印刷 経営の混乱が続くレンタルソフト大手のゲオホールディングス(愛知県春日井市)は28日、前社長の森原哲也副会長(50)が同日付で退任したと発表した。退任の理由は「一身上の都合」(広報)としている。 元社員のリベート受領や横領、役員によるインサイダー疑惑など相次ぐ不祥事を受けて、1日付で企業統治の強化のため、創業者の長男で筆頭株主の遠藤結蔵氏(33)が社長に就き、森原氏は代表権のない副会長に退いたばかりだった。 一連の疑惑についてゲオは監査役会が11月中に中間報告、12月末までに最終報告をまとめるとしてきたが、中間報告はなしで12月中旬の最終報告に一本化する方針も発表した。調査と森原氏退任の関係は「分からない」(広報)という。