニケーション」によって日での新型コロナ感染者数はある程度抑制されていた。写真=まちゃー/ PIXTA(ピクスタ) 書籍情報はこちら 平凡社新書『リスクコミュニケーション 多様化する危機を乗り越える』(福田充著) 日常生活で役立つ「リスクコミュニケーション」 ——「リスクコミュニケーション」という言葉は、企業などの広報担当者にとっては馴染みのある言葉ですが、社会ではあまり浸透してないように感じます。ただ、技術革新に伴って「リスク」の度合いが高まっている現在、「リスクコミュニケーション」は広報の場面だけでなく、われわれの生活の中でも活用できるものだと思い、この分野を研究されている福田先生に一般読者向けにをまとめていただきたいということで書の企画がスタートしました。 ちょうど新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、「リスク」という言

    複雑化する世界で求められる「リスクコミュニケーション」|じんぶん堂
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    kamezo 2023/05/11
    2022.02.04付。当然ながら新型コロナ対策の話も出てくる。少しだけど。
  • マルジナリア書店(東京) 本屋の空白を10年ぶり埋めた、ドーナツと人文書大賞と|好書好日

    ここは東京都府中市の分倍河原。「歴史に名高い新田義貞」と『上毛かるた』にも登場する鎌倉時代の武将・新田義貞の銅像が、なぜか駅前ロータリーにでんと鎮座していた。群馬じゃないのになぜ……? 群馬県民なら誰でも知る、あの武将が! なんでも1333年、新田義貞は鎌倉幕府を討幕すべく群馬から兵をあげて、この分倍河原で幕府軍と戦い、勝利を収めたのだとか。名前は知ってても何をしたのかをよく知らなかった私は、ひとつ利口になった気になりながら、2021年1月にオープンしたばかりのマルジナリア書店に向かった。 お目当ての場所は銅像から歩いてわずか1分、駅改札向いのマクドナルドが入るビルの、3階に位置していた。店に入るとすぐに、大きく取られた窓が目に入る。 「天気の良い日は、富士山が見えるんですよ」と、店長の松尾つぐさんと代表の小林えみさんが、笑顔で口をそろえた。 大きな窓に面したカウンターでは、コーヒーも飲め

    マルジナリア書店(東京) 本屋の空白を10年ぶり埋めた、ドーナツと人文書大賞と|好書好日
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    kamezo 2023/03/15
  • 図書館員・利用者双方に認識の変化を迫る「図書館の日本文化史」 田中大喜が選ぶ新書2点|好書好日

    図書館の日文化史』 図書館はもっとも身近な公共施設の一つだが、その実態はよく知られていないのではないか。高山正也『図書館の日文化史』(ちくま新書・1012円)は、日図書館史を紐解(ひもと)きつつ現代の図書館と司書職が抱える問題点を析出する。 現代の図書館の役割は民主主義社会の主権者の育成にあるが、その多くは利用者のリクエストに応える「無料貸屋」となり、司書職も書籍の貸し出し・返却手続きに従事する非専門職種と誤解されている現状を厳しく批判する。図書館員・利用者双方が図書館と司書職に対する認識を深めていくことが、現状の改善に不可欠と痛感させられる。 ★高山正也著 ちくま新書・1012円 『日中世の民衆世界 西京神人(にしのきょうじにん)の千年』 民衆は歴史を創り出す主体だが、時代が遡(さかのぼ)るほどその実態に迫るのは容易ではない。三枝(みえだ)暁子『日中世の民衆世界 西京神人

    図書館員・利用者双方に認識の変化を迫る「図書館の日本文化史」 田中大喜が選ぶ新書2点|好書好日
    kamezo
    kamezo 2022/10/28
    〈高山正也『図書館の日本文化史』(ちくま新書・1012円)〉図書館の専門家が、「論点も認識もズレてる、この評者は本当に中身を読んだのか」と言ってたという話を聞いてしまった。
  • 川端裕人さんの情熱あふれる「へんてこな生き物」 佐藤健太郎が選ぶ新書2点|好書好日

