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ブックマーク / technique.hateblo.jp (3)

  • 身動きが取れません―― 千葉雅也のドゥルーズ論 - Freezing Point

    動きすぎてはいけない: ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学 作者: 千葉雅也出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/10/23メディア: 単行この商品を含むブログ (31件) を見る 動かないものを、動かそうとすること。 あるいは動きすぎるものを、止めてみること。 そのバランスとタイミング――これは臨床や芸術にとどまらず、*1 生活者として必要な、日常的・具体的な配慮だろう。*2 このモチーフが、哲学史にどういう位置づけを持ち得るか。 書はその整理において、たいへん有益だった。*3 《非意味的な切断》に照準し、それを実務的にも提唱する書は、哲学的に洗練された「ひきこもりのススメ」にも見える*4。 その観点から、私がもった疑問は: 切断は、「どうにもならない」に陥りがち 千葉氏が描き出した切断は、どういう困難に直面するだろうか。――そこでの技法を考えなければ、この議論は無意味

    身動きが取れません―― 千葉雅也のドゥルーズ論 - Freezing Point
    karatte
    karatte 2013/11/26
    ガタリっていう表記はしないんだ
  • カント「Realität」誤訳問題をめぐって - Freezing Point

    ハイデガー拾い読み (新潮文庫) 作者: 木田元出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/08/27メディア: 文庫 クリック: 25回この商品を含むブログ (8件) を見る 以下、鮮烈な印象を受けた Realität 誤訳問題と、 その周辺をめぐる木田元氏の説明(に対する私の理解)を、要約してみます。 マルクス「フォイエルバッハ・テーゼ」にある、 《唯物論(Materialismus)》 と 《観念論(Idealismus)》 の対比 は、哲学科の教員たちからは逸脱とされるらしい。 しかし木田氏は、そういう教科書的な理解そのものを問題視している(p.203)。 つまり哲学科の教師たちは、 《唯物論(Materialismus) ⇔ 唯心論(Spiritualismus)》 が 【存在論】 《実在論(Realismus) ⇔ 観念論(Idealismus)》 が 【認識論】 ――という

    カント「Realität」誤訳問題をめぐって - Freezing Point
    karatte
    karatte 2012/12/22
    訳者に恵まれない哲学者の面目躍如
  • フォイエルバッハに関するテーゼ(マルクス) - Freezing Point

    現象学は、現象学の境遇を変えない。 言葉は、言葉の条件を変えない。 「組み替える」のがせいぜい。 ―― そう考えていて、 マルクスの「フォイエルバッハに関するテーゼ」(1845年)*1を思い出し、 原文を、ネット上にいくつかある訳文や『ドイツ・イデオロギー 新編輯版 (岩波文庫)』を参照しつつ、自分なりに意味を確認しながら、訳してみました*2。 グァタリのいう「主観性の生産(production de subjectivité)」や、「schizo-analyse」は、このテーゼに描かれた問題意識を引き継ぐものに見えます。つまり彼の議論は、対象的活動の生産様式それ自体を、プロセスとして問題にしている。 第1テーゼ Der Hauptmangel alles bisherigen Materialismus (den Feuerbachschen mit eingerechnet) ist,

    フォイエルバッハに関するテーゼ(マルクス) - Freezing Point
    karatte
    karatte 2012/09/08
    "ガタリのいう「主観性の生産(production de subjectivité)」や、「schizo-analyse」は、このテーゼに描かれた問題意識を引き継ぐものに見えます。つまり彼の議論は、対象的活動の生産様式それ自体を、プロセスとして問題にして
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