インターネット界の「巨人」ヤフーが内側から変わろうとしている。率いるのは、11歳の若返りで経営を託された宮坂学社長。大胆な舵取りの裏側にある、社内広報の取り組みを聞いた。 利益よりもワクワク感 「爆速」がヤフーの新体制を象徴するキーワードとして話題になりましたが、初めから狙っていたわけではありません。もとは社長就任前に幹部に向けて実施したプレゼンでの言葉の一つでしたが、ウェブメディアに紹介されたのをきっかけに、たちまち多くの方に知られるようになりました。それを受け、「爆速」を初年度のスローガンにしたり、Tシャツをつくるなどしてアピールしていきました。私たちも話題に乗っかったわけです。 インターネットの主戦場がPCからスマートデバイス(スマデバ)にシフトする中で、これまでPC領域で勝ってきた当社のビジネスをスマデバに大きく舵を切るのが、バトンを引き継いだ私の使命です。この分野のビジネスには前