    『カラー版 へんてこな生き物 世界のふしぎを巡る旅』 今回は生物学関連のを2点。『カラー版 へんてこな生き物 世界のふしぎを巡る旅』(中公新書ラクレ・1320円)は、多くの優れた科学書を送り出してきた作家・川端裕人氏による一冊。生物の不思議な生態を紹介するは、これまでにもたくさん出版されている。しかし書は、著者が世界をめぐって出会ってきた動物たちを、自ら撮りためた写真とともに紹介している点で、類書と一線を画する。それだけにその描写はいきいきとしており、かつ学術的な踏み込みも深い。これだけ手間と時間のかかったは今どき貴重だ。 ★川端裕人著 中公新書ラクレ・1320円 『最小にして人類最大の宿敵 病原体の世界 歴史をも動かすミクロの攻防』 旦部(たんべ)幸博・北川善紀『最小にして人類最大の宿敵 病原体の世界 歴史をも動かすミクロの攻防』(講談社ブルーバックス・1100円)は、ペストから

    川端裕人さんの情熱あふれる「へんてこな生き物」 佐藤健太郎が選ぶ新書2点|好書好日
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    kamezo 2022/09/07
    川端裕人 @Rsider さんの新刊『へんてこな生き物 世界のふしぎを巡る旅』とわいたんべ@y_tambe 先生の新刊『最小にして人類最大の宿敵 病原体の世界 歴史をも動かすミクロの攻防』。
  • 読者が変えたベストセラー――『日本国紀』元版と文庫版を検証すると(前編)|じんぶん堂

    記事:幻戯書房 『もう一つ上の日史』と『日国紀』単行・文庫版 書籍情報はこちら 2021年11月17日、百田尚樹著『[新版]日国紀』(幻冬舎文庫)という(全二冊)が出版されました。三年前に出た同著者による『日国紀』というの文庫版で、カバーや帯、版元の公式サイトには「当代一のストーリーテラーによる日通史の決定版」「知られざる史実と感動の歴史秘話が満載」「満を持して、待望の文庫化!」「大増量150ページ!! 著者こだわりの超大幅加筆により新しく生まれ変わった、令和完全版!」などという、思わず胸が高鳴るような文言が並んでいます。 今年に入り、この文庫(以下「文庫版」)の刊行予告がアナウンスされて以来、私にはずっとその存在が気にかかってきました。というのは昨年(2020)、『もう一つ上の日史 『日国紀』読書ノート 古代~近世篇』『近代~現代篇』という、『日国紀』(以下「元版

    読者が変えたベストセラー――『日本国紀』元版と文庫版を検証すると(前編)|じんぶん堂
    kamezo
    kamezo 2021/12/22
    参考文献にも挙げられず、読んだこともないはずの『もう一つ上の日本史』に基づく(としか思えない)修正もどっさりある、ということのようだ。すごいメンタリティだなぁ(褒めてません)。
  • アニメの少年、女性が演じるのはなぜ? 「アニメと声優のメディア史」石田美紀さんインタビュー|好書好日

    文:安達麻里子 写真は石田美紀さん提供 石田美紀(いしだ・みのり)新潟大学経済科学部教授(視聴覚文化論) 1972年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。実写映画研究を経てアニメーション・メディアの研究を行う。著書に『密やかな教育――<やおい・ボーイズラブ>前史』(洛北出版)など。 きっかけは「銀河鉄道999」の鉄郎 子どもの頃に見た「機動戦士ガンダム」のキャラクター、マ・クベの冷気を含んだ独特な声がきっかけとなって、キャラクターの「声」を意識し始めたという石田さん。その後、「銀河鉄道999」の主人公、鉄郎の声を女性(野沢雅子さん)が演じていると知って衝撃を受け、それ以来、声優の声が持つ不可思議さに魅了され続けている。 「私は1972年生まれで、アニメを見て育ってきた世代。女性声優が少年キャラクターを演じている例は、最初は驚いたものの当にいっぱいあって、そういう環境に馴染

    アニメの少年、女性が演じるのはなぜ? 「アニメと声優のメディア史」石田美紀さんインタビュー|好書好日
  • 学校教育に忍び寄るオカルト思想 原田実『オカルト化する日本の教育』より|じんぶん堂

