去年の7月に父が倒れて母が一人暮らしになってから、月に1回の実家帰りが続いています。 高校卒業と同時に東京に来たので、両親と暮らしたのは18歳まで。それから約40年、帰るのはお正月くらいでした。なので、お互い大人になってから一緒に暮らすことはなかったのです。 それが、ここ数か月、2週間程度とはいえ、母と一緒に暮らす日々です。今までできなかった親孝行が少しはできているんでしょうか。 母と暮らしてみて思ったこと。母は昭和1ケタ生まれなのですが、やっぱり消費社会になじんでいない。「買う」ことは悪いこと、そんな意識があるように思います。古くなったものを買い換えようとしても、あまり良い顔をしないのです。 例えば、食品にかぶせるラップ。チンする時に使用しますが、普通は1回使ったら捨てますよね。でも、母にとってあれは使い捨ての物ではないのです。何回も何回も、とっておいて使用します。 鍋やフライパンも、か