iPhoneアプリのメモリ管理 その1で、リファレンスカウンタ方式のメモリ管理の事を、iPhoneアプリのメモリ管理 その2でautoreleasepoolの事を書きました。 その3は@propertyです。 @propertyとメモリ管理の話をする前に、オブジェクト指向の基本的な考え方であるカプセル化についての理解が必要です。 オブジェクトとは、データと手続きをある単位でまとめたものですが、オブジェクトの独立性を高める為に、オブジェクトの内部構造を隠蔽する事がカプセル化です。 例えば、車を表すオブジェクト(クラス)が有ったとして、ガソリンの残量、消費量、走行距離、燃費のデータを管理しているとします。 燃費のデータは、外部のクラスからは取得/参照は自由に行っても問題となりませんが、自由にセットされると、走行距離やガソリンの消費量などの他のデータと矛盾が起きます。 こういった事が起きないよう
![iPhoneアプリのメモリ管理 その3](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0304001a5dc04acbaa5a0f21984fa5f367ec3061/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fpopino.net%2Flogo.jpg)