宮内庁の羽毛田信吾長官は26日の定例記者会見で、天皇、皇后両陛下が、自らの葬儀や陵墓の在り方について、国民生活への影響を少なくするよう、火葬とし、葬礼の簡略化を望まれていることを明らかにした。 宮内庁はこれを踏まえ、陵墓の規模や、両陛下の合葬も視野に入れた検討を行う。 現在、天皇、皇后の葬儀は伝統的方式に従って土葬で行われており、江戸末期の孝明天皇から昭和天皇まで、いずれも土葬で行われてきた。同庁によると、歴代天皇124代(うち2人は2回即位)の葬儀方法は、土葬が73人、火葬が41人、不明が8人となっている。