ロシアと貿易を行う中国企業の間で、代金決済を国境沿いの小規模な銀行を通じて行うほか、中国では違法な暗号資産(仮想通貨)を含めた地下金融ルートも活用する苦肉の策が広がっていることがロイターの取材で分かった。資料写真、2023年8月、北京で撮影(2024年 ロイター/Florence Lo) [29日 ロイター] - ロシアと貿易を行う中国企業の間で、代金決済を国境沿いの小規模な銀行を通じて行うほか、中国では違法な暗号資産(仮想通貨)を含めた地下金融ルートも活用する苦肉の策が広がっていることがロイターの取材で分かった。 背景には、従来は代金決済業務を主に担っていた中国の大手銀行のリスク回避がある。ロシア軍のウクライナ侵攻に伴って米国が金融制裁を発動しているためで、大手銀行は今年3月以降、対ロ貿易決済に絡む制裁対象指定を回避するため、関連取引の精査を強化したり、業務を完全に停止したりしている。
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