1987年10月19日(月)、ダウ工業株価平均指数が1日で508ポイント(-22.61%)暴落しました。いわゆる「ブランクマンデー」です。 あれからちょうど30年、そこで今日はブラックマンデーを振り返ってみたいと思います。 まず背景ですが、この暴落に先立ち、債券市場はすでに半年に渡る、ひどい下げ相場を演じていたことを忘れてはならないと思います。 下は米国10年債チャートです。 赤の矢印が上昇しているのは、これが利回りのチャートだからであり、債券価格は連日のように下落していました。投資銀行キダー・ピボディーとソロモン・ブラザーズは、ミュニシパル・ボンドのトレーダーのそれぞれ35%と12%を解雇すると相次いで発表しました。そのくらい、債券相場は悪かったのです。 普通、債券利回りと株式市場は競争関係にあります。その意味するところは、債券利回りが上のチャートのように上昇している局面では、株は下がっ
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