タグ

本に関するkash06のブックマーク (245)

  • 池澤夏樹『スティル・ライフ』を読む - 関内関外日記

    スティル・ライフ (中公文庫) 作者:池澤夏樹 発売日: 2020/09/30 メディア: Kindle版 スティル・ライフ (中公文庫) 作者:池澤 夏樹 発売日: 1991/12/10 メディア: 文庫 おれと池澤夏樹、池澤夏樹とおれ。 おれはこれまでの人生で、とくに池澤夏樹を意識したことがなかった。そのようなもの書きの人がいる、というくらいだった。 とはいえ、感謝はしている。池澤夏樹が編集した世界文学全集で石牟礼道子を知ることができたからだ。 goldhead.hatenablog.com 苦海浄土 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集) 作者:石牟礼 道子 発売日: 2011/01/08 メディア: 単行 これについての解説を池澤夏樹は書いていただろうか。それを読んだかもしれない。ほかに何冊か池澤夏樹の世界文学全集をちょっと読んだりしたが、その解説も読んだだろう。 あるいは

    池澤夏樹『スティル・ライフ』を読む - 関内関外日記
    kash06
    kash06 2022/04/22
    このエントリーが心に引っかかって、1年越しで「スティル・ライフ」「ヤー・チャイカ」を読みました。世界と自分、自分の外側を想像する事、それを色んな形に変えて繰り返される本だと静かに思いました。
  • 縄文vs.弥生 先史時代を九つの視点で比較する 設楽(したら)博己著:東京新聞 TOKYO Web

    この仕事、二つ返事で引き受けたことを後悔した。しかし、縄文時代に関する著作をまがりなりにも出している身として、どんなに苦しくとも書と向き合わないわけにはいかない。何がそんなに苦しいのか。それは今まで私が書いてきた縄文時代とはまったく違う世界が書には広がっていたからである。 その中で特に戸惑い、悶絶(もんぜつ)しながら読んだ章がある。「不平等と政治の起源」。曰(いわ)く「身近な資源を排他的に有効活用するためにテリトリーが生まれ、それを子々孫々に伝えていく。つまり、財産の継承をスムーズにするために、リネージ(出自集団)や氏族といった親族組織が整えられ、それを基軸に祖先祭祀(さいし)が縄文前期に芽生え、後期にはできあがった」という。にわかには信じがたい。いや、信じたくないというのが音である。縄文時代がユートピアとは毛頭思わないが、この先には自分たちだけが良ければ他の集団は絶えても構わん、と

    縄文vs.弥生 先史時代を九つの視点で比較する 設楽(したら)博己著:東京新聞 TOKYO Web
    kash06
    kash06 2022/03/14
    どっちが好き? 歴史時代にまで来ると、生産と収奪と支配と安堵はセットというか前提になってくるけど、縄文と引っくるめて呼んでいた時代の研究が進むのは、こんなイメージの差も生むのだなぁ。本も興味深い。
  • 【書評】桑畑がナンパスポット、市場では受刑者の悲鳴……見てきたように秦漢時代の生活を描く『古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで』 - 明晰夢工房

    古代中国の24時間 秦漢時代の衣住から性愛まで (中公新書) 作者:柿沼陽平 中央公論新社 Amazon こんなに秦漢時代の生活がくわしくわかるはほかにない。当時の人間になりきり、午前五時頃から時間帯ごとに古代中国の民衆の生活を追っていく内容なのだが、扱う対象が幅広く、庶民の服装や生活などから市場や盛り場の様子、果ては夜の営みにまで及ぶので読んでいて飽きることがない。画像も非常に豊富で、この時代の俑から痰壺、尿瓶、張型など下世話なものもたくさんとりあげているので、ビジュアル的にも庶民の生活がよくわかるようになっている。注記も豊富で、とりあげている話題がどの史料を根拠にしているか巻末にすべて記してあるので、この時代をさらに詳しく知りたい読者にも便利。 このでは色恋の話題が多い。古代中国における男女の出会いの場のひとつが桑畑だ。このの9章で書かれている桑畑での出会いの様子は以下のよう

    【書評】桑畑がナンパスポット、市場では受刑者の悲鳴……見てきたように秦漢時代の生活を描く『古代中国の24時間 秦漢時代の衣食住から性愛まで』 - 明晰夢工房
  • 【書評】荘園を知れば日本中世史が圧倒的にわかる!伊藤俊一『荘園-墾田永年私財法から応仁の乱まで』 - 明晰夢工房

    荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで (中公新書) 作者:伊藤俊一 中央公論新社 Amazon 学問とは来面白いもの、ということがこのを読むとよくわかる。書『荘園-墾田永年私財法から応仁の乱まで』は、荘園という一見地味で硬いテーマを扱っているが、その中身はといえば古代から中世末期にいたるまでのダイナミックな社会変動、土地制度にまつわる有名無名の人々の営みである。なにしろこの時代、人口の大部分は農民であり、荘園は農民の生活と労働の場であるから、荘園を知ることは中世社会そのものを知ることにもなる。荘園という覗き窓からみえてくる中世社会は、こちらの想像以上に活力と刺激に満ちている。これが面白くないはずがない。 荘園の実態は時代によって異なるが、第二章を読むと、摂関期における荘園は、江戸時代の農村とは異世界といえるほど違っていたことがわかる。天災が頻発し、古代社会の秩序が破壊されるなか、台頭

    【書評】荘園を知れば日本中世史が圧倒的にわかる!伊藤俊一『荘園-墾田永年私財法から応仁の乱まで』 - 明晰夢工房
  • 本ノ猪 on Twitter: "賛同できない主張。これを大型書店の店長が言う絶望感。 「ぼくは「ヘイト本」を店頭から排除しません。「ヘイト本」を「ヘイト本」たらしめているのが「排除の思想」であるなら、みずからも同じ排除の構えを取りたくないからです。」(福嶋聡・文… https://t.co/XFDX9dywAn"

    賛同できない主張。これを大型書店の店長が言う絶望感。 「ぼくは「ヘイト」を店頭から排除しません。「ヘイト」を「ヘイト」たらしめているのが「排除の思想」であるなら、みずからも同じ排除の構えを取りたくないからです。」(福嶋聡・文… https://t.co/XFDX9dywAn

    本ノ猪 on Twitter: "賛同できない主張。これを大型書店の店長が言う絶望感。 「ぼくは「ヘイト本」を店頭から排除しません。「ヘイト本」を「ヘイト本」たらしめているのが「排除の思想」であるなら、みずからも同じ排除の構えを取りたくないからです。」(福嶋聡・文… https://t.co/XFDX9dywAn"
    kash06
    kash06 2021/08/28
    武者のいう「本屋」も、あるいは出る事自体が名誉毀損な「ヘイト本」が出る事、そもそも何がヘイト本にあたるのかの判断も、書店ではなく版元に向かう問題ではなくて? 書店が担うのは置き方の程度問題な気がして。
  • みなもと太郎先生の思い出(2,053字):ハックルベリーに会いに行く

    みなもと太郎先生が2021年8月7日に亡くなられた。ぼくは、生前みなもと先生に大変お世話になった。そこで今日は、みなもと先生の思い出について書いてみたい。 みなもと先生と最初にお目にかかったのは、2016年だ。その頃ぼくは、岩崎書店で児童書の編集をしており、どうしても『マンガの歴史』というを作りたいと思っていた。そのとき、作者はみなもと先生以外ないと思った。 なぜなら、みなもと先生はマンガ家であると同時にマンガ研究家でもあって、マンガの歴史はもちろん、マンガ文化そのものに造詣が深かった。しかも普通の歴史にもお詳しく、『風雲児たち』という歴史マンガを描いていた。つまり、「マンガ」と「歴史」に詳しい。こんな人は他にいない。

    みなもと太郎先生の思い出(2,053字):ハックルベリーに会いに行く
  • 太平洋の無人島に漂着した16人の日本人が腹いっぱい堪能した「牛肉よりうまい動物」の名前 海水で煮た潮煮は最高だった

    1899年、漁業調査をしていた日の帆船が座礁し、16人の乗組員が太平洋の無人島に漂着した。彼らは十分な糧をもっていなかったが、島にやってくるある生き物のおかげで「贅沢」とも言える生活をおくったという。作家の椎名誠さんが解説する――。(第2回) 門外不出の『無人島に生きる十六人』 漂流記にはカテゴリーがいくつかある。江戸時代の千石船の漂流などは、当時の日の鎖国政策が背後に冷酷に関与していて、遭難漂流の原因は類型化している。 もっとも恐ろしく世界にも例のない漂流は意外なことに日でおきたもので『流れる海 ドキュメント・生還者』(小出康太郎著、佼成出版社)だろう。これは30年ほど前、モリ突きのダイバーがアクシデントで3日間流されてしまう、という残酷きわまりない漂流体験だ。ぼくもダイビングをやるので、その恐ろしさは具体的に想像できる。 そういういろいろな漂流記を捜しもとめていた頃、むかしの

