演出と主演を兼務する映画監督として、チャップリン、オーソン・ウェルズと並び称される ウディ・アレンは、最新作『トゥ・ローマ・ウィズ・ラブ』まで43本の作品を世に出していますが、 その中で42本目になる本作は、アレンが演出だけに専念した11本目の作品になります。 アレンは、40本目の記念作「人生万歳!」完成後に、英タイム誌のインタビューで、 好きな自作は何かと質問されて、選んだ6本の作品中、「カイロの紫のバラ」「ブロードウェイと 銃弾」「マッチポイント」「それでも恋するバルセロナ」と未出演作が4本も含まれていますが、 私も、風采の上がらない、神経質で理屈っぽいインテリ役を十八番とするアレンの出演(ビジュアル 的にも辛いものがある)する、都会的日常を切り取った気障な作品よりも、ファンタジー色の強い 作品の方が好きで、本作も、1920年代の雨降るパリと芸術家たちに心酔している売れっ子の 脚本家が
s.raymondさんに触発されて、いくつか調べてみました。村上春樹氏の翻訳に驚くことが判明しました。私もレイモンド・チャンドラーの大ファンなのです。驚いたのは、異常と思われるほどの修正の多さです。 村上春樹氏に翻訳による「ロング・グッドバイ」の上製本が出版されたのは2007年3月10日のことです。そして2年後の2009年3月15日には「軽装版」と称する改定版が出版されます。「軽装版」とは珍しいことをすると思い、調べてみると、1頁目だけで7カ所もの修正があったことです。気になって追ってみると、なんと1冊で、約750カ所もの修正がみつかりました。こんなことってあるのでしょうか。上製本を買わされた人のことをどう考えているのでしょうか。 さらにその1年半後の2010年9月15日には、同「文庫本」が出版されます。私は引き続き、その修正が気になりました。今度はなんと「軽装版」から「文庫本」の際も約1
他の方のレビューをご参照頂ければわかる通り、1つの文章を99のヴァリエーションで描いた本書であるが、 72 だぐでん 78 らぞなぞね 79 ぱぴぷぺぽ 81 ちんぷん漢文 …… 等、写経する価値も無いような文章の表現が多数ある。 尤もそれを価値が無いと切り捨てるのはあまりに浅はかな所感ではあるかも知れないが、上記にあげた例のひとつ ちんぷん漢文に至っては最早日本語ですらないことに首を傾げざるを得ない。 私は、書くほどに炙り出される自分の文章の稚拙さを是正したくレビューで絶賛されていた本書の購入に至ったが 数ページ読んだだけで激しく後悔をしてしまった。 文体の練習をしようにも活用できるような文章がほとんど無いのだから。 こんな謎々めいた文章を真似て練習しようものならば回りくどく意味が通らない悪文が身に付いてしまう危険さえ感じた。 純文学的な視点でみれば面白い試みなのかもしれない。だが、タイ
74年発表。 公式には、次作がラスト・アルバムですが、バンドとしては、実質的な意味で本作が最後と思われます。 ピーター・フランプトン脱退、デイヴ・クレムソン加入のメンバー・チェンジを経て、「スモーキン」、「イート・イット」と傑作(後者については異論もありますが・・・)を連発して来たバンドですが、メンバー間の方向性の迷いか、本作は前の二枚に比べると、ややパワーが落ちているのが否めません。 その理由は強力なオリジナル曲の不在が大きいと思われます。 全12曲中7曲がカバーという割合で、正直タイトル曲以外のオリジナルは、ややインパクトに欠けます。 一方で、カバー曲に関しては円熟の域に達していて、名演と呼ぶに相応しい内容です。 中でも、R&Bテイスト溢れるマリオットの歌唱と引き締まったバックの演奏も素晴らしい(8)、グレッグ・リドレーの表情豊かな歌唱、マリオットが、さりげないながら印象的なコーラスで
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