香川県善通寺市特産の四角いスイカの出荷が25日、同市中村町のJA香川県筆岡集荷場で始まった。1辺18センチの立方体に育ったスイカ約250個が並べられ、一つ一つ箱詰めにした。 収穫前の2週間ほど、強化プラスチックの枠に入れて育てる。傷がつきやすく、間引く量も多いため、丸いスイカと比べて収穫は2~3割程度に減る。主に観賞用として東京や大阪の百貨店のほか、近年は商社を通じて海外にも出荷。国内では一つ1万3千円ほどだが、昨年はロシアで8万円以上(当時の日本円換算)の値がついたという。 JA香川県善通寺西瓜(すいか)部会長の山下敏行さん(67)は「5月の異常な高温と夜の冷え込みで生育環境は悪かったが、なんとか昨年並みを確保できた」と話す。出荷作業は7月中旬まで続くという。
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