朝のラッシュ時、大勢の人で混み合うJR武蔵小杉駅の横須賀線ホーム JR東日本横浜支社は26日、横須賀線の武蔵小杉駅(川崎市中原区)に新設する下りホームの完成時期を2022年度末ごろと発表した。同線のホームは現在上下線で一つだが、周辺住民の増加による通勤・通学ラッシュ時の混雑が常態化し、対策が急がれている。 箱根登山鉄道、7月下旬に運転再開へ 予定を前倒し 新ホームの利用開始は当初23年度を予定していたが、前倒しする。国土交通省の認可が下りたため4月に着工する。完成後、現在のホームは上り専用に切り替え、片側を柵でふさぐ。新ホームも片側のみを利用するため、線路の本数は上下線1本ずつで変わらない。 同支社によると、朝のラッシュ時、上下線の利用客はおおよそ7対3の割合という。このため、上り専用となる既存ホームでは30%程度の混雑緩和が見込まれる。また、新たなホーム付近には改札口が新設される。 新ホ
「大師橋」の駅名看板を取り付ける作業員ら=14日午前1時半、川崎市川崎区 14日からの6駅の名称変更に伴い、京急電鉄(横浜市西区)は同日未明の終電運行後、駅名看板などの付け替え作業を各駅で一斉に実施した。 作業は、6駅の前後の駅なども含め旧駅名の表示がある22駅が対象。このうち「大師橋」に改称された産業道路駅(川崎市川崎区)では、新旧の駅看板をスマートフォンで撮影する鉄道ファンの姿も見られた。 駅名変更は、同社の創立120周年記念事業の一環。沿線の小中学生から駅名案を募集して決めた。花月園前が「花月総持寺」、仲木戸が「京急東神奈川」、新逗子が「逗子・葉山」、羽田空港国内線ターミナルが「羽田空港第1・第2ターミナル」、羽田空港国際線ターミナルが「羽田空港第3ターミナル」にそれぞれ変わった。
翌日からの名称変更を前に、駅名表示を撮影する人たち 京浜急行電鉄がダイヤ改正で6駅の名称を一斉に変更するのを前に、現在の駅名を記録しようと、「最終日」の13日、対象の各駅では駅名表示をカメラに収める人たちでにぎわった。 変更されるのは次の6駅(括弧内は新駅名)。 駅名変更、新駅名浸透へスタンプラリー 京急線6駅 ▽羽田空港国際線ターミナル(羽田空港第3ターミナル) ▽羽田空港国内線ターミナル(羽田空港第1・第2ターミナル) ▽産業道路(大師橋) ▽花月園前(花月総持寺) ▽仲木戸(京急東神奈川) ▽新逗子(逗子・葉山) 横浜市神奈川区の仲木戸駅では、カメラを手にした鉄道ファンや、電車を降りた利用者らが「仲木戸」と記された現在の駅名表示を熱心に撮影していた。
線路上に設置された箱根登山ケーブルカーの新型車両(箱根登山鉄道提供) 箱根登山鉄道は20日、強羅-早雲山をつなぐ「箱根登山ケーブルカー」の運行を再開する。駅舎改良や車両更新などに伴い、昨年12月から運休していた。7、8の両日には、新型車両を線路上に設置する作業を行った。 1995年3月以来、25年ぶりに更新される車両は赤色2両と青色2両の2編成。スーツケースなど大きな荷物を持ち込めるよう、車内のボックス席を長いすに変更。液晶ディスプレーも設置し、日英中韓4カ国語で案内を表示する。 設置作業では、1両(約8・5トン)ずつクレーンでつり上げ、線路にゆっくりと置いた。同社は「新しい車両をぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。
昨年6月に起きた横浜市の新交通システム「金沢シーサイドライン」の逆走事故で、運輸安全委員会は27日、経過報告書を公表した。進行方向をモーター制御装置に伝える車両内部の電線が断線したことが逆走の原因の一つと指摘。車両メーカーが製造時に電線を適切に配線していなかったことも新たに判明した。 【動画】シーサイドライン逆走、新杉田駅で衝突 重軽傷14人 報告書で、委員会は断線の原因について、電線の束と車両の金属製部材が接触しており、走行中の振動などによって絶縁体が徐々に摩耗した、と指摘。束の保護材も不十分で、メーカーは作業後、配線の検査をしていなかった。 再発防止策として、電線と車両の部材に十分な間隔を空けて配線し、作業員に注意喚起するよう、メーカーに求めた。委員会は今後、車両の設計過程などをさらに調査し、最終報告書を取りまとめる方針。 事故は昨年6月1日に起きた。始発の新杉田駅(同市磯子区)を午後
