音を利用する 1 この記事の内容 前回の記事では音を媒体とする機器間の情報通信が近年ふたたび注目されていることに触れ複数の具体的な事例を挙げました。近距離通信手段としての音波の利用には技術的好奇心をそそられますが、それをどのように形にすればよいのかは案外ピンと来ません。そこで、Android デバイスを題材に手元で行った音波通信の実験と試作の内容をこれから何回かに分けて紹介します。今回は準備編として実装に必要な要素の整理を行います。 準備 1. Andorid での音声入出力処理を覚える 入力:AudioRecord クラス 出力:AudioTrack クラス 試作 処理のイメージ 動作の様子 ソースコード 準備 2. 任意の周波数の音波を生成・出力する サイン波について サンプリングレートについて 試作 動作の様子 ソースコード スプレッドシートを使っての検証 準備 3. 集音したデータ