米国テキサス州オースティンで毎年3月に行われる「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」。音楽祭や映画祭に加え、新興企業の展示会や講演会などが行われ、最新の事業アイデアや技術のトレンドを知る上でチェックが欠かせないイベントとなっている。 そのSXSWが、2019年のテクノロジートレンドを発表した。今回は、その中でもCXの領域に携わる方々が知っておくべきトレンド5つを選んで紹介する。 「輸送革命」や「サブスクリプションサービス」の他、「キュレーションにおける人間の手の必要性」や、「デジタル時代だからこその信頼性の担保」など、テクノロジーの時代だからこそのアナログな価値の重要性も説いている。事例も交えつつ解説していきたい。 デジタル時代だからこそ、信頼を積み重ねる 1つ目のテクノロジートレンドは、「デジタルへの不信感の克服」だ。 消費者はデジタル・テクノロジーに頼る一方で、不信感も持つように