ハーバード大学法学大学院(Harvard Law School)のBerkman Center for Internet and Societyは、中国におけるインターネットフィルタリングの状況を実地調査によって明らかにした最新レポート「Empirical Analysis of Internet Filtering in China」を発表した。世界でもトップレベルとされる中国の厳しい言論統制の実態が紹介されている。 同レポートの発表にあたって、今年5月-11月にかけて、国際電話で中国においてサービスを提供しているISPのダイヤルアップアカウントへアクセスする方法、または、実際に中国国内のさまざまな地点からオープンプロキシサーバへ接続する方法を用いて、インターネット利用の実地調査が行われた。米国内で同時間に普通に利用できるWebサイトが、中国の2カ所以上の地点で、2回以上アクセスできない