監督:本広克行 出演:柴咲コウ 公式サイト 池袋シネマサンシャシンにて。 初日にもかかわらず、客は50人ばかり。配給東宝、製作フジテレ ビ、監督本広克行、主演柴咲コウという最強の(最悪の)布陣でこの入り……本格的に邦画バブルの終わりを感じずにいられない。それともドラゴンの祟 りだろうか。劇中、一度でもブルース・リーの映画を見たことがある人にはとうてい許し難いシーンがあるので、思わずブルース・リーを舐めるな! と呟いてしまったのである。 この映画、カンフーを舐めてるだけじゃなく、ラクロスに対してもたいがい失礼だと思われる(ゲームのルールすらわからない)。こんなのに協力しているラクロスU- 19日本代表チームこそいい面の皮だ。しかしそれよりもまず話の意味がわからない。これ、最大の敵が仲村トオル演じる悪の学校長なのだが、彼は「今時、売り物になるのは美だけだ!」とか言って、富士山麓にある大学の宣伝
ギッチョさんのツッコミ*1に対して何一つ弁解の余地が無い。 『「UDON」大好き!「スシ王子」おもろい!』と自他共に認めるゲテモノ食いの俺だが、上映中こんなに暗澹たる気持ちになったのは久しぶりだ。隣の席に親子が座ってたんだが、オスガキが上映中に母ちゃんに向かって「何で?何で?」と質問連発しまくりでいつもなら軽く顔面パンチのところ、いっしょになって母ちゃんに「何で?」と聞くところだった。 とりあえず、今まで本広映画を褒めてきて御免。と、全人類に謝罪したくなる出来。いや、俺は映画を舐めてた。真の名作を作るのが難しいのと同じく、真の駄作というのもそう簡単に作ることはできないと思っていたのに(ウーヴェ・ボルにこのレベルの作品は無理)、それがこうあっさりと目の前に出されると自分の映画観が軽く揺らぐ。ありとあらゆる駄目な要素がお互いの駄目さを損なう事無く完全な不協和音を奏でる奇跡の作品。つまらないとか
ちょー観たかった『チョコレート・ファイター』をやっとDVDで鑑賞した。 なんで今頃DVDで観たかというと、新潟では上映していなかったからである。一体、誰がタイ製のアクション映画は当たらないと決め込んだのだろうか、とにかく上映をしないと決めたヤツは今すぐにでも首をくくってもらいたい。 ピンゲーオ監督の出世作『マッハ!!!!!!!!』をスクリーンで観た時はいろんな想いが入り交じってしまって、まともに観られなかった。驚異的な身体能力を持ったトニー・ジャーによるスタントと、ガチなムエタイアクション、そしてタイ人のアイデンティティを全面に押し出したストーリーが結実した傑作なのは充分過ぎるほどに伝わるんだけれど、どっかで、「まだこんなもんじゃないよな」という感情もあって、トニー・ジャーのプロモーションとしては最適なのだけれど、映画として「もう一声!」というようなもどかしさがあったのも事実だ。 そこへい
金沢からの帰り。新潟某市の国道8号線沿いのゲームセンターに立ち寄ったら、こんな看板が入口にあった。 「暴力団はお断り」とかよくある注意書きなわけだが、「ん?」と思って足を止めた。 暴力団、暴走族、悪戯目的の方、飲酒された方に混じって、右翼も入店はダメなのだそうな。犯罪者や悪戯野郎には「〜の方」などとつくが右翼は呼び捨てである。 よく考えてみるとすごい基準だ。これだと勝谷誠彦氏や櫻井よしこ氏、小林よしのり氏とかは入店しようとすると、呼び止められるのかもしれない。「お前、有名な右翼だな。帰れ、帰れ」などと。共産党が経営してるんだろうかと、ちょっと考えてしまった。ヤクザやゾクや犯罪者と同列に記しちゃうところもすごい。「おい、右翼。止まらんかい」みたいな力強さを無駄に感じてしまった。 写真を撮ってる最中に思ったのだが、ひょっとすると入店前に思想のチェックでもされるのだろうかとどきどきしてしまう。た
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