6月に運行開始予定の連節バス「ベイサイドブルー」 横浜市は10日、6月から都心臨海部で運行を開始する連節バス「ベイサイドブルー」を報道陣らに公開した。横浜駅東口を起点、横浜港・山下ふ頭を終点に、ベイエリアの主要施設を巡る。市は、輸送力の向上とともに、街のシンボルになることを期待している。 車両は全長約18メートルで、定員113人。水際線をイメージさせる青色の車体が目印だ。連節バスでは国産1号となるハイブリッドバスで、日野自動車といすゞ自動車が共同開発した。市は計約4億円をかけ、4台を導入した。 午前10時から午後7時台まで、パシフィコ横浜、新港ふ頭、横浜赤レンガ倉庫、大さん橋などを経由。30分間隔で運行する。市は4月ごろ、バス停の位置や運賃などの詳細を発表する予定。 車両発表会は新港ふ頭客船ターミナル「横浜ハンマーヘッド」(同市中区)で行われ、平原敏英副市長は「回遊性の向上やにぎわいづくり
「開かずの踏切」とされているJR南武線の平間駅前踏切=川崎市中原区(画像の一部を修正しています) 朝夕を中心に“開かずの踏切”となっているJR南武線「平間駅前踏切」(川崎市中原区)の遮断時間が、1時間あたり8分程短縮される見通しになった。JR東日本横浜支社が2020年度末をめどに遮断機の新システムを導入することを公表。平間駅の停車列車と通過列車を判別した上で効率よく開閉することが可能となり、不便な状況の解消へ向け一歩を踏み出す。 同支社が導入予定の新システムの名称は「賢い踏切」。従来は同駅に停車する列車と通過する快速列車を区別せずに遮断機を開閉していたが、これを識別することで同駅に停車する下り列車の警報開始点を遅らせることが可能となった。 現在1本当たり2~3分程度を要している遮断時間が、27秒ほど短縮される見込みという。新システムの導入には平間駅の停車位置を10メートル川崎寄りに変更する
土砂崩れの影響で線路などが流失した現場=11月6日撮影 台風19号で甚大な被害を受けた箱根登山鉄道の復旧を後押ししようと、箱根町は25日、「ふるさと納税」制度を活用した支援に乗り出す方針を明らかにした。全国屈指の観光地「箱根」の知名度を生かし、鉄道ファンを中心に支援の輪を広げていく。町への寄付の一部を支援に充てる形で、2020年1月6日から半年ほど受け付ける予定だ。 「箱根を訪れた観光客や全国の鉄道ファンに力を貸してほしい」 町は、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で寄付を呼び掛ける。同サイトの「箱根町」のページで、寄付の使い道を選べる項目に同鉄道の復旧支援を追加。返礼品も受け取れる。目標額は設定せず、集まった寄付は同鉄道への支援金のほか、沿線に植えるアジサイの苗木贈呈にも充てる予定という。納付書による寄付も受け付ける。 町は「多くの住民や観光客が利用する大切な交通手段」の復旧支援策を
平日の夕刻に横浜駅の西口を行き交う人々。駅構内に入るとすぐに相模鉄道の改札口がある=横浜市西区 横浜駅の西口に開店しておよそ10年のたい焼き店がある。改札口が近い相模鉄道(横浜市西区)の利用者を含め、連日500人以上が訪れるという。 平日の昼すぎ、年配の女性が手土産用にと3個を買い求め、きびすを返して駅に戻っていった。見送る男性店長の表情はどこかさえない。 「直通線でお客さんが減るのが不安です」 相鉄とJR東日本(東京都)の直通線が走りだすと、横浜駅西口の来街者が減る-。 なぜか。横浜駅が必ずしも相鉄の終着駅ではなくなるからだ。 例えば相鉄線二俣川駅から最短で新宿駅へ行く場合、従来は横浜駅で乗り換えなければならなかったが、その必要がなくなる。東京都心方面へ向かう利用者の一定数が直通線に切り替える分、横浜駅を使う人が減る。 横浜駅には国内最多の6鉄道事業者が乗り入れ、昨年度の乗降客は1日約2