    太平洋の無人島に漂着した16人の日本人が腹いっぱい堪能した「牛肉よりうまい動物」の名前 海水で煮た潮煮は最高だった
    kash06
    kash06 2021/08/22
    ブコメで紹介されている『エンデュアランス号漂流』私も好きです。入念な事前準備を重ねながら、南極大陸横断計画は失敗。けれども不屈の心で全員生還した、失敗の中で希望を失わない尊さは今にも通じる気がして。
  • 「非モテ」からはじめる男性学を読んだ - 古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」

    『「非モテ」からはじめる男性学』を読み終わりましたので感想でも。 「非モテ」からはじめる男性学 (集英社新書) 作者:西井開 集英社 Amazon =======サマリー======= 1:『一つ教えといてやろう君らのいる場所は我々はすでに三千年以上前に通過している』 2:登場人物の社会的地位について 3:結局三千年以上解決しない問題 4:非モテ解消のための方策 ================== 1:『一つ教えといてやろう君らのいる場所は我々はすでに三千年以上前に通過している』 最初に結論から。烈海王にこんなことを言われるまでもなく、書には非常に既視感のある内容が多い。具体的には、例えば、非モテ研(ぼくらの非モテ研究会。当事者による研究グループ)で集まった時後にご飯をべてるという話が登場するが「それ俺らがいつもやってたやつじゃん」となるし、お互いの行為を俯瞰的に見て「横の笑い」を取

    「非モテ」からはじめる男性学を読んだ - 古田ラジオの日記「Welcome To Madchester」
    kash06
    kash06 2021/08/17
    非モテが「モテに非ず」、モテである必要がないというのも00年代非モテ論壇三千年の歴史(時間がおかしい)に当然含まれていたと思っていて、私はエロゲネタ・業界板の隠れヲタスレ出身だからそちらに近い気持ちも。
  • 講談社文庫さん、文庫がちょうど入るポーチのプレゼント企画を実施するも、一部の文庫が入らないことを謝罪「これは仕方ない」

    講談社文庫 @kodanshabunko 🍧夏はミステリー!🐻‍❄️ 毎年恒例!講談社文庫ミステリーフェアもはじまりました! フェア対象書目を1冊購入すると、よむーく文庫ポーチ(どれか1つ)がもらえます! 数に限りがあるので、お早めにゲットしてください。 詳細は特設サイトで→ kodanshabunko.com/natsumystery20… pic.twitter.com/X55oqAl5n7 2021-08-12 12:55:24 講談社文庫 @kodanshabunko 講談社文庫の公式アカウントです。アイコンは、創刊50周年を記念して誕生したオリジナルキャラクター「よむーく」。が大好きで、胸のポケットにいつも文庫を入れて持ち歩いています。中の人は複数名で、新刊情報を中心に映像化作品、イベントなどについてお知らせします。 kodanshabunko.com リンク kodan

    講談社文庫さん、文庫がちょうど入るポーチのプレゼント企画を実施するも、一部の文庫が入らないことを謝罪「これは仕方ない」
    kash06
    kash06 2021/08/13
    「夏はミステリー!」ってテーマなのに、ミステリーが入らないなんて!とも言えるし、「夏なんだから、姑獲鳥が入れば夏としてセーフ!」とも思ったり
  • 無秩序な日本中世を振り返り、現代の当たり前を見直すエンタメ歴史ノンフィクション──『室町は今日もハードボイルド―日本中世のアナーキーな世界―』 - 基本読書

    室町は今日もハードボイルド―日中世のアナーキーな世界― 作者:清水克行新潮社Amazon最近日に住んでいるフランス人や中国人YouTuberだったり海外YouTuberの動画をだらだらと見ていることが多いのだが、同時代を生きていたとしても国ごと、コミュニティごとで常識は異なっていて、なんで日の店はきんきんに冷えた水が出てくるの?? とか、そうした違和感を聞くのがおもしろい。どちらが良い/悪いという話ではなく、どちらにもその土地の歴史や風習と絡み合ったものであって、「は〜そういう考え方があるんだなあ」と当たり前だと思ってきたものを見直すことができる。 で、そうした違和感や驚きを得られるのは、時代が離れた同じ国の中でも同じことである。書『室町は今日もハードボイルド』は、日の中世史を専門として『耳鼻削ぎの日史』や高野秀行との共著『世界の辺境とハードボイルド室町時代』で知られる学者の清

