県は16日、県青少年健全育成条例に基づき、18歳未満の青少年にとって有害な本2冊を「有害図書」に指定したと発表した。 指定されたのは「図解アリエナイ理科ノ実験室2」(三才ブックス)と「裏モノJAPAN9月号別冊ヤバい悪グッズ最新版」(鉄人社)。いずれも青少年の犯罪や自殺を著しく誘発し、健全な成長を阻害する恐れがあるとして指定された。 条例により、書店などは今後、青少年に対する売買や贈与などが禁止される。違反すると30万円以下の罰金が科せられることがある。 県青少年課によると、2冊は万引の手口や身近に手に入る毒物などについて記されているという。昨年、県民から「図解アリエナイ理科ノ実験室2」についての意見があり、県が調査したところ2冊の指定に結び付いた。 県は指定の周知徹底を図るため、県内の全書店とコンビニエンスストアに通知ハガキを送付。これまでに17冊を有害図書に指定し、県ホームページで公表