福岡県古賀市にある7世紀初頭の古墳で見つかった馬具に、玉虫の羽が施されていることがわかりました。古代の玉虫の装飾品は、国内ではこれまで法隆寺の国宝「玉虫厨子」など4例しか確認されておらず、専門家は「国宝級の価値がある」と指摘しています。 この馬具は、馬の胸や尻などを飾る「杏葉(ぎょうよう)」と呼ばれる装飾品で、7世紀初頭に造られた福岡県古賀市の船原古墳で見つかりました。 サビなどで黒ずんでいますが、九州歴史資料館や古賀市文化財課が調べたところ、およそ20枚の昆虫の羽が確認され、筋などの特徴から玉虫の羽と判断されました。 馬具は縦がおよそ8センチ、横がおよそ10センチで、玉虫の羽は文様が施された板の下に敷き詰められていたと考えられています。 発表によりますと、古代の玉虫の装飾品は国内ではこれまでに、国宝の法隆寺の玉虫厨子や福岡県沖ノ島の金銅製帯金具など4例が確認されていますが、馬具は初めだと
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