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ブックマーク / numagasablog.com (3)

  • アオサギの話しかしない『君たちはどう生きるか』考察&感想&レビュー - 沼の見える街

    アオサギという鳥が好きだ。日中で見ることのできる、とても身近な野鳥でありながら、大きな体をもち、翼を広げれば全長は1.5メートルにもなる。あまり人や外敵を恐れぬ泰然とした佇まいにも目を奪われる。目元から冠羽へとつながる濃紺の模様や、長い首を彩る斑点、くすんだ青灰色の色合い…。いわゆる「サギ」として連想する真っ白な羽のシラサギ(実はこれは種の名前ではなく、ダイサギ・チュウサギ・コサギらをまとめた通称なのだが)とは一線を画する、野性的な美をアオサギはその身にまとっている。 そのルックスに恥じず、アオサギの暮らしはワイルドだ。魚や虫や甲殻類だけでなく、時には同じ鳥類や小型哺乳類まで捕する。「張り詰めた弓」のようにジッと動かないかと思えば、突如として矢のような瞬発がひらめく。長い首を素早くのばし、鋭いくちばしで獲物を捉えるのだ。堂々たる巨体の優雅さと、刃物のような攻撃性を兼ね備えたアオサギを眺

    アオサギの話しかしない『君たちはどう生きるか』考察&感想&レビュー - 沼の見える街
  • スレミオしか語らん『機動戦士ガンダム 水星の魔女』1クール全話感想&レビュー - 沼の見える街

    【注意と前書き】11話まで見た段階で記事の大部分を書き終えており、あとは第1クール目の最終回となる12話を残すだけだったのだが、その12話で(それまでの積み上げの多くをひっくり返すような)ショッキングな出来事があって、率直に言って全然好きじゃない展開だったのでかなり冷めてしまい、もう記事を丸ごと封印したろかと思いつつも、やはりせっかく2万字も書いたのでもったいないし、こんな感情落差があるのもリアタイ視聴ならではのめったにない経験だし、記録として残す価値も多少あるかと思ったので、「11話まで見て書いた感想ほぼそのまま」+「12話を見た後の率直な感想」とつなげる形で公開してみます。12話の感想は当にかなりとても率直というか辛辣なので、作を普通に楽しめてる人はこんなド長文を無理に読まずに今すぐ引き返そう! 全てが面倒くさくなったら急に消すかもしれないので、あしからず。 何もわざわざ2万字超え

    スレミオしか語らん『機動戦士ガンダム 水星の魔女』1クール全話感想&レビュー - 沼の見える街
  • マイネーム・イズ・マックス - 沼の見える街

    『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の英語スクリプトを読み込んでみて、また色々気づくことがあったので、前回(スリット・ザ・ウォーボーイ - 沼の見える街)に引き続き、考えてみたい。 以前Twitterにも少し書いたんだけど、この作品、「my(俺の/私の)」という単語にすごく大事な役割が与えられているように思う。「my」という所有格をめぐる壮大な物語といっても過言ではないんじゃないだろうか。 ためしに作中で登場人物が「my」という言葉を使う回数を調べてみたが、合計で32回(mineも含む)。セリフの絶対数の少なさを考えれば、かなりの頻出単語といえる。そしてその内訳が興味深い。まず男性陣が、マックス11回、イモータン・ジョー8回、ニュークス9回(ちなみにスリットも1回)。対照的に女性陣は、相当セリフの多いフュリオサでも、わずか3回。そして5人のたちは誰ひとりとして、一度も「my」という言葉

    マイネーム・イズ・マックス - 沼の見える街
    kappateki
    kappateki 2015/08/30
    myから始まって終わる“「利己と利他」”!
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