    記事:筑摩書房 original image: beeboys / stock.adobe.com 書籍情報はこちら †教育現場は感動に飢えている ここ一〇年くらいの間に「江戸しぐさ」の道徳授業への導入や、親学の台頭と並行して教育現場に広まりつつあるものとして、大規模な組体操、1/2成人式、誕生学などが挙げられる。 小中高等学校の運動会などで児童・生徒たちによる組体操は、ピラミッドやタワーなどで次第にその高さを競い合う傾向があった。二〇一四年度には組体操関連で起きた事故が全国で八五九二件(独立行政法人日スポーツ振興センター調べ)に及んでいる。組体操で起きる事故の中には死者が出たり重傷者に重い後遺症が残ったりした例もある。 名古屋大学准教授の内田良の試算によると一五一人で構成される一〇段のピラミッドだと土台の中央部には一人あたり三・六人分の体重がかかる生徒がいる。中学三年男子の平均体重では

    学校教育に忍び寄るオカルト思想 原田実『オカルト化する日本の教育』より|じんぶん堂
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    kamezo 2021/02/15
    小見出し〈教育現場は感動に飢えている〉〈感謝されたい親や教師〉これだけでエグい。
  • 「産業革命は黒人奴隷たちの血と汗の結晶である」 歴史学の常識を覆した研究者とは 川北稔さんが解説|じんぶん堂

    記事:筑摩書房 iStock.com/vivalapenler 書籍情報はこちら 「周辺」から世界の歴史を見る 植民地など、「周辺」とされる地域から世界の歴史をみようとする立場は、いわゆる世界システム論をはじめとして、いまではそれほど珍しくはない。そうした見方は、学問的にも市民権を得ているといえる。しかし、ほんの半世紀まえには、そうした立場は、まともな学問とはみられないものでもあった。先頭を切って、この困難な局面を切り開いたひとりが、書の著者エリック・ウィリアムズである。 トリニダード・トバゴの郵便局員の息子として生まれたウィリアムズは、秀才の誉れ高く、周りの期待を背負って、宗主国イギリスのオックスフォード大学に送りこまれた。古典学を専攻した彼は、抜群の成績で卒業したものの、当時のイギリスには─―というより、日をふくむ世界には─―、西洋文明の根源にかかわる古典学、つまりギリシア語やラテ

    「産業革命は黒人奴隷たちの血と汗の結晶である」 歴史学の常識を覆した研究者とは 川北稔さんが解説|じんぶん堂
    kamezo
    kamezo 2020/09/10
    「一国史観」と「世界システム論」「グローバル・ヒストリ」。この50年ほどでの議論の深まり。どちらが正しいというより両方の視点が必要なのかな。
  • 忌野清志郎「使ってはいけない言葉」 残す価値あり、清志郎の言葉|好書好日

    「日全体率直さがたりない」。2009年に亡くなった忌野清志郎の言葉だ。名言集『使ってはいけない言葉』(百万年書房・1430円)が命日である今月2日に出た。 雑誌編集者として親交があった北尾修一さんが「残す価値がある」と思い立った。「話すことに『もっと別の意味があるのでは』と思わせる人だった」と振り返る。著作やライブから集めた人の言葉のみで構成。すでに重版が決まった。 検察庁法改正を巡り著名人が声を上げた。清志郎なら、と考える人は多いだろう。ページをめくるとこんな言葉に出会う。「自分がやることがハッキリするんだよね。世の中が最低だっていうことが分かると、じゃ自分が何をするのか」 ただ、政治的な発言は多面性のある彼の一面に過ぎないと北尾さんは言う。「複雑で詩的で。もっと面白い人ですよ」。未来のファンの入り口にもなる。(滝沢文那)=朝日新聞2020年5月16日掲載

    忌野清志郎「使ってはいけない言葉」 残す価値あり、清志郎の言葉|好書好日
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    kamezo 2020/05/29
    〈名言集『使ってはいけない言葉』(百万年書房・1430円)が命日である今月2日に出た〉ほう
  • 「しまっちゃうおじさん」誕生秘話 「ぼのぼの」作者いがらしみきおさんインタビュー|好書好日