    無秩序な日本中世を振り返り、現代の当たり前を見直すエンタメ歴史ノンフィクション──『室町は今日もハードボイルド―日本中世のアナーキーな世界―』 - 基本読書
    kash06
    kash06 2021/08/01
    ハードボイルド室町時代の続編、やはり強烈だ。道徳や献身が無いのではなく、現代ではズレているというのが肩透かし的なのと、やはり価値交換に平気で命も換算して特別枠がないのが強烈なんだと思った。
  • 消えた出版社の本はどこへ 著作権引き継ぎの課題とは 活字の海で - 日本経済新聞

    出版社は中小事業者が多く、経営基盤も弱体だ。万一経営に行き詰まったら、そこが出していた書籍はどうなるのか。を生き延びさせるために奔走している人たちがいる。仏教書の出版社、サンガは資金繰りに窮し、1月に仙台地裁に破産手続きを申し立てた。同社はアップル創業者のスティーブ・ジョブズが愛読した『禅マインド ビギナーズ・マインド』(鈴木俊隆著)などのロングセラーを持っている。こうした書籍が消えてしまう

    消えた出版社の本はどこへ 著作権引き継ぎの課題とは 活字の海で - 日本経済新聞
  • 「渋沢栄一は何をした人か」に即答できない? そんな人が日本史を学び直すための10冊(のつもりだったけど実際は30冊超) #ソレドコ - ソレドコ

    こんにちは。伊藤賀一と申します。 原始から近代・現代まで、あらゆる時代をカバーしているオールラウンド型の珍しい日史講師です。 日史だけでなく社会科全般を教えているため、ありがたいことに「日一生徒数が多い社会科講師」という称号もいただいたことがあります。 今回は「日史を学び直すための」を紹介します。編集部からは「10冊プラスα」という依頼だったのですが、力が入り過ぎてしまい、数えてみたら30冊を超えていました……。 30冊もあると「こんなに読まなきゃいけないの!?」とびっくりするかもしれませんが、全部読む必要はないですよ!(もちろん全部読みたい人は一緒に沼にハマりましょう) 気になったテーマの、気になった一冊だけでも手に取ってみてください。 ▶今すぐ「日史を学び直すための10冊プラス+α」をチェックしたい人はこちら 予備校で授業をしている筆者 皆さんもご存じのように、今も昔も、人

    「渋沢栄一は何をした人か」に即答できない? そんな人が日本史を学び直すための10冊(のつもりだったけど実際は30冊超) #ソレドコ - ソレドコ
    kash06
    kash06 2021/07/08
    オープニングの歴史を学ぶ意味が丁寧で、そこから始めた上で本を挙げるスタイル自体が良かった。急な思い付きではなく、受験のためという大義名分が既に揃ってるはずの生徒へも、改めて伝わりそうな感じがして。
  • 【書評】総勢31人の武人の生涯から南北朝時代を俯瞰できる『南北朝武将列伝 南朝編』 - 明晰夢工房

    南北朝武将列伝 南朝編 戎光祥出版 Amazon 楠木正成や新田義貞・北畠顕家など有名どころから、南部師行・諏訪直頼などちょっとマイナーな人物まで南朝を支えた人物を網羅した。「武将列伝」なので後醍醐天皇や後村上天皇の列伝はないが、執筆陣は全員が日史の専門家なので安心して読める。北条時行の列伝もあるので『逃げ上手の若君』のネタバレをされたくない人はここだけ飛ばしたほうがいいかもしれない。 このは東日から順番に南朝の武将を取りあげているが、「東国武将編」を読むと東北地方が南朝にとって重要な拠点だったことがわかる。後醍醐は北畠顕家を奥州に下向させ、南部師行や南部政長がその統治を支えていたが、顕家はともかくこれら南部氏の活動をよく知らなかったので、かなり楽しめた。師行が拠点とした根城は有名だが、この名称の初出は1618年であり、当時は「八戸城」と呼ばれていたらしいこともこのではじめて知っ

