新宿・歌舞伎町(西武新宿)から所沢・本川越の間を結ぶ「西武新宿線」でずんずん川越方面に進んでいくと、終着駅である本川越駅の一つ手前に「南大塚駅」というのがある。この駅からかつて「西武安比奈線」という聞き慣れない路線が枝分かれして伸びていたらしい。一体どんなものか以前から気になっていたので現地まで見に行く事にした。 西武新宿線で高田馬場から片道50分超、関越道川越インターチェンジにも程近い場所にある南大塚駅の北口に降り立つと、駅前には人っ子一人居ないという状況。同じ川越市でも繁華街に近い東武東上線川越駅付近とは勝手が違うようだ。そもそも西武新宿線経由だと都心に行くのも遠回りだし、自家用車があった方が便利な土地柄なのだろう。 駅前ロータリー沿いにそびえる五階建ての店舗兼マンション「大晃ビル」がさしずめ南大塚駅北口のランドマークか。一階に不動産屋とカラオケが入居しているくらいでそれ以外が殆ど空き