あらためてわかったのは安倍首相及び政権と読売新聞の近さである。 親政権的な新聞とそうでない新聞がわかっていれば(イメージは球場の1塁側と3塁側のようなものか)、同じ記事でも違いがわかる。たとえば2014年の総選挙前の解散報道をあげる。 「増税先送りなら解散」(読売 2014年11月9日) 読売新聞・渡辺恒雄主筆 ©文藝春秋 「分かった。」と言い切れる読売 他紙の見出しは「解散か」だったのに、『読売』の見出しだけが「解散」といち早く確定的に書いたのである。記事の冒頭はこうだ。 《安倍首相が、来年10月に予定されている消費税率10%への引き上げを先送りする場合、今国会で衆院解散・総選挙に踏み切る方向で検討していることが8日、分かった。》 「分かった。」のである。『読売』すごい。
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