11月18日、米連邦準備理事会が大方の予想通り12月に利上げし、ドル高が一段と進むようなら、コモディティ市場が再び大幅な価格下落に見舞われるのは避けられない。写真は9月、米ワシントンのFRB本部(2015年 ロイター/Kevin Lamarque) [ロンドン 18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が大方の予想通り12月に利上げし、ドル高が一段と進むようなら、コモディティ市場が再び大幅な価格下落に見舞われるのは避けられない。 その第1の理由は、生産者の事情だ。大半のコモディティはチリやロシアといった非ドル圏で生産されており、ドル高は輸出収入の増加をもたらすとともに、現地通貨建てで支払う労働コストは低下するため、これらの生産者はコモディティ安局面をしのいでいくことが可能となり、供給が大きく落ち込むことはない。