    文:吉野太一郎 画像提供:いがらしみきおさん、竹書房 いがらしみきお漫画家 1955年、宮城県生まれ。24歳で漫画家デビュー。1986年に「ぼのぼの」連載開始。88年に第12回講談社漫画賞受賞。2019年に漫画家生活40周年を迎えた。「ぼのぼの」は単行45巻のほか、映画化2回、アニメシリーズ化2回。ぼのぼの絵『しまっちゃうおじさんのこと』などもある。その他の作品に「ネ暗トピア」「忍ペンまん丸」「誰でもないところからの眺め」「かむろば村へ」「羊の木」(作画)、「I【アイ】」など多数。 どんどん自分のイメージから離れていった ――ぼのぼのや森の動物たちの幼少期を描いたスピンアウト「ぼのちゃん」シリーズの完結編に「しまっちゃうおじさん」の誕生秘話を選んだのはなぜですか? 「ぼのちゃん」という話は結局、編のぼのぼのの話と完全にはつながっていなくて、ある程度パラレルワールドの世界ではあります。

    「しまっちゃうおじさん」誕生秘話 「ぼのぼの」作者いがらしみきおさんインタビュー|好書好日
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    kamezo 2020/05/29
    『ぼのぼの』の連載が始まったときは驚いたなぁ……/写真、意外と初めて見たような気がする……あの原人かフランケンの怪物のような自画像とはまったく違うのね(当然かw)。
  • ベストセラー「日本文学全集」全30巻完結、編者・池澤夏樹さんインタビュー 日本文学の大きな特徴は「恋愛中心」|好書好日

    構成:宮田裕介、中村真理子 「選者はぼく一人」必死で進めた こういう大きな仕事はうかつに始めてしまうもの。始めたら前に進むしかない。目の前の責務を必死でしていたら、気が付くと出口にいるんですよ。 『世界文学全集』は、河出書房新社の編集者が僕が住んでいたフランスまで来て依頼されました。もう全集の時代ではないよ、と断った。ただ、選者はぼく一人というのが気になった。断ったのに、家へ戻ると何となくリストを考え始めているわけ。最終的には、東ヨーロッパやラテンアメリカが増え、女性作家が多くなり、移動が主題の作品が目立った。文学は世界の変化を書いてきたのです。 2011年3月に『世界文学全集』の最終刊が出ました。その間、『日文学全集』を出したい、その編者にもなってほしいと依頼されたのですが断っていた。海外文学は読んできたけれど、日の古典や近代は僕にはできないと。完結した翌日に、東日大震災が起きまし

    ベストセラー「日本文学全集」全30巻完結、編者・池澤夏樹さんインタビュー 日本文学の大きな特徴は「恋愛中心」|好書好日
  • 医師による手触りのよい文章|好書好日

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    kamezo 2018/09/01
    ギャヴィン・フランシス『人体の冒険者たち』書評。〈原文は見ていないけれど、翻訳の力も大きいのだろう。読んでいて、とても気持ちがいい。〉^^
  • コラム別に読む : ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗 [著]円谷英明 - 永江朗 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■めちゃくちゃだった円谷プロの実態 いやはや、ここまでひどかったとは! 円谷英明『ウルトラマンが泣いている』は、円谷英二の孫で、円谷プロ元社長(6代目)による円谷プロの内幕暴露である。 いま40代、50代で、ウルトラ・シリーズを見たことがない人は、ほとんどいないのではないだろうか。誰もが心のどこかに「ウルトラ」を刷り込まれている。もしかすると、現代日人にとっては、わらべ歌よりも、昔話よりも、広く共有されたカルチャーといっていいかもしれない。 このが売れているのは、ウルトラマンへのノスタルジーだろうが、残念ながらそういうではない。なにしろ円谷プロの内情はめちゃくちゃだった。経営危機やお家騒動についての情報はたびたび流れていたけれども、これが実態だったのか。 驚いたことに、そもそも円谷英二の時代から特撮だけでは利益が出ていなかった。「特撮の神様」といわれ、世界的評価も高いとされているの

