中央大学(東京都八王子市)は17日、今年2月15日に行われた理工学部の一般入試で、1人が替え玉受験で合格していたと発表した。大学は、この受験生について、教授会で合格を取り消すことを決め、本人に通知した。 大学広報室によると、今月4日に、理工学部のある東京都文京区の後楽園キャンパスで入学式が開かれたが、入学者と試験を受けた人物が違っていたことが分かった。 関係者によると、受験票用の写真と、入学者が異なることが発覚したとみられる。広報室は「ともに未成年のため」などとして、受験生の性別や代理受験判明の経緯などについて明らかにしなかった。永井和之学長は「不正行為が行われたことは、非常に遺憾」との談話を出した。