小さく暗い星に3惑星=生命が存在可能?-国際チーム みずがめ座の方向に40光年離れた所にある小さな暗い矮星(わいせい)を取り巻く惑星の想像図。岩石質で地表に水が存在する可能性があるという(ESO提供) みずがめ座の方向に40光年離れた所で、小さく暗い矮星(わいせい)の周りを、地球サイズの惑星が3個回っているのを発見したと、ベルギー・リエージュ大などの国際研究チームが2日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。惑星は岩石質で地表に液体の水が存在する可能性があり、生命に適した環境かもしれないという。 南米チリにある欧州南天天文台(ESO)の望遠鏡などを使って観測した。この矮星は太陽に比べて大きさ、質量とも1割程度で、温度は半分程度。3惑星のうち、内側の2個の公転周期は1.5日と2.4日で、外側の3個目は4.5日から73日の間と分かった。サイズで見ると太陽系より、木星とその衛星の関係に似ている