新設された羽沢横浜国大駅。相模鉄道が管理・運営し、JR東日本と共同使用する=横浜市神奈川区羽沢南2丁目 ホームに降り立った相模鉄道(横浜市西区)の運転士は、緊張の面持ちで深々と頭を下げた。待ち受けていたJR東日本(東京都)の乗務員が敬礼で応じ、列車に乗り込んでいく。運転士は口を真一文字に結んだまま、その背中をじっと見詰めていた。 今月7日の試乗会。報道陣を乗せた相鉄の新型車両が、開業前の羽沢横浜国大駅(同市神奈川区)に止まった。ここから新宿方面へ向かうため、JRの乗務員と交代する。そのたった数十秒の場面に、相鉄の積年の悲願が込められていた。 相鉄とJRの直通線が30日に走りだす。新宿駅まで乗り換えなしでつながり、相鉄にとって「遠かった東京」がぐっと近づく。 2017年に創立100周年を迎えた相鉄グループ。鉄道や不動産、流通、ホテルと事業は多岐にわたり、売上高は2600億円規模を誇る。 しか
「聞いたことはあったけど…」 相鉄ホールディングス(HD、横浜市西区)が10月下旬に東京・新宿のレストランで開いたイベント。都内に住む主婦の佐藤ともみ(37)は友人と顔を見合わせ、苦笑いを浮かべた。「具体的なイメージは浮かばないです」 県内では広く知られる相鉄だが、路線がない東京での認知度は低い。 33・1%。2016年度の調査で相鉄について「よく知っている」「どこを走っているかは知っている」と答えた都内在住者の割合だ。首都圏の大手私鉄9社では最下位。「全く知らない」という回答も2割近くと突出して多かった。 社員は口々に嘆息を漏らす。漢字が似ているためか「相撲(すもう)鉄道」と誤読されることも少なくない、と。
報道陣に公開された京急大師線の産業道路駅地下ホーム=2019年1月 川崎市が進める京急大師線の連続立体交差事業の一環で、3月にホームが地下化された産業道路駅(川崎区)の新駅舎の完成が2年延び、2021年度末にずれ込むことが20日、明らかになった。市が同日の市議会まちづくり常任委員会で報告した。 市道路整備課によると、工事を進める京急電鉄から工期の2年延伸とともに、追加工事や物価高騰に伴う事業費の増加も伝えられた。物価高騰だけでも約20億円の増加が見込まれるという。 同事業は、京急大師線の小島新田-鈴木町間の約2・4キロを地下化し、同区間に10カ所ある踏切を撤去して交通渋滞の解消を図るもの。このうち小島新田-東門前間の地下トンネル(約960メートル)は3月に供用を開始し、間にある産業道路駅も現駅舎を暫定利用する形で地下化された。 同区間の地下トンネルの完成は当初、18年前半を予定していたが、
トラックと衝突し傾いた車両=9月5日午後1時ごろ、横浜市神奈川区 横浜市神奈川区の京急線の踏切で9月、下り快特電車(8両編成)と大型トラックが衝突し、トラックの男性運転手=当時(67)=が死亡、乗客ら37人が負傷した事故で、電車の20代の男性運転士が、踏切から340メートルの地点にある発光信号機の点滅を視認して踏切内の異常を察知し、手動の非常ブレーキをかけたとの趣旨の話をしていることが25日、捜査関係者への取材で分かった。 京急電鉄によると、トラックが立ち往生した踏切では障害物検知装置が作動。異常を知らせる発光信号機が点滅した。発光信号機は踏切から手前10メートル、130メートル、340メートルの地点にある。340メートルの信号機の点滅は、踏切から600メートルの地点から視認できるといい、京急はここで非常ブレーキをかければ、最高速度の時速120キロで走行していても踏切までに止まれる設計にな
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