ソニーは「家族」、米マイクロソフトは「個人主義」 ソニーに3年務めた横川氏が米マイクロソフトに入社して一番驚いたのは、個人主義ということだった。ソニーは家族のような会社で、もし自分が間違えをしてしまったら上司が責任を取ってくれた。しかし、米マイクロソフトは違った。自分でやったものは、自分に返ってくる。 入社した瞬間、「はい、これがあなたのコンピュータです。そしてこれがあなたのリソースです」と渡される。そこから与えられたリソースをどう使うかは自由。もちろん上司のサポートもある。しかし、横川氏はこれに慣れるのに1年かかったという。 特にネックになったのは、コミュニケーションの取り方。日本では、皆の意見を聞いてから自分の意見を言うというスタイルのコミュニケーションをする。一方、アメリカでは話の途中でも立ち上がって手を上げ、ポンポンとしゃべり出す。 古川氏 日本では、黙っていても結果出せば見ていて
