アンテナとは、電池エネルギーを電波として空間に送信、または受信する装置のことです。 移動通信システムを実現するためには無線通信技術が必要ですが、無線通信では電波の送信と受信においてアンテナが必須であり、アンテナは電波の入り口と出口の役目をする重要な部品です。 アンテナを実用するには、特性を評価する必要がありますが、そのために必要な技術用語、基礎から応用事例まで解説いたします。 アンテナの特性を見るには、VSWRが使われます。 VSWRとは、Voltage Standing Wave Ratio の略です。日本語では電圧定在波比と訳され、電圧における入射波と反射波の比です。SWR と表記 される事もあります。 VSWRは、交流の伝送線路における入射波と反射波の関係を示す数値です。 反射係数 Γ = Vmax / Vmin 電圧反射係数 、すなわち進行波の振幅に対する反射波の振幅の比率を Γ
![アンテナとは -アンテナの基礎(1)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5d1dc1186de9f3cf30810c754ff4e40ea3dc1bdd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asnics.com%2Fdcms_media%2Fimage%2FP_Components.png)