    【書評】総勢31人の武人の生涯から南北朝時代を俯瞰できる『南北朝武将列伝 南朝編』 - 明晰夢工房
  • へび on Twitter: "ヤンキー「オタク!お前アレやれよwww角川文庫のあとがきwwwwww」 オタク「第二次世界大戦の敗北は軍事力の敗北であった以上に私たちの若い文化力の敗退であった…」"

    ヤンキー「オタク!お前アレやれよwww角川文庫のあとがきwwwwww」 オタク「第二次世界大戦の敗北は軍事力の敗北であった以上に私たちの若い文化力の敗退であった…」

    へび on Twitter: "ヤンキー「オタク!お前アレやれよwww角川文庫のあとがきwwwwww」 オタク「第二次世界大戦の敗北は軍事力の敗北であった以上に私たちの若い文化力の敗退であった…」"
  • 老害のおれ思うに、コンビニが街の文化を支えてるんだぜ

    活字中毒が申し上げること おれは街なかでコンビニを見るたびに、「ヨシッ、文化がある」と思う。 コンビニの明かりを見るたびにそう思う。 コンビニのなにが文化なのか。 それは、そこで売られているであろう新聞や雑誌についてである。 それが、おれにとっての「文化らしさ」なのだ。 これに気づいたのはずいぶん前だ。 新しい街に引っ越してきて、そう感じた。 もちろん、そのものを取り扱っている屋、古書店、そっちの方がより「文化らしい」。 会社からの帰り道、寄れる古屋があったときは、「文化があっていい」と思ったものだ。 もっとも、その古屋も潰れてしまった。 街から屋が消えている。 そんなデータは、ちょっと検索したらすぐに出てくるだろう。たぶん。 でも、コンビニにはスポーツ紙と雑誌が置いてある。文化だ。 活字だけが文化なのか? もちろん、コンビニには格的な哲学書だとか、古典文学全集だとか、最新のコ

    老害のおれ思うに、コンビニが街の文化を支えてるんだぜ
  • 【感想】「うつヌケも運のうち」なのか?田中圭一『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』 - 明晰夢工房

    うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち 【電子書籍限定 フルカラーバージョン】 (角川書店単行) 作者:田中 圭一 発売日: 2017/01/19 メディア: Kindle版 サンデルの新刊『実力も運のうち 能力主義は正義か?』が話題だ。一見実力で勝ちとったようにみえる社会的成功に、実は運が大きくかかわっている。このことをサンデルほどの有名人が指摘した意義は大きい。ところで、心の病が治る、快方に向かうことも一種の「成功」だ。だとすれば、「うつヌケも運のうち」なのだろうか。 『うつヌケ』のアマゾンのレビュー欄をみてみると、否定的な評価が少なくない。こので取り上げられている人たちは抜きんでた才能を持っていたり、理解あるパートナーに恵まれている幸運な人たちではないか。自分もうつを患っているがそんな幸運とは無縁だ、なんの参考にもならない……というわけである。今うつの真っただ中にある人はどうしても

    【感想】「うつヌケも運のうち」なのか?田中圭一『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』 - 明晰夢工房
    kash06
    kash06 2021/05/15
    なかなか慎重に書かれた本なのだなぁ、そしてこの感想もまた配慮に目が行き届いた書評なのだろうな。
  • 【書評】殷の女性兵士から兵馬俑の髪型の秘密まで、古代中国史の最新知見を得られる『戦争の中国古代史』 - 明晰夢工房

    戦争中国古代史 (講談社現代新書) 作者:佐藤信弥 発売日: 2021/03/17 メディア: Kindle版 古代中国史の入門書として文句なしにおすすめできるが出た。書『戦争中国古代史』はタイトル通り軍事についての記述が多いものの、殷~前漢の政治史を要領よくまとめているので古代中国史の概説書としても使える一冊になっている。古代中国史の最新知見を盛り込みつつ、殷の女性兵士や武霊王の「胡服騎射」改革の真の目的、「宋襄の仁」が当時の「軍礼」に基づく行為だったことなど、興味深いトピックを数多くとりあげているので、中国史に少しでも関心のある人なら楽しく読みすすめられる内容になっている。 以下、興味を引かれた内容についていくつか紹介する。 殷に「女性兵士」は存在したか 殷の王妃・婦好は「戦う王妃」として有名だ。実際に彼女と軍事とのかかわりを示す甲骨文が出土している。だがこのによれば、殷代に