    コラム別に読む : ウルトラマンが泣いている 円谷プロの失敗 [著]円谷英明 - 永江朗 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
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    kamezo 2013/07/10
    概要は「封印」シリーズで読んだことがあるけど、関係者の書いたものでも読んでみたいような。/ひょっとして「封印」シリーズがきっかけ? だとしたら発掘にも意味があるってことになってちょっとうれしい。
  • asahi.com(朝日新聞社):脳ブームに「待った」 学会「根拠示す配慮を」 - ひと・流行・話題 - BOOK

    脳ブームに「待った」 学会「根拠示す配慮を」2010年4月20日脳科学をめぐる 数年来の「脳ブーム」に対し、「脳科学はそう簡単じゃない」と訴える研究者が相次いでいる。「すぐ役立つ」ばかりを期待する世間に、「応用を安易に語りたがらない科学」が理解を求めている。 大阪大学の藤田一郎教授は、視覚と脳の関係を探る基礎研究者。昨年出した『脳ブームの迷信』(飛鳥新社)で、脳にまつわる様々な風説の横行を嘆き、一例として「脳トレ」を検証した。 2005年の発売から、09年9月末までに世界で正続2作が3218万売れたこのゲームソフトは、正式名称が「東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング」。「音読や簡単な計算で脳の血流が増す」という川島教授の理論に基づいて任天堂が開発した。 ■期待抱かせている 藤田教授は、脳トレが専門用語を交えた説明と「脳が活性化した」など

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    kamezo 2010/04/20
    川島隆太教授、開き直ったかのようなコメント。任天堂も、従来のコメントとは趣がかなり違う。日本神経科学学会の声明が影響しているのだろうか。
  • 【レビュー・書評】血液型の科学 [著]藤田紘一郎 - 新書の小径 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    血液型の科学 [著]藤田紘一郎[掲載]週刊朝日2010年3月26日[評者]谷束■人類はもともと全員O型だった 日人は血液型性格判断というやつが好きである。A型几帳面、O型大ざっぱ、B型マイペース。話のタネとしちゃ楽しいが、実のところ、そんなのはマユツバだなと思っていた。何十億人といる人間の性格がたった4種類って、それヘンでしょう。実際、たいていの科学者は「血液型性格論はエセ科学」とハナもひっかけない。 ところが書によれば、科学的根拠がないのは科学者の言い分のほう。免疫学的にみれば、血液型によって性格がちがうことはありうる、というのだ。賛否両論の血液型性格論を検証している。 ヒトはもともと全員O型だったという。農耕、遊牧が始まると、紀元前2万5千〜1万年にそれぞれの物消化に適合する血液型として、初めてA型、B型が出現する(ついでに言えば、AB型の出現はほんの千年ほど前だ)。 血液型を

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    kamezo 2010/03/23
    また寄生虫の先生だ。〈血液型によって性格がちがうことはありうる〉そりゃそうだ。でも、何度調べても血液型と性格の間に強い相関が見つからないから否定されたんだってば。書評氏もお気楽過ぎ。
  • 【レビュー・書評】「うつ」は食べ物が原因だった! [著]溝口徹 - BOOK TIMES - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    うつ」はべ物が原因だった! [著]溝口徹[掲載]2009年6月24日朝刊 ■心はべ物によってこんなに変わる! 衝撃的な内容だ。現代人に多い「うつ」は、ストレスではなく誤った事のとり方が引き起こしているというのである。著者のもとには投薬治療では改善の見られない患者が多く訪れる。そのほとんどが、薬に頼らず事を見直す栄養療法で改善傾向を示すという。 うつの原因の一つとして、脳内神経伝達物質セロトニンの不足がよく挙げられる。神経伝達物質は栄養素によって作られる。必要な栄養素を補えば脳は安定して働くというのが、栄養療法の基的な考え方だ。書では、インスタント品中心の生活で引きこもり気味だった青年に事指導をしたところ、2週間で就職活動をするまでに回復した事例も紹介されている。 インスタント品だけではない。健康を意識した野菜偏重の生活や、事制限でやせるダイエットなど、一見よかれと

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    kamezo 2009/07/13
    溝口徹氏は新宿溝口クリニックの院長。栄養療法(オーソモレキュラー療法)を提唱している。プロフィール⇒http://orthomolecule.jugem.jp/?pid=1を見ていると微妙かなあとも思うがなんともわからん。