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ブックマーク / active-galactic.hatenablog.com (3)

  • 中性子爆弾とはなにか - Active Galactic : 11次元と自然科学と拷問的日常

    中性子爆弾は水爆や原爆に次いで(日では?)引用される弾頭のひとつだ。しかし、それがどのようなものなのか世間では漠然としていて正確なイメージが確立していない。中性子爆弾に言及する文章などでも「建物や兵器は無傷で残るが中にいる人間は放射線ですべて死亡する。」などというポエティックな表現がよく用いられる。流布する情報の希薄さ故か、仮想戦記などでも中性子爆弾を選択することが合目的でない場面でも平気で用いられ、ありえない描写が普通になされる。 中性子爆弾 中性子爆弾は水素爆弾の一種だ。ただし、出力は通常の水爆よりも遥かに小さく、通常原爆よりも抑えられている。そのかわり、相対的に放射線のエネルギー割合が増大するよう設計されている。正確にはER (Enhanced Radiation)とよばれており、「放射線強化型」という直訳が実態をよく表している。爆発エネルギーを広島原爆より抑えつつ、放射線を広島原

    中性子爆弾とはなにか - Active Galactic : 11次元と自然科学と拷問的日常
    karatte
    karatte 2010/12/23
    "中性子爆弾に言及する文章などでも「建物や兵器は無傷で残るが中にいる人間は放射線ですべて死亡する。」などというポエティックな表現がよく用いられる" ついこないだまで信じてたよこの描写。
  • ベテルギウスの最期:超新星の兆候とその威力 - Active Galactic : 11次元と自然科学と拷問的日常

    最近、オリオン座のベテルギウスに関して"刺激的な"タイトルのニュースが流れた。オリオン座は覚えやすく都会でも楽しめる手軽な星座だ。そのオリオンが肩を壊すかもしれないとなれば書かざるを得ない。 重い星の死 天蓋にぶら下がる星々は永遠の存在ではなく、だいたい数百万年から数兆年の寿命で移ろいゆく。ヒトの死が多様であるように、星の死にもまた個性がある。それは体重や組成、相方の有無などによって決まり、静かに冷たくなることもあれば、木っ端微塵に吹き飛ぶこともある。ベテルギウスのような重い星は、超新星と呼ばれる大爆発によって焼死する。爆発の閃光はひとつの銀河に匹敵するほどであり、ベテルギウスのような至近爆発ともなればどのような状況が生じるのか興味は尽きない。そして、爆発はどのくらい差し迫っているのだろう。 どのような超新星を起こすのか ベテルギウスは水素をたっぷり含んだ赤色超巨星なので、もし今爆発するな

    ベテルギウスの最期:超新星の兆候とその威力 - Active Galactic : 11次元と自然科学と拷問的日常
    karatte
    karatte 2010/02/13
    "今、ベテルギウスが熱い!もし爆発すれば満月ほどの明るさで輝く星が100日ほど観測されるだろう。被害については数光年以内だが、ガンマ線・X線が衛星に影響を与えるかもしれない"
  • 「大質量の天体」≠「地表重力が強い」:宇宙におけるサイズと密度の関係 - Active Galactic : 11次元と自然科学と拷問的日常

    海洋惑星の候補となるスーパーアース(GJ 1214b)が発見されたようだ。その話題で気づいたのだが「大きな惑星は当然重力が強い。人間が住むには不適だ。」そう漠然とイメージされているケースが多い印象を受けた。 小天体はともかく大型惑星の地表重力をその大きさだけでイメージすることはあまり望ましくない。例えば、太陽系の惑星の表面重力は以下の通りだ。 木星は300地球質量という莫大な物質を集積した惑星だが、それでも高々2.4Gしかない。人間が耐えられるレベルだ。他の大型惑星は地球と同等か、むしろ地球より表面重力が小さい天体さえある。系外惑星の例では木星より一回り大きな(HD 209458 b)の表面重力が0.9G程度だ*1。「比較対象がガス惑星ばっかりじゃねーか」という物言いは当然あるだろうが、地球型惑星でもそう事情はかわらない。今回発見されたGJ 1214bは地球よりずっと巨大な惑星だが表面重力

    「大質量の天体」≠「地表重力が強い」:宇宙におけるサイズと密度の関係 - Active Galactic : 11次元と自然科学と拷問的日常
    karatte
    karatte 2009/12/20
    『今回発見されたGJ 1214は地球よりずっと巨大な惑星だが表面重力は0.9Gしかない。地球より体重が軽くなるのだ』
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