    【書評】殷の女性兵士から兵馬俑の髪型の秘密まで、古代中国史の最新知見を得られる『戦争の中国古代史』 - 明晰夢工房
  • 自分の内と外とは? 『記憶する体』を読む - 関内関外日記

    記憶する体 作者:伊藤亜紗 発売日: 2020/04/15 メディア: Kindle版 おれが「身体」と書いたら、「からだ」とルビをふるのが正しいと言っておきたい。おれは身体について興味がある。これだけ書くとへんな感じだが、なんというか、自分も含めた人間というものの存在、境界、そんなものに「身体」というものはでかいよな、と思うのだ。昔、「唯脳論」なる言葉がはやって、それも一つの事実ではあるとは思うけれど、人間やっぱり身体あってのものよな、と思うことも少なくないのだ。脳はやはり人間の核と言えるかもしれないが、一方で脳もひとつの臓器にすぎない。そんな感じ。 で、書『記憶する体』である。さまざまな身体欠損などの障害を持った人の語り書きである。あとがきで著者はこう述べている。 ……必ずしも、記憶の蓄積が大切だ! と言いたいわけではありません。むしろ、現にさまざまな当事者の体で起こっている、自然と

    自分の内と外とは? 『記憶する体』を読む - 関内関外日記
    kash06
    kash06 2021/02/14
  • 『歴史に関する本を買いたい中学生・高校生のみんな!悪いこと言わないから岩波・中公・ちくま・講談社現代・平凡社の文庫か新書か選書にしておけ!』-遊牧民氏による中高生向け一般書店に置いてる歴史系選書レーベル紹介-

    遊牧民@候選 @Historian_nomad 中学生がなけなしの2000~3000円だして手に取る、それも大型書店などではなく町中のショッピングモールなどに入ってる小型の「屋」で手に入るレベルのがゴミカスみたいなのばっかだからよくないのではないか。名指しするとあれだから言わないけど猛省しろ(何 2021-02-08 19:07:32 遊牧民@候選 @Historian_nomad 歴史に関するを買いたい中学生・高校生のみんな!悪いこと言わないから岩波・中公・ちくま・講談社現代・平凡社の文庫か新書か選書にしておけ!あとあれば河出かNHKブックス!ほかはちょっと著者を見分けるセンスがないと厳しいから!(何 あと塾講師が書いてるやつはやめろ!いいな!(あっ 2021-02-08 19:18:41 遊牧民@候選 @Historian_nomad 高校生ならたぶん結構な確率で教科書持ってる

    『歴史に関する本を買いたい中学生・高校生のみんな!悪いこと言わないから岩波・中公・ちくま・講談社現代・平凡社の文庫か新書か選書にしておけ!』-遊牧民氏による中高生向け一般書店に置いてる歴史系選書レーベル紹介-
    kash06
    kash06 2021/02/09
    中公新書の落ち着いた緑が大人っぽくて好きだったな。あと、講談社現代新書の柔らかい黄色と、表紙の説明文(うわあ、20世紀の話だ!!!
  • 佐世保の遊郭の本を自費出版した84歳の男性に話を聞いた

    1986年生まれ佐世保在住ライター。おもに地元の文化歴史、老舗や人物などについての取材撮影執筆、紙媒体のお手伝いなど。演劇するのも観るのも好き。とトムヤンクンも好きです。 前の記事:世界一のカスタムナイフ作家から学ぶ「ナイフ入門」 > 個人サイト ヤマモトチヒロのブログ 当時82歳だった著者の350ページの自費出版400冊が完売 平成29年に発行された、山口日都志さんの著書「女性哀史 佐世保遊里考」(芸文堂)。副題にもあるように、懸命に生きた女性たちの記録だ。 明治22年。人口3,700人あまりだった一寒村に鎮守府(海軍の拠点)が設置され、広島の呉や神奈川の横須賀と同じく軍港としてめきめきと発展してきた佐世保。新天地求めて近隣から多くの人々がすみ着き、5年後には人口が2倍近くまで膨れ上がった。 そんなゴールドラッシュさながらな発展の裏には、遊郭を舞台に生計を立ててきた女性たちがいた。

    佐世保の遊郭の本を自費出版した84歳の男性に話を聞いた