将来、自分に合った仕事に就けるように、仕事のやりがいや経営者の思いを高校生の仲間たちに伝えたい。そんな活動を始めた現役女子高校生たちを、「日経トップリーダー」は2014年から応援してきた。サイゼリヤの正垣泰彦会長に「企業理念は何のためにあるの?」「なぜ料理が安いの?」と本音の質問をぶつけたインタビューを3回に渡ってお届けする。 (聞き手は品川女子学院高等部2年の土田千晴さん、山本杏菜さん 、インタビュー写真は共立女子高等学校2年の吉田有沙さん、成澤真子さん) 正垣:最初からすごく大きなテーマだね。まず、人間は何のために仕事をするのか?ということなんだけど。みんな、いい大学に入っていい会社に入って、お金をもらって、幸せになりたいと思うじゃない。それは全部自分のためだよね。でも、違うんだよ。 例えばここにペンがある。なんでペンだと分かるかというと、姿・形がペンだからだよね。 なぜ「企業理念」が