今バイトしている(もうすぐクビになる)ラーメン屋の店長はカンボジア人だ。トロントに10年住んでおり、先日市民権が降りたと言っていた。彼はおそらく30代半ばぐらいだろう。彼の人生について先日話を聞いた。予想していたような話(ポルポトがどうとか)はなかったが、割りと壮絶だったのでご紹介したい。 彼は裕福な家で育った。父がカンボジアでタオルか何かを作る会社の社長をしているらしい。シェムリアップのリゾートホテルにはだいたい彼の父の会社からタオルが納入されているそうだ。兄弟が5人いるらしい。カンボジアでは大学へ通い、ITの勉強をしていた。そして大学を卒業後、カナダの語学学校に通い、卒業後カレッジへと進学した。なぜカナダへと渡ったのかは知らないが、兄も既に来ていたらしい。兄は卒業してカンボジアへと帰ったが、彼はトロントに残った。 裕福と言ってもカンボジア人だから、どうしても為替レートで不利だ。彼はバイ