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ブックマーク / koken-publication.com (3)

  • 人間も国も生かされて生きている 国会を知り尽くした政治家が語る
民主主義の原点【大島理森】

    『公研』2023年8月号「私の生き方」 第76・77代衆議院議長 大島 理森 八戸の5月 ──1946年青森県八戸市尻内町のお生まれです。八戸の四季で真っ先に思い浮かぶ季節はいつでしょうか? 大島 夏ですね。ただし暑い夏ではなくて、寒い夏です。夏にオホーツクに高気圧が張り出すと、そこから三陸海岸に向かって「やませ」と呼ばれる冷たい風が吹き付くんです。やませが吹き続けると、稲穂が実らなくなり、冷害がもたらされることになる。八戸の歴史は、やませと戦ってきた歴史でもあるんです。江戸時代には何度も飢饉が起きているし、大正、昭和の時代になっても5、6年にいっぺんは、農家はこの偏東風に悩まされることになりました。1993年に全国的にお米の生産が激減したことがあったけど、あの時もやませが強く吹いたんです。だから季節のことを聞かれると、やませを思い浮かべます。 八戸で一番良い季節だと思うのは、5月の連休を

    kaoruw
    kaoruw 2023/09/05
    大島理森 衆院議長
  • ガンダム監督の「敗北者宣言」【富野由悠季】

    『公研』2020年8月号 第 606 回私の生き方 富野 由悠季・アニメーション監督 父への疑念 ──「富野由悠季の世界」展が昨年6月より開催されています(現在中断中、再開は9月の予定)。 富野 今回の「富野由悠季の世界」展で「与圧服」の写真を展示しています。これの開発に父が関わっていて、家に資料が残っていました。 この機会でしかできない話を一つさせてください。父の経歴についてです。父は昔の中学を卒業したあと、東京府立化学工業学校(化工)という専門高等学校へ進んでいます。父のアルバムにあった化工の写真を見ると、3階建てのコンクリート校舎の中央に時計塔があり、石積みの外壁の正面には三つのアーチ状の飾りが施された扉がある立派な建物でした。その前に軍人たちが集まっている写真は、子供の頃は軍の部隊写真だと思っていた。ところが、父は「俺の学校なんだ」と言っていました。 僕はそのアルバム写真を子供の頃

    ガンダム監督の「敗北者宣言」【富野由悠季】
  • カーボンニュートラル論争――何がエネルギー政策の潮流をつくるのか?【穴山梯三】【大場紀章】【山形浩生】

    カーボンニュートラル論争――何がエネルギー政策の潮流をつくるのか?【穴山梯三】【大場紀章】【山形浩生】 『公研』2021年9月号「対話」 ※肩書き等は掲載時のものです。 日政府はCO2排出量を2050年までにゼロにすることを宣言した。この目標は実現可能なのか? なぜ世界各国が脱炭素に向けて突き進むのか? 「カーボンニュートラル」を徹底的に議論する。 気でやるのですか? 山形 菅義偉首相は、昨年の所信表明演説で国内の温暖化ガスの排出量を2050年までに実質ゼロをめざすカーボンニュートラル宣言を表明しました。今日はエネルギーの専門家であるお二人に、私が素人の立場からカーボンニュートラルに関する疑問を投げ掛けていこうと思います。 最初にお二人にお聞きしたいのは、「当にできるの?」「そもそも気でやるのですか?」ということです。エネルギーのことを知っている人に言わせると「ムリに